南北首脳会談、朝鮮をめぐる和平への動きについて その2 米軍の駐留について
- 2018/05/01
- 19:35
北朝鮮、韓国が平和条約を結び、朝鮮戦争が終結し、在韓米軍の駐留に影響が出れば、日本の主権回復にも大きな影響があります。それを、多くの人が知り、韓国とともに現状を変えていく動きをすることは、とても大切になってくると思います。
下記は、「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」矢部宏治著からですが
日本には、今米軍が駐留し、日本政府や自衛隊は、その指揮下にあります。
日米の米軍基地に関する密約、その大きな取り決めは、二つのジャンルに分けられます。(p52)
① 米軍が日本の「基地」を自由に使うための密約(基地権密約)
② 米軍が日本の「軍隊(日本政府&自衛隊)」を自由に使うための密約(指揮権密約)
そして、朝鮮戦争が正式に終結し、今後もし、在韓米軍が撤退したら、「国連軍後方司令部(横田にいる米軍)」が持つ②日本への「指揮権」は、その効力を失います。
そして、トランプ政権は、去年在韓米軍の撤退を示唆したとの報道もあります。(これはこれで簡単ではないかもしれませんが、コスト削減の観点から、これから在韓米軍は相当数撤退する可能性があります。)
「朝鮮半島での、平和条約や統一の前提になるのは、アメリカや中国、ロシアによる承認ですから、在日米軍も、在韓米軍も、駐留する根拠がなくなります。」(p308)
(アメリカや中国、ロシアが、朝鮮戦争中という口実で駐留している在韓米軍、在日米軍を認めなければ、それが極東にいる根拠がなくなります。日本も米軍の撤退に向けて取り組んでほしいです。)
核禁止条約に反対したくらいの日本政府ですから、在日米軍は必要だ、と、日本だけが唱える可能性もありますが、
そのところは、ほんとうに、アメリカ、中国、韓国、ロシアが、在韓、在日米軍の撤退について真剣に話し合ってほしいです。
核禁止条約の動きのように、日本の一部関係者からも、国際機関を巻き込みながら、外国の軍隊駐留はいらないと、メッセージを発することもできるのではないでしょうか。そのチャンスが目の前にあります。
外国の軍隊がいる状態を、「占領」といいます。これを主権国家として、ほんとうに認め続けるのかどうか。
そして、平和条約が結ばれ、在韓米軍の撤退が実現していけば、非核化が段階的にしても進み、日本の自衛隊、政府がこれまでのように米軍の指示下にいなくてもいいことになります。
(これは、日本が主権を回復する上で、とても大きなステップになります。まず、国民がこのことを知ることが大切です。)
これとあわせて、①の基地兼密約については、新安保条約と地位協定が根拠となっていますので、これについては、韓国と日本が密に連携し、(一方では日韓の、極東の安定への責任、関与も求められるでしょうが)地位協定の改定、国内法の適用などをめざして、日米韓で、継続して協議していくことが必要と考えます。
戦後ずっと続いてきた、日韓両国が駐留軍に従いつづけるという歴史は、もう変えていきたいものです。
これに今から取り組んでいけば、今までの、極東における軍隊の配備は、環境が変わる可能性があります。
それを、日本と韓国がまず一緒になりシナリオや方針を夢を持って考え、北朝鮮、中国、米国とともに軍隊、その駐留経費を減らす方向にシフトしていけないかと思います。
そのような取組を数年と続けることで、北朝鮮はもとより、中国、台湾、東南アジアで、これまで、中国と米軍が艦船を差し向け、これまで緊張してきた状況も変わってくるかと思います。
米軍が間引きする一方で、中国の覇権、拡張主義には、東アジア、東南アジア、インド、アフガン、中東、アフリカの関係する国々が協力して対処したほうが、お互い実のある交渉がしやすいと考えます。
中小国が束になり、中国や覇権国と向き合う。国際世論も味方につける。ただ金や武力によらず、場所の利益を共有し、貿易上のくさびもうちながら、多国間でルール化していく。
拡張や一国の強大化を放置せずに、各国がルールや状況を確認する、顔を合わせて話し合う、平和への思いをもって不断の努力を続けることが大切と思います。
中国は、近年、各地に投資をし、港を作っていますが、それを軍事使用させないために取り決めや監視、ルール作りはできないでしょうか。
今回の南北首脳会談、その流れは、日本にも大きな影響を与えうるものです。
文在寅大統領らの行動が、今後の東アジアの安定への模範にならないでしょうか。
北朝鮮、韓国融和の流れを途絶えさせず、時間をかけて和平を実現してほしいと思います。
日本もこの流れに、国民や民間からでも、前向きに協力していってほしいです。
アメリカや中国が、北に対してほんとうに攻撃などせず
新しい、軍縮の秩序へ、協力していってほしいと思います。
これまで、北朝鮮が緩衝地帯でしたが、
米軍も、中国軍も、互いが軍配備を間をおいて引いていくように取り決めることができれば、
地域の再編はできると思います。
この記事は、A.Cによるものです。
下記は、「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」矢部宏治著からですが
日本には、今米軍が駐留し、日本政府や自衛隊は、その指揮下にあります。
日米の米軍基地に関する密約、その大きな取り決めは、二つのジャンルに分けられます。(p52)
① 米軍が日本の「基地」を自由に使うための密約(基地権密約)
② 米軍が日本の「軍隊(日本政府&自衛隊)」を自由に使うための密約(指揮権密約)
そして、朝鮮戦争が正式に終結し、今後もし、在韓米軍が撤退したら、「国連軍後方司令部(横田にいる米軍)」が持つ②日本への「指揮権」は、その効力を失います。
そして、トランプ政権は、去年在韓米軍の撤退を示唆したとの報道もあります。(これはこれで簡単ではないかもしれませんが、コスト削減の観点から、これから在韓米軍は相当数撤退する可能性があります。)
「朝鮮半島での、平和条約や統一の前提になるのは、アメリカや中国、ロシアによる承認ですから、在日米軍も、在韓米軍も、駐留する根拠がなくなります。」(p308)
(アメリカや中国、ロシアが、朝鮮戦争中という口実で駐留している在韓米軍、在日米軍を認めなければ、それが極東にいる根拠がなくなります。日本も米軍の撤退に向けて取り組んでほしいです。)
核禁止条約に反対したくらいの日本政府ですから、在日米軍は必要だ、と、日本だけが唱える可能性もありますが、
そのところは、ほんとうに、アメリカ、中国、韓国、ロシアが、在韓、在日米軍の撤退について真剣に話し合ってほしいです。
核禁止条約の動きのように、日本の一部関係者からも、国際機関を巻き込みながら、外国の軍隊駐留はいらないと、メッセージを発することもできるのではないでしょうか。そのチャンスが目の前にあります。
外国の軍隊がいる状態を、「占領」といいます。これを主権国家として、ほんとうに認め続けるのかどうか。
そして、平和条約が結ばれ、在韓米軍の撤退が実現していけば、非核化が段階的にしても進み、日本の自衛隊、政府がこれまでのように米軍の指示下にいなくてもいいことになります。
(これは、日本が主権を回復する上で、とても大きなステップになります。まず、国民がこのことを知ることが大切です。)
これとあわせて、①の基地兼密約については、新安保条約と地位協定が根拠となっていますので、これについては、韓国と日本が密に連携し、(一方では日韓の、極東の安定への責任、関与も求められるでしょうが)地位協定の改定、国内法の適用などをめざして、日米韓で、継続して協議していくことが必要と考えます。
戦後ずっと続いてきた、日韓両国が駐留軍に従いつづけるという歴史は、もう変えていきたいものです。
これに今から取り組んでいけば、今までの、極東における軍隊の配備は、環境が変わる可能性があります。
それを、日本と韓国がまず一緒になりシナリオや方針を夢を持って考え、北朝鮮、中国、米国とともに軍隊、その駐留経費を減らす方向にシフトしていけないかと思います。
そのような取組を数年と続けることで、北朝鮮はもとより、中国、台湾、東南アジアで、これまで、中国と米軍が艦船を差し向け、これまで緊張してきた状況も変わってくるかと思います。
米軍が間引きする一方で、中国の覇権、拡張主義には、東アジア、東南アジア、インド、アフガン、中東、アフリカの関係する国々が協力して対処したほうが、お互い実のある交渉がしやすいと考えます。
中小国が束になり、中国や覇権国と向き合う。国際世論も味方につける。ただ金や武力によらず、場所の利益を共有し、貿易上のくさびもうちながら、多国間でルール化していく。
拡張や一国の強大化を放置せずに、各国がルールや状況を確認する、顔を合わせて話し合う、平和への思いをもって不断の努力を続けることが大切と思います。
中国は、近年、各地に投資をし、港を作っていますが、それを軍事使用させないために取り決めや監視、ルール作りはできないでしょうか。
今回の南北首脳会談、その流れは、日本にも大きな影響を与えうるものです。
文在寅大統領らの行動が、今後の東アジアの安定への模範にならないでしょうか。
北朝鮮、韓国融和の流れを途絶えさせず、時間をかけて和平を実現してほしいと思います。
日本もこの流れに、国民や民間からでも、前向きに協力していってほしいです。
アメリカや中国が、北に対してほんとうに攻撃などせず
新しい、軍縮の秩序へ、協力していってほしいと思います。
これまで、北朝鮮が緩衝地帯でしたが、
米軍も、中国軍も、互いが軍配備を間をおいて引いていくように取り決めることができれば、
地域の再編はできると思います。
この記事は、A.Cによるものです。