原発は、今黙認すれば、日本という国を何世代も害することについて
- 2016/05/10
- 08:30
原発は、今黙認すれば、日本という国を何世代も害することについて
3.11当時は、あれほど、原発の危険性を認識していたはずなのに、5年と経たないうちに、昨年8月の川内原発を皮切りに、日本の原発は再稼働してしまいました。(現在2基稼働。今後も再稼働見込の原発があります。日本が原発を停止できるか否か、今、ぎりぎりの状況です。)
報道もされないし、原発のことなど日常生活で、あまり思うこともないかもしれません。
原発停止、今さらできるのだろうか、電気代も上がるし、火力だけでは足りないとテレビでも言ってるし、できるだろうか、と考える人もいるかもしれません。
しかし、実際には、みなさん憶えていると思いますが、全停止の間、火力だけで、特に問題なく電気が使えていました。
原発のコストも電気代に転嫁できるため、電気代が原発のために安くなるというものでもありません。企業というのは、基本的に赤字にならないように電気代を設定します。
後述しますが、原発は、電力会社が見ることが無理な、兆単位の負担をつくっています。
将来発生するコストを、単に、今、無視して進めているだけで、このままいけば、将来、相当な負担を国民に強いるものになります。
イギリスで今、古い原発を廃炉していますが、稼働26年、廃炉90年予定で作業しています。
福島原発に関しては現時点で、すでに廃炉処理に9579億円(!)(2013年6月東電累計)、40年かかると試算され、15兆円はかかるだろうと言われています。(朝日グローブ2013年7月11日号)処理予定年数は、不測の事態があれば、延びていきます。
1兆円、15兆円、とても電力が出せる費用ではありません。
さらに、報告では、福島第1,第2原発について、現時点でも放射性汚染水問題は収束せず、溶けた燃料の回収・保管に新たな研究開発費用が必要。
今後の、高レベル放射性廃棄物の恒久処理・隔離・管理に関しては未定、としています。
ものすごいコストが将来に回されています。国がこれをみれるのでしょうか。
ツケはすべて未来の世代へ遺しておく。「いくらかかるか知らないが、あとはよろしく」というわけだ。と、下記リンクでは書いています。そういうことだと思います。
http://www.magazine9.jp/osanpo/130821/
原発の危険を知らなかった、でなく、知ろうとしなかった、と将来子供に言われるかもしれません。
「よくわからないし、問題が大きいから、なんかめんどくさいから、見ないでおこう」ですむ問題でもありません。今、目の前で起きている問題です。
そしてこれは、今、真剣に取り組めば、変えられます。
そして、上記コストは、関係者が計算した数字です。上積みしている可能性も否定できません。
精査すれば、より低コストで、より良い方法で処理する方法もあるかもしれません。
水で冷やす以外の方法で、海水汚染を防ぐべきだという専門家もいます。(そのための研究開発も必要)
原発には、諸問題がありますが、
とにかく、今、やるべきことは、「今動いている原発(川内第1,第2原発)を止めること」「そして、一刻も早く熱を下げること」「玄海、高浜、伊方を再稼働させない」ことです。それで相当にメルトダウンのリスクは下がります。
そして、他の原発も再稼働させない、危険がないかチェックしていくことです。
見たくないからと、放置するのが一番よくありません。まず上記が必要なことを、知り合いでも、業界でも、政治家でも共有することです。
ツイート、メールもできます。
ほんとうに、このまま、日本をだめにしていいのか。と。
放置すれば、今後、関係者が廃炉利権だけを上積み、電気代、国家予算をとり、あとは核廃棄物置き場になるしかない日本になっているかもしれません。
現状では、誰も責任を取らないと思います。
実害を被るのは、そこに住む人、動物、植物、自然環境、すべての命です。
人は、穀物、野菜、動物、命を食べて生きています。
地球に毒をまいて、人間だけ無事ということはありえません。
しばらくしたら、必ず体に入ってくるからです。
まわりまわって、自分の体に毒を打っていることに気づいてほしいのです。
何十年何百年、それ以上、人や命が住めない街、国、星という負の遺産を、ほんとうに「今」見ない、知らないふりをしたばっかりに、つくり出すのでしょうか。
あとで、何てことをしたんだ、とあとでいくら言っても遅いです。
でも、今、自分の目の前にチャンスが転がっています。
今やれば、いい未来は自分の手でつかめます。
ぜひ、今動いてほしいと思います。
掲載記事筆者:ミロク会・政治経済記事 担当者
3.11当時は、あれほど、原発の危険性を認識していたはずなのに、5年と経たないうちに、昨年8月の川内原発を皮切りに、日本の原発は再稼働してしまいました。(現在2基稼働。今後も再稼働見込の原発があります。日本が原発を停止できるか否か、今、ぎりぎりの状況です。)
報道もされないし、原発のことなど日常生活で、あまり思うこともないかもしれません。
原発停止、今さらできるのだろうか、電気代も上がるし、火力だけでは足りないとテレビでも言ってるし、できるだろうか、と考える人もいるかもしれません。
しかし、実際には、みなさん憶えていると思いますが、全停止の間、火力だけで、特に問題なく電気が使えていました。
原発のコストも電気代に転嫁できるため、電気代が原発のために安くなるというものでもありません。企業というのは、基本的に赤字にならないように電気代を設定します。
後述しますが、原発は、電力会社が見ることが無理な、兆単位の負担をつくっています。
将来発生するコストを、単に、今、無視して進めているだけで、このままいけば、将来、相当な負担を国民に強いるものになります。
イギリスで今、古い原発を廃炉していますが、稼働26年、廃炉90年予定で作業しています。
福島原発に関しては現時点で、すでに廃炉処理に9579億円(!)(2013年6月東電累計)、40年かかると試算され、15兆円はかかるだろうと言われています。(朝日グローブ2013年7月11日号)処理予定年数は、不測の事態があれば、延びていきます。
1兆円、15兆円、とても電力が出せる費用ではありません。
さらに、報告では、福島第1,第2原発について、現時点でも放射性汚染水問題は収束せず、溶けた燃料の回収・保管に新たな研究開発費用が必要。
今後の、高レベル放射性廃棄物の恒久処理・隔離・管理に関しては未定、としています。
ものすごいコストが将来に回されています。国がこれをみれるのでしょうか。
ツケはすべて未来の世代へ遺しておく。「いくらかかるか知らないが、あとはよろしく」というわけだ。と、下記リンクでは書いています。そういうことだと思います。
http://www.magazine9.jp/osanpo/130821/
原発の危険を知らなかった、でなく、知ろうとしなかった、と将来子供に言われるかもしれません。
「よくわからないし、問題が大きいから、なんかめんどくさいから、見ないでおこう」ですむ問題でもありません。今、目の前で起きている問題です。
そしてこれは、今、真剣に取り組めば、変えられます。
そして、上記コストは、関係者が計算した数字です。上積みしている可能性も否定できません。
精査すれば、より低コストで、より良い方法で処理する方法もあるかもしれません。
水で冷やす以外の方法で、海水汚染を防ぐべきだという専門家もいます。(そのための研究開発も必要)
原発には、諸問題がありますが、
とにかく、今、やるべきことは、「今動いている原発(川内第1,第2原発)を止めること」「そして、一刻も早く熱を下げること」「玄海、高浜、伊方を再稼働させない」ことです。それで相当にメルトダウンのリスクは下がります。
そして、他の原発も再稼働させない、危険がないかチェックしていくことです。
見たくないからと、放置するのが一番よくありません。まず上記が必要なことを、知り合いでも、業界でも、政治家でも共有することです。
ツイート、メールもできます。
ほんとうに、このまま、日本をだめにしていいのか。と。
放置すれば、今後、関係者が廃炉利権だけを上積み、電気代、国家予算をとり、あとは核廃棄物置き場になるしかない日本になっているかもしれません。
現状では、誰も責任を取らないと思います。
実害を被るのは、そこに住む人、動物、植物、自然環境、すべての命です。
人は、穀物、野菜、動物、命を食べて生きています。
地球に毒をまいて、人間だけ無事ということはありえません。
しばらくしたら、必ず体に入ってくるからです。
まわりまわって、自分の体に毒を打っていることに気づいてほしいのです。
何十年何百年、それ以上、人や命が住めない街、国、星という負の遺産を、ほんとうに「今」見ない、知らないふりをしたばっかりに、つくり出すのでしょうか。
あとで、何てことをしたんだ、とあとでいくら言っても遅いです。
でも、今、自分の目の前にチャンスが転がっています。
今やれば、いい未来は自分の手でつかめます。
ぜひ、今動いてほしいと思います。
掲載記事筆者:ミロク会・政治経済記事 担当者