日本の昭和期の戦争への流れについて
- 2016/06/04
- 07:43
日本の昭和期の戦争への流れについて
先の記事とも関連しますが、祈りの和記事でも、
「今ほんとうに、世界情勢は昭和の初期の、ほんとに第二次世界大戦に突入したように、少しずつ少しずつそこに向けてうごいております。そこに大恐慌みたいなことが起きれば、ほんとうに第三次世界大戦に向かっていく流れが、世の中では動いております」
という内容が多く見られます。
それだけ、今、ほんとうに注意を促されているということだと思います。
これについては、現実の状況を見ても、もう、はっきり見えてきたといっていいくらい、現実に動きが表面化していますので、書いておきます。
本当に、みなさんの親、祖父母などで経験している方もいるかと思いますが、第二次世界大戦のようになってしまわないように、今、相当な注意、意識、行動が必要だと思います。
昭和初期、多くの国民が気づかないうちに、軍事体制を敷き、成人男子は外地に出兵して亡くなり、民間人は空襲で、多くの命が失われる結果となりました。
本土決戦になっていたら、日本はなくなっていたかもしれません。
(本土決戦していれば米国に勝てた、なんていう団体も日本にはあるそうですが、とんでもない話だと思います。当時、原爆を九州各県に投下する計画もありました。
本土決戦前の、日本兵犠牲者の60%(140万人)が餓死者で、これは他国に類を見ない数字と言われています。
本土決戦をすれば、民間含めた餓死者が相当出たのではないでしょうか。
勝てないのを勝てると言い、攻撃するのは、非常に危険です。)
では、日本はどうして戦争に入っていったのか、何が起こってこうなったのかを説明したいと思います。
昭和3年の張作霖爆殺事件が起こります。
日本が満州国に立てていた元帥(張作霖)を中国の仕業として殺害した事件でした。
これにより日本は中国との戦争へ歩をすすめることになっていきます。
昭和4年、金解禁、アメリカのブラックマンデーの影響による大不況
これにより日本の金(国の富)が流出し、日本の信用、円の値段が落ちていきます。
金解禁は、「諸外国は金本位制をとっている」「日本企業に国際競争力をつけさせる」「業績不良の企業を淘汰する」などといって推進されました。
このあたり、今の年金やゆうちょなどのアメリカへの資産流出、小泉政権時の金融ビッグバンとよく似ています。
同時に増税、財政縮減も行い、中産階級以下は疲弊します。
(あえて不況にもっていっているようにも見えます。)
結局、日本の金は大量に流出、円高になり輸出品の値段が下落、インフレで食料が高くなり、国民は飢えます。
そして日本経済は疲弊し、各地で公娼への身売り、自殺者も増加します。
そんな中、日本では、「日本が満州へ進出し、満州開発で国力が上がり、豊かになれば、失業の心配、娘の身売りもなくなる」と考え、関東軍の満州侵略を認める機運が高くなりました。「満蒙は日本の生命線」が当時のスローガンになりました。」
こうやって、金解禁でなかば作為的ともとれる貧困を作り、国民が戦争を認める世論をつくった歴史が過去に実際にありました。
そして、貧困を打破するためとして、中国と泥沼の勝ち目のない戦争を国民は支持し、入っていきます。
(日本の人口や国力から、中国との戦争で勝ち目のないことは、明らかでした。にも関わらず、日中戦争を起こしてしまいます。)
昭和6年に満州事変、第一次上海事変と大陸へ攻撃を仕掛け、昭和11年の2.26事件では、国内財政を立て直そうとした、高橋是清ら反戦派が殺害されます。
その後、戦争はエスカレートし、昭和12年の盧溝橋事件、南京総攻撃、昭和13年から6年間の重慶無差別爆撃を行います。
これで日本は国際社会を敵に回し、昭和16年真珠湾攻撃(米英との戦争)に入っていきました。
過去と同じ間違いをしないためにも、このような世相の流れがあったことを知り、今後十分注意して、戦争を回避すべきと考えます。ほんとうに似た流れになってきていますので。
一般国民としては、無関心(現状を楽観視すること。政府首脳が何をしようとしているか見なかったこと)、貧困、パニックに注意です。
それが知らず知らずのうちに戦争容認、推進に変わっていくからです。
国としては、どんなに楽観的な助言、進言があっても戦闘をしないこと。
先制攻撃、強力な武器の使用は厳に慎むべきです。後に引けなくなります。
繰り返しますが、そして、国民は憎しみや恐怖、楽観を煽られないことです。
その前に、安定的な経済を維持することもとても大切です。
(上記昭和史「仕組まれた昭和史」 副島隆彦2008.7.30 などより)
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事です。
先の記事とも関連しますが、祈りの和記事でも、
「今ほんとうに、世界情勢は昭和の初期の、ほんとに第二次世界大戦に突入したように、少しずつ少しずつそこに向けてうごいております。そこに大恐慌みたいなことが起きれば、ほんとうに第三次世界大戦に向かっていく流れが、世の中では動いております」
という内容が多く見られます。
それだけ、今、ほんとうに注意を促されているということだと思います。
これについては、現実の状況を見ても、もう、はっきり見えてきたといっていいくらい、現実に動きが表面化していますので、書いておきます。
本当に、みなさんの親、祖父母などで経験している方もいるかと思いますが、第二次世界大戦のようになってしまわないように、今、相当な注意、意識、行動が必要だと思います。
昭和初期、多くの国民が気づかないうちに、軍事体制を敷き、成人男子は外地に出兵して亡くなり、民間人は空襲で、多くの命が失われる結果となりました。
本土決戦になっていたら、日本はなくなっていたかもしれません。
(本土決戦していれば米国に勝てた、なんていう団体も日本にはあるそうですが、とんでもない話だと思います。当時、原爆を九州各県に投下する計画もありました。
本土決戦前の、日本兵犠牲者の60%(140万人)が餓死者で、これは他国に類を見ない数字と言われています。
本土決戦をすれば、民間含めた餓死者が相当出たのではないでしょうか。
勝てないのを勝てると言い、攻撃するのは、非常に危険です。)
では、日本はどうして戦争に入っていったのか、何が起こってこうなったのかを説明したいと思います。
昭和3年の張作霖爆殺事件が起こります。
日本が満州国に立てていた元帥(張作霖)を中国の仕業として殺害した事件でした。
これにより日本は中国との戦争へ歩をすすめることになっていきます。
昭和4年、金解禁、アメリカのブラックマンデーの影響による大不況
これにより日本の金(国の富)が流出し、日本の信用、円の値段が落ちていきます。
金解禁は、「諸外国は金本位制をとっている」「日本企業に国際競争力をつけさせる」「業績不良の企業を淘汰する」などといって推進されました。
このあたり、今の年金やゆうちょなどのアメリカへの資産流出、小泉政権時の金融ビッグバンとよく似ています。
同時に増税、財政縮減も行い、中産階級以下は疲弊します。
(あえて不況にもっていっているようにも見えます。)
結局、日本の金は大量に流出、円高になり輸出品の値段が下落、インフレで食料が高くなり、国民は飢えます。
そして日本経済は疲弊し、各地で公娼への身売り、自殺者も増加します。
そんな中、日本では、「日本が満州へ進出し、満州開発で国力が上がり、豊かになれば、失業の心配、娘の身売りもなくなる」と考え、関東軍の満州侵略を認める機運が高くなりました。「満蒙は日本の生命線」が当時のスローガンになりました。」
こうやって、金解禁でなかば作為的ともとれる貧困を作り、国民が戦争を認める世論をつくった歴史が過去に実際にありました。
そして、貧困を打破するためとして、中国と泥沼の勝ち目のない戦争を国民は支持し、入っていきます。
(日本の人口や国力から、中国との戦争で勝ち目のないことは、明らかでした。にも関わらず、日中戦争を起こしてしまいます。)
昭和6年に満州事変、第一次上海事変と大陸へ攻撃を仕掛け、昭和11年の2.26事件では、国内財政を立て直そうとした、高橋是清ら反戦派が殺害されます。
その後、戦争はエスカレートし、昭和12年の盧溝橋事件、南京総攻撃、昭和13年から6年間の重慶無差別爆撃を行います。
これで日本は国際社会を敵に回し、昭和16年真珠湾攻撃(米英との戦争)に入っていきました。
過去と同じ間違いをしないためにも、このような世相の流れがあったことを知り、今後十分注意して、戦争を回避すべきと考えます。ほんとうに似た流れになってきていますので。
一般国民としては、無関心(現状を楽観視すること。政府首脳が何をしようとしているか見なかったこと)、貧困、パニックに注意です。
それが知らず知らずのうちに戦争容認、推進に変わっていくからです。
国としては、どんなに楽観的な助言、進言があっても戦闘をしないこと。
先制攻撃、強力な武器の使用は厳に慎むべきです。後に引けなくなります。
繰り返しますが、そして、国民は憎しみや恐怖、楽観を煽られないことです。
その前に、安定的な経済を維持することもとても大切です。
(上記昭和史「仕組まれた昭和史」 副島隆彦2008.7.30 などより)
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事です。
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