日本が世界の平和や格差是正、教育に貢献すべきことについて その2
- 2018/04/22
- 15:35
下記は、「世界の人々に聞いた 100通りの平和」という本からですが、各国の人々が思う、平和や治安などの捉え方について抜粋します。先のその1の記事と併せてお読みいただけたらと思います。
海外の人にもこのように思われている日本人、もっと海外に出向いて自分の思いを主張し、価値を共有してもいいのではないでしょうか。人が出向くことだと思います。戦前、戦後のように、思い上がらずに。
近年、中国が、経済的、軍事的に強くなっており、影響を受ける各国が注意しながらバランスを維持していくことも必要と考えます。
下記などのように、近年、パキスタン、バングラデシュなどで(目立たないようにという戦略を持ちながら)港湾整備を進めており、(南太平洋バヌアツも検討中)、東南アジアでも今後港湾整備などにより周辺国と緊張化しないように、軍事化を避けさせるように、各国が情報を共有し、対応を考え、中国とも話し合いの場、緊張緩和、和平のための取り決めを交わしていくことが必要です。インドと中国の国境などでも注意が必要です。
中国軍、より多くの海外基地必要 内部資料で海兵隊専門家
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042231963174.html
伊勢崎賢治「世界の人々に聞いた 100通りの平和 3」ほか同シリーズ(1~4)より
(この本は、読みやすく、各国の平和への考えが理解しやすいのでおすすめです。図書館などにある可能性もあります。)
隣国が困っていることを知り、どう解決したらいいかを考える価値は大きいと考えます。
民族対立、格差がないことの良さを知る日本人なら、間に入れるのではないでしょうか。
下記は、陳ヨウさんという、東京の大学に通う学生のコメント
Q:平和という言葉でどんなことをイメージしますか。
家族団らんで食卓を囲むのが、私にとっての「平和」のイメージです。だれもが家族で食事ができるような支援があれば、世界は平和になると思います。
Q:あなたの国は平和ですか。
お年寄りが道で転んでも誰も手を差し伸べなくなっています。満員の電車やバスにスリがいたり、犯罪が増えているのを見ると、平和ではないと感じます。
Q:どうすれば世界が平和になるでしょう。
まず戦争をしないことが大前提です。そしてなんでも話し合うこと。お互いに助け合い、尊重して、共生していくのです。国内外も世界も、どこも同じであるべきだと私は考えます。
Q:どんなとき平和でないと感じますか。
今中国では金持ちと貧しい人との差がはげしく、いくらがんばっても豊かになれないという絶望にかられ、多くの犯罪が起こっています。憎しみが犯罪に結びつくことも多いのです。
Q:今の日本は平和だと思いますか。
携帯電話と財布を電車に忘れたとき、誰かが拾ってくれて、中身はそのままで戻ってきました。こんな国ないですよ。
その他
(中国の)同級生で集まって平和について話し合ったとき「平和の問題など自分に関係ない」といういっていた。石炭でビジネスをしている人は、「自分には関係ない。大事なのはどう儲けるかだ」と語っていました。中国には「お金が全て」という考え方がはびこっていると思います。
(また、中国では治安やモラル劣化以外に)産業の発展に環境対策が追いつかず、車の排ガスや工場からの廃液で、大気や河川がよごれて環境が悪化するなどの問題があります。
ベトナムのチャン・ティー・ミーさん(日本で日本語教育学を勉強中の方)
「仲間を増やせる国が強い国」
平和を維持するには、「強い国」であることが必要だと思います。それは、仲間が増やせる国です。ベトナムはアジアの仲間を増やしていると思います。インドシナ半島のラオス、カンボジア、ベトナムは隣どうしで一つのまとまりを作っているので、仲良くするのは当然です。中国とはさまざまな問題があってすぐに仲良くするのは難しいですが、かたくなにならずに少しずつでも話し合いを重ねる必要があります。
ベトナムは第2次世界大戦中に日本に攻められましたが、ベトナム人には親日家が多いのですよ。今はビジネスや国際関係協力などで日本人がたくさんベトナムに住んでいて、日本人の真面目さにはよい印象を持っています。日本製の物にも憧れがあります。
「日本の憲法第9条は世界への平和の約束」(表現一部短縮)
日本では、集団的自衛権の行使容認とか、憲法を変えるという動きがありますが、私のような投票権を持たない外国人から見ても残念です。同盟国のためといっても、日本と直接関係のない場所で戦えば、その国や人は日本を敵だと思います。すると、いずれ報復されるかもしれません。
武器を持たず、戦争をしないと決めた日本の憲法9条は素晴らしいです。世界への平和の約束ですから、簡単に変えてはいけないのです。
フランスのジュリア・サンチェス・カリノさん
Q:あなたの国は平和ですか。
とちらかというと平和です。ただ最近、フランスに来た外国人との関係がむずかしいのです。(仕事の取り合いなど)
Q:どうすればあなたの国が平和になるでしょう。
フランス人は友達には優しいけれど、他人、特に外国人労働者にはきびしいのです。日本人のよいところを見習って、みんなに優しくするのがよいと思います。
「憲法9条を変えるのはいや」
日本は平和だと思いますが、今安部首相が行っている集団的自衛権の行使容認の動きが心配です。戦争をするつもりがなければ、憲法9条を変える必要はありません。他の国の戦争に参戦することにならないでしょうか。アメリカが日本を巻き込むために圧力をかけているのではないか、と思います。集団的自衛権を使える法律ができましたが、日本人がなぜこれを認めたのか、私には理解できないのです。
フランスの「歴史と政治背景」に関する解説。
(移民への不満について)フランス人の失業率も高く、移民に仕事をとられたくないという気持ちから移民を追い出そうという声もあります。(中略 イスラム教徒へのベール着用禁止などにより)
こうしたお互いの不満から、過激な考え方に影響される若者が生まれています。テロを根本的に解決するには、貧富の差をなくし、不満の根を絶つことが必要です。
外交についても参考に過去記事から抜粋します。
これから、中国が力を強める中、東南アジア、東アジアで日本が立ち回り、やるべきことは
多いと考えます。
日本がとるべき二国間外交について より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
「外交力を鍛える」より 対中外交のやりかた 抜粋(P211~P268)
・トップが会う表面的関与を卒業し、関係者による普段の、不断の地道な取組を進める。
・エンゲージメントの基本は、日中両政府がさまざまな課題について交渉し、文書であれ口頭であれ、何らかの形で合意に達することである。
・ビジネスから、アカデミアに至るまで多種多様なレベルでの接触窓口をつくる。
・中国を最もよく知る国になる。中国に関するシンクタンクを作り、中国、韓国、アメリカ、欧州などの優秀な研究者を集め、経済、政治、外交、軍事をもテーマとする。民間出資を募り、政府からの独自性を維持する。
企業人や学者の情報を集積するシステムも作る。
・日本市場の開放もインパクトが大きい。製品だけでなく、人材の受け入れ、医療などの専門分野や学問の世界で日本がアジアのハブとなり、人材を集積する。
・社会保障問題に関する実務者協議立ち上げなど(中国は今後高齢化により国家予算の相当分を社会保障に費やす。情勢不安を招かないためにも、日本の失敗含めた事例を共有する価値がある)
・ASEAN+3(日中韓)による協力構築。
・日本なら、韓国、オーストラリア、インドネシア、ASEAN諸国との二国間関係を強化する。
日本人はただお金を撒くなどでなく、上から目線でない、人から信頼される貢献ができたらと思います。
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
上記は、A.Cによる記事です。
海外の人にもこのように思われている日本人、もっと海外に出向いて自分の思いを主張し、価値を共有してもいいのではないでしょうか。人が出向くことだと思います。戦前、戦後のように、思い上がらずに。
近年、中国が、経済的、軍事的に強くなっており、影響を受ける各国が注意しながらバランスを維持していくことも必要と考えます。
下記などのように、近年、パキスタン、バングラデシュなどで(目立たないようにという戦略を持ちながら)港湾整備を進めており、(南太平洋バヌアツも検討中)、東南アジアでも今後港湾整備などにより周辺国と緊張化しないように、軍事化を避けさせるように、各国が情報を共有し、対応を考え、中国とも話し合いの場、緊張緩和、和平のための取り決めを交わしていくことが必要です。インドと中国の国境などでも注意が必要です。
中国軍、より多くの海外基地必要 内部資料で海兵隊専門家
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042231963174.html
伊勢崎賢治「世界の人々に聞いた 100通りの平和 3」ほか同シリーズ(1~4)より
(この本は、読みやすく、各国の平和への考えが理解しやすいのでおすすめです。図書館などにある可能性もあります。)
隣国が困っていることを知り、どう解決したらいいかを考える価値は大きいと考えます。
民族対立、格差がないことの良さを知る日本人なら、間に入れるのではないでしょうか。
下記は、陳ヨウさんという、東京の大学に通う学生のコメント
Q:平和という言葉でどんなことをイメージしますか。
家族団らんで食卓を囲むのが、私にとっての「平和」のイメージです。だれもが家族で食事ができるような支援があれば、世界は平和になると思います。
Q:あなたの国は平和ですか。
お年寄りが道で転んでも誰も手を差し伸べなくなっています。満員の電車やバスにスリがいたり、犯罪が増えているのを見ると、平和ではないと感じます。
Q:どうすれば世界が平和になるでしょう。
まず戦争をしないことが大前提です。そしてなんでも話し合うこと。お互いに助け合い、尊重して、共生していくのです。国内外も世界も、どこも同じであるべきだと私は考えます。
Q:どんなとき平和でないと感じますか。
今中国では金持ちと貧しい人との差がはげしく、いくらがんばっても豊かになれないという絶望にかられ、多くの犯罪が起こっています。憎しみが犯罪に結びつくことも多いのです。
Q:今の日本は平和だと思いますか。
携帯電話と財布を電車に忘れたとき、誰かが拾ってくれて、中身はそのままで戻ってきました。こんな国ないですよ。
その他
(中国の)同級生で集まって平和について話し合ったとき「平和の問題など自分に関係ない」といういっていた。石炭でビジネスをしている人は、「自分には関係ない。大事なのはどう儲けるかだ」と語っていました。中国には「お金が全て」という考え方がはびこっていると思います。
(また、中国では治安やモラル劣化以外に)産業の発展に環境対策が追いつかず、車の排ガスや工場からの廃液で、大気や河川がよごれて環境が悪化するなどの問題があります。
ベトナムのチャン・ティー・ミーさん(日本で日本語教育学を勉強中の方)
「仲間を増やせる国が強い国」
平和を維持するには、「強い国」であることが必要だと思います。それは、仲間が増やせる国です。ベトナムはアジアの仲間を増やしていると思います。インドシナ半島のラオス、カンボジア、ベトナムは隣どうしで一つのまとまりを作っているので、仲良くするのは当然です。中国とはさまざまな問題があってすぐに仲良くするのは難しいですが、かたくなにならずに少しずつでも話し合いを重ねる必要があります。
ベトナムは第2次世界大戦中に日本に攻められましたが、ベトナム人には親日家が多いのですよ。今はビジネスや国際関係協力などで日本人がたくさんベトナムに住んでいて、日本人の真面目さにはよい印象を持っています。日本製の物にも憧れがあります。
「日本の憲法第9条は世界への平和の約束」(表現一部短縮)
日本では、集団的自衛権の行使容認とか、憲法を変えるという動きがありますが、私のような投票権を持たない外国人から見ても残念です。同盟国のためといっても、日本と直接関係のない場所で戦えば、その国や人は日本を敵だと思います。すると、いずれ報復されるかもしれません。
武器を持たず、戦争をしないと決めた日本の憲法9条は素晴らしいです。世界への平和の約束ですから、簡単に変えてはいけないのです。
フランスのジュリア・サンチェス・カリノさん
Q:あなたの国は平和ですか。
とちらかというと平和です。ただ最近、フランスに来た外国人との関係がむずかしいのです。(仕事の取り合いなど)
Q:どうすればあなたの国が平和になるでしょう。
フランス人は友達には優しいけれど、他人、特に外国人労働者にはきびしいのです。日本人のよいところを見習って、みんなに優しくするのがよいと思います。
「憲法9条を変えるのはいや」
日本は平和だと思いますが、今安部首相が行っている集団的自衛権の行使容認の動きが心配です。戦争をするつもりがなければ、憲法9条を変える必要はありません。他の国の戦争に参戦することにならないでしょうか。アメリカが日本を巻き込むために圧力をかけているのではないか、と思います。集団的自衛権を使える法律ができましたが、日本人がなぜこれを認めたのか、私には理解できないのです。
フランスの「歴史と政治背景」に関する解説。
(移民への不満について)フランス人の失業率も高く、移民に仕事をとられたくないという気持ちから移民を追い出そうという声もあります。(中略 イスラム教徒へのベール着用禁止などにより)
こうしたお互いの不満から、過激な考え方に影響される若者が生まれています。テロを根本的に解決するには、貧富の差をなくし、不満の根を絶つことが必要です。
外交についても参考に過去記事から抜粋します。
これから、中国が力を強める中、東南アジア、東アジアで日本が立ち回り、やるべきことは
多いと考えます。
日本がとるべき二国間外交について より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
「外交力を鍛える」より 対中外交のやりかた 抜粋(P211~P268)
・トップが会う表面的関与を卒業し、関係者による普段の、不断の地道な取組を進める。
・エンゲージメントの基本は、日中両政府がさまざまな課題について交渉し、文書であれ口頭であれ、何らかの形で合意に達することである。
・ビジネスから、アカデミアに至るまで多種多様なレベルでの接触窓口をつくる。
・中国を最もよく知る国になる。中国に関するシンクタンクを作り、中国、韓国、アメリカ、欧州などの優秀な研究者を集め、経済、政治、外交、軍事をもテーマとする。民間出資を募り、政府からの独自性を維持する。
企業人や学者の情報を集積するシステムも作る。
・日本市場の開放もインパクトが大きい。製品だけでなく、人材の受け入れ、医療などの専門分野や学問の世界で日本がアジアのハブとなり、人材を集積する。
・社会保障問題に関する実務者協議立ち上げなど(中国は今後高齢化により国家予算の相当分を社会保障に費やす。情勢不安を招かないためにも、日本の失敗含めた事例を共有する価値がある)
・ASEAN+3(日中韓)による協力構築。
・日本なら、韓国、オーストラリア、インドネシア、ASEAN諸国との二国間関係を強化する。
日本人はただお金を撒くなどでなく、上から目線でない、人から信頼される貢献ができたらと思います。
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
上記は、A.Cによる記事です。