日米安保の具体的解決策について
- 2017/08/30
- 07:45
実質的に、太平洋軍の複雑な支配によっている、現在の日本の体制ですが、今後日本国民は、アメリカが決して不可解、巨大なモンスターと考えるのでなく、安保システムを日本人が知り、変更を求めることが大切だと思います。
(かっこはこちらで付記しています。)
これは、ゴンドリー・ザ・ライス元国務長官が指摘しているように、あくまで米太平洋軍司令官の下に行われてきた問題ですので.
これを変える具体的案について、先ほど紹介した本から抜粋します。
(「知ってはいけない」P253 日本と世界のためにできること 矢部宏治著より)
いつになるかわかりませんが、きちんとした政権を(日本に)つくって日本国内の既得権益層(いわゆる「安保村」の面々)を退場させ、アメリカの大統領や国務長官に対して、「現在の日米関係は、朝鮮戦争の混乱の中でできた、あきらかに違法な条約や協定にもとづくものです。こうした極端な不平等条約だけは、さすがに改正させてほしい」といって交渉すればいいだけです。
(これまでの支配があったからといって、単にアメリカ憎し、になると、これもまた安保村の方々の術中にはまることになると考えます。変えたいことを、大統領や国務長官にしっかりと要求し、交渉することが今の日本に必要と考えます。国のシステムを自分の責任で国民本位で決めていく、当事者意識や勇気が今の日本人には必要だと考えます。)
また、矢部氏は、解決案として、「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」(P305)で、朝鮮戦争の終結や、憲法に、専守防衛を守る、外国軍の駐留を認めない、原発を認めないなどの、加憲をすることなどを提案しています。
(また、2018年7月で満期を迎える日米原子力協定の改定も国民の意識に上る必要があると考えます。)
当然、地位協定を変えていく際には、言い回しや、その意味する内容などを国民にしっかり開示し、議論しすることが必要と考えます。下記、矢部氏の示していました憲法改定文案を示します。(かっこはこちらで記載)
修正1条 国際連合による日本およびその周辺の平和と安全のための措置が効力を生じるまで、敵の侵略を自国の施政下の領域内において撃退するための最小限の軍事力と交戦権は保持する。
(海外への武力行使はさせず、現在「海外派遣」、「先制攻撃」論で、壊されつつある日本の「専守防衛」を今後も守ることを明記しています。防衛のための反撃も国際的には「交戦」にあたるので、それが侵略戦争を意味しないという説明や確認は必要と考えます。)
修正2条 2025年以降、自国の領域内における外国軍基地、軍隊及び施設は許可しない。この改正された憲法の規定に反する他国との取り決めはすべて破棄する。そのための憲法判断は最高裁判所が行う。(米軍など他国軍が、日本国民より上位にあり、占領している状態を変える。これまでの砂川判決によるのではく、安保や原子力についても、日本の裁判所が判断を行えるようにする。)
修正3条 核兵器の製造、保有、自国の領域内の通過と、原発の稼働は許可しない。
(現在、アメリカの戦略上、日本に核を置くことを認めている上記のことをやめさせるということです。
日本は、その狭い国土、人口密度などからも、「日本国民にとっては」核を持つメリットはほとんどないと考えます。日本の核はあくまでアメリカの戦略上必要という側面が強いです。)
加憲に抵抗がある人もいると思いますが、今の米軍という外国軍駐留をさせないように、憲法うまく変えていくことは現状を変えるために有効と考えます。
(ただ、同じ加憲でも、自民党提案のようにいろいろ他国攻撃にいく内容のものもありますので、注意が必要です。)
政権が今、年明けに一気にやろうとしている改憲案への対応策として、専守防衛を守るための憲法の話も必要ではないかと思います。とにかく、まず、日本人自身が日米地位協定の「現状を認識」し、日米地位協定、安保の変更を提案することが最も大切です。
領土(国内の空港、港湾、学校などあらゆる施設、組織)も、領空も、有事の際の指揮権も、日本、韓国共に、米の太平洋軍に委ねられています。事故が起こしても追求する権利がありません。例えばオスプレイは全国で少しずつ運用されて5年になります。
2020年には東京でも運用予定です。
有事に日本でやりたい放題されても文句が言えない内容となっています。
また、同著では(現在あくまで休戦中の)「朝鮮戦争の終結(平和条約の締結)」による安保解決案も提示しています。ヒントとして示します。(「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」P308)
(東西ドイツの統合をヒントに)
韓国・北朝鮮は、「民族統合による政治的・経済的利益と今後の経済発展」を アメリカや中国、ロシアは「統一や連邦化が生み出す巨大な経済的利益の一部」を、そして日本は「70年間追い求めてきた主権の回復(他国軍の支配、駐留を変える)」を手にする。
(もちろん、南北統合で生じるであろう難民対策についても、各国で分担すること、北朝鮮領土に米軍、あるいは他国軍を置かないように取り決めることなども(中国やロシアを刺激するため)必要と考えます。)
朝鮮半島情勢も、もし緩和の動きが出たら、日本が韓国と連携して、朝鮮戦争終結にもっていく一大チャンスになるかもしれません。
米国と北朝鮮がしっかり和平に向け対話をすること。韓日、中国ロシアも緊張回避に協力することが大切だと思います。
詳細は、下記記事にも示していますので、また、北朝鮮事情を利用して、日本が先制攻撃論を出してくる様子がありますので(そういう啓示があります)、緊張を回避するためにも、改めて示しておきます。
北朝鮮関連その1 北朝鮮和平のヒントについて(これが、日本、韓国の米軍配備の見直しになりうることについて)
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
北朝鮮関連その2 北朝鮮へ経済制裁をすることは、かえって戦争への動機を高めかねないことについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-74.html
下記は、なぜ北朝鮮が緊張維持の活動ができるかについて書いてありますので、知っていただけたらありがたいです。
(特に日本国民や周辺国が煽られて軍事化しないことがとても大切です。)
(アメリカや江沢民派が北朝鮮を支援していることについて)
北朝鮮情勢が緊迫し、関係国による緊張回避が、今とても重要なことについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-149.html
この記事は、政治経済記事を担当しているA.Cによる情報紹介です
(かっこはこちらで付記しています。)
これは、ゴンドリー・ザ・ライス元国務長官が指摘しているように、あくまで米太平洋軍司令官の下に行われてきた問題ですので.
これを変える具体的案について、先ほど紹介した本から抜粋します。
(「知ってはいけない」P253 日本と世界のためにできること 矢部宏治著より)
いつになるかわかりませんが、きちんとした政権を(日本に)つくって日本国内の既得権益層(いわゆる「安保村」の面々)を退場させ、アメリカの大統領や国務長官に対して、「現在の日米関係は、朝鮮戦争の混乱の中でできた、あきらかに違法な条約や協定にもとづくものです。こうした極端な不平等条約だけは、さすがに改正させてほしい」といって交渉すればいいだけです。
(これまでの支配があったからといって、単にアメリカ憎し、になると、これもまた安保村の方々の術中にはまることになると考えます。変えたいことを、大統領や国務長官にしっかりと要求し、交渉することが今の日本に必要と考えます。国のシステムを自分の責任で国民本位で決めていく、当事者意識や勇気が今の日本人には必要だと考えます。)
また、矢部氏は、解決案として、「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」(P305)で、朝鮮戦争の終結や、憲法に、専守防衛を守る、外国軍の駐留を認めない、原発を認めないなどの、加憲をすることなどを提案しています。
(また、2018年7月で満期を迎える日米原子力協定の改定も国民の意識に上る必要があると考えます。)
当然、地位協定を変えていく際には、言い回しや、その意味する内容などを国民にしっかり開示し、議論しすることが必要と考えます。下記、矢部氏の示していました憲法改定文案を示します。(かっこはこちらで記載)
修正1条 国際連合による日本およびその周辺の平和と安全のための措置が効力を生じるまで、敵の侵略を自国の施政下の領域内において撃退するための最小限の軍事力と交戦権は保持する。
(海外への武力行使はさせず、現在「海外派遣」、「先制攻撃」論で、壊されつつある日本の「専守防衛」を今後も守ることを明記しています。防衛のための反撃も国際的には「交戦」にあたるので、それが侵略戦争を意味しないという説明や確認は必要と考えます。)
修正2条 2025年以降、自国の領域内における外国軍基地、軍隊及び施設は許可しない。この改正された憲法の規定に反する他国との取り決めはすべて破棄する。そのための憲法判断は最高裁判所が行う。(米軍など他国軍が、日本国民より上位にあり、占領している状態を変える。これまでの砂川判決によるのではく、安保や原子力についても、日本の裁判所が判断を行えるようにする。)
修正3条 核兵器の製造、保有、自国の領域内の通過と、原発の稼働は許可しない。
(現在、アメリカの戦略上、日本に核を置くことを認めている上記のことをやめさせるということです。
日本は、その狭い国土、人口密度などからも、「日本国民にとっては」核を持つメリットはほとんどないと考えます。日本の核はあくまでアメリカの戦略上必要という側面が強いです。)
加憲に抵抗がある人もいると思いますが、今の米軍という外国軍駐留をさせないように、憲法うまく変えていくことは現状を変えるために有効と考えます。
(ただ、同じ加憲でも、自民党提案のようにいろいろ他国攻撃にいく内容のものもありますので、注意が必要です。)
政権が今、年明けに一気にやろうとしている改憲案への対応策として、専守防衛を守るための憲法の話も必要ではないかと思います。とにかく、まず、日本人自身が日米地位協定の「現状を認識」し、日米地位協定、安保の変更を提案することが最も大切です。
領土(国内の空港、港湾、学校などあらゆる施設、組織)も、領空も、有事の際の指揮権も、日本、韓国共に、米の太平洋軍に委ねられています。事故が起こしても追求する権利がありません。例えばオスプレイは全国で少しずつ運用されて5年になります。
2020年には東京でも運用予定です。
有事に日本でやりたい放題されても文句が言えない内容となっています。
また、同著では(現在あくまで休戦中の)「朝鮮戦争の終結(平和条約の締結)」による安保解決案も提示しています。ヒントとして示します。(「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」P308)
(東西ドイツの統合をヒントに)
韓国・北朝鮮は、「民族統合による政治的・経済的利益と今後の経済発展」を アメリカや中国、ロシアは「統一や連邦化が生み出す巨大な経済的利益の一部」を、そして日本は「70年間追い求めてきた主権の回復(他国軍の支配、駐留を変える)」を手にする。
(もちろん、南北統合で生じるであろう難民対策についても、各国で分担すること、北朝鮮領土に米軍、あるいは他国軍を置かないように取り決めることなども(中国やロシアを刺激するため)必要と考えます。)
朝鮮半島情勢も、もし緩和の動きが出たら、日本が韓国と連携して、朝鮮戦争終結にもっていく一大チャンスになるかもしれません。
米国と北朝鮮がしっかり和平に向け対話をすること。韓日、中国ロシアも緊張回避に協力することが大切だと思います。
詳細は、下記記事にも示していますので、また、北朝鮮事情を利用して、日本が先制攻撃論を出してくる様子がありますので(そういう啓示があります)、緊張を回避するためにも、改めて示しておきます。
北朝鮮関連その1 北朝鮮和平のヒントについて(これが、日本、韓国の米軍配備の見直しになりうることについて)
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
北朝鮮関連その2 北朝鮮へ経済制裁をすることは、かえって戦争への動機を高めかねないことについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-74.html
下記は、なぜ北朝鮮が緊張維持の活動ができるかについて書いてありますので、知っていただけたらありがたいです。
(特に日本国民や周辺国が煽られて軍事化しないことがとても大切です。)
(アメリカや江沢民派が北朝鮮を支援していることについて)
北朝鮮情勢が緊迫し、関係国による緊張回避が、今とても重要なことについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-149.html
この記事は、政治経済記事を担当しているA.Cによる情報紹介です