オバマ大統領が広島を訪問。その後日本に目指してほしい方向について
- 2016/05/10
- 09:01
オバマ大統領が広島を訪問。その後日本に目指してほしい方向について
新聞報道等によると5月27日、伊勢志摩サミットの後に被爆地・広島を訪問する予定とのことです。
オバマ大統領は、これまでも再三、安倍首相には、2014年にも、プルトニウムを返還するように要求していました。日本は、約44トン(なんと、核兵器5000発分)ものプルトニウムを保有しているそうです。
(なかなか返さないところなどから、危険視されていると思います。)
そして、最近ようやく、3月21日に、返還合意後はじめて、そのごく一部の、プルトニウム331キロ(核兵器40~50発分に相当)を返還したとの報道がありました。
そして、日本の核戦略について、できたら効果的な戦略がありましたので掲載します。
こういう方向を日本が明確に示したなら、実は、日本の安全はより保たれると思います。
(第二次世界大戦で、アジア各地で日本は戦争しました。
その日本が核兵器を持つことに対する、世界の警戒は、日本人が想像している以上と思います。)
核兵器は、持てばいい、というものでもありません。先の記事にも書きましたが、
例えば、北朝鮮が核やミサイル実験をしなければ、周辺国はもっと寛大に支援、交流するのではないでしょうか。
人間は、「怖いから支援しよう」ではなく、「危ないから早く潰したい」と思ってしまうものではないでしょうか。
下記 孫崎享著「日本人のための戦略的思考入門」から
日本が、核についてとったほうがよい戦略について示します。(P245など)
第二次大戦以降、核兵器はなぜ使用されなかったのか。軍事的に意味がなかったわけではない。
米国は、朝鮮戦争、ベトナム戦争で核兵器の使用を検討した。
しかし核兵器は非道徳的であるという、国際的に共通した認識がある。
そこで、日本は唯一の被爆国として、今後ともその認識の強化に貢献することが望ましい。
(ここからが注目です。やるべきことは、たった一言です。)
「非核保有国に対する核攻撃を行わないことを、国際的ルールとして確立する。」
アメリカと連携して、「非核保有国への核攻撃を行わないこと」の国際ルール化することは可能だと思います。
当然、非核保有国を巻き込みます。
1968年に、日本は、非核保有国についての、核不拡散についての決議を行っています。この流れを今後、発展させるのです。
下記、上記本から追記です。
米国としては、核の不拡散を実施したいと考えている。それを許せば、米国を中心とする国際秩序が一気に壊れる。それは米国益に反するから。
米国は、今の秩序を壊されると非常に困るから、非核保有国への核攻撃は認めないのです。
なので、非核国への核攻撃禁止の取り決めを日本から提案すれば、スムーズに受け入れられる可能性があります。
日米主導で「非核保有国への核兵器不使用協定」締結を検討する価値があります。
掲載記事筆者:ミロク会・政治経済記事 担当者
新聞報道等によると5月27日、伊勢志摩サミットの後に被爆地・広島を訪問する予定とのことです。
オバマ大統領は、これまでも再三、安倍首相には、2014年にも、プルトニウムを返還するように要求していました。日本は、約44トン(なんと、核兵器5000発分)ものプルトニウムを保有しているそうです。
(なかなか返さないところなどから、危険視されていると思います。)
そして、最近ようやく、3月21日に、返還合意後はじめて、そのごく一部の、プルトニウム331キロ(核兵器40~50発分に相当)を返還したとの報道がありました。
そして、日本の核戦略について、できたら効果的な戦略がありましたので掲載します。
こういう方向を日本が明確に示したなら、実は、日本の安全はより保たれると思います。
(第二次世界大戦で、アジア各地で日本は戦争しました。
その日本が核兵器を持つことに対する、世界の警戒は、日本人が想像している以上と思います。)
核兵器は、持てばいい、というものでもありません。先の記事にも書きましたが、
例えば、北朝鮮が核やミサイル実験をしなければ、周辺国はもっと寛大に支援、交流するのではないでしょうか。
人間は、「怖いから支援しよう」ではなく、「危ないから早く潰したい」と思ってしまうものではないでしょうか。
下記 孫崎享著「日本人のための戦略的思考入門」から
日本が、核についてとったほうがよい戦略について示します。(P245など)
第二次大戦以降、核兵器はなぜ使用されなかったのか。軍事的に意味がなかったわけではない。
米国は、朝鮮戦争、ベトナム戦争で核兵器の使用を検討した。
しかし核兵器は非道徳的であるという、国際的に共通した認識がある。
そこで、日本は唯一の被爆国として、今後ともその認識の強化に貢献することが望ましい。
(ここからが注目です。やるべきことは、たった一言です。)
「非核保有国に対する核攻撃を行わないことを、国際的ルールとして確立する。」
アメリカと連携して、「非核保有国への核攻撃を行わないこと」の国際ルール化することは可能だと思います。
当然、非核保有国を巻き込みます。
1968年に、日本は、非核保有国についての、核不拡散についての決議を行っています。この流れを今後、発展させるのです。
下記、上記本から追記です。
米国としては、核の不拡散を実施したいと考えている。それを許せば、米国を中心とする国際秩序が一気に壊れる。それは米国益に反するから。
米国は、今の秩序を壊されると非常に困るから、非核保有国への核攻撃は認めないのです。
なので、非核国への核攻撃禁止の取り決めを日本から提案すれば、スムーズに受け入れられる可能性があります。
日米主導で「非核保有国への核兵器不使用協定」締結を検討する価値があります。
掲載記事筆者:ミロク会・政治経済記事 担当者