東南アジアでISのテロが活発化し、沖縄、日本などでも、ISのテロが起こりかねない状況にあることについて
- 2017/07/01
- 11:51
国内テロが活発化し、日本は軍国化していくという啓示は何度も紹介されてきたと思いますが、特に今年、ISなどイスラム過激派グープが、中東から追い出されて、東南アジアで頻発しており、その掃討作戦の影響などで、日本、沖縄へ、ISのテロが拡大していく可能性がほんとうに出てきています。
フィリピン、マレー、インドネシアでは、スペインやアメリカなど各国領になった経緯から、キリスト教とイスラム教、華僑などが、民族的に対立していた過去があります。近年民族的対立は比較的沈静化していましたが、今年などから、非常に一気に活発化しています。
啓示でも、この東南アジアテロ拡大の流れ、それが日本へのテロなどにつながり、軍事化の引き金となりかねないというものがありました。すでに現状から、現実面でも、この動きを回避する取組が必要です。
特に東南アジアや中東で、このようなイスラム圏とキリスト教が対立している大きな原因は、長年の貧困問題、民族間の格差の問題といわれます。
ある民族が長年貧困で、違う民族、宗教の集団が裕福で、その間に差別があると、不満が積もり積もるのです。
単にIS集団をやっつけるべきだとして対処すると、不満のある彼らを追い込み、事態がより深刻化します。(すでに拡散しつつあります)それがあるとき紛争に繋がるケースが多いのです。
これについて苫米地英人氏の著作「2050年衝撃の未来予想」という本からも抜粋します。(P145)
現代のテロリストの代表格であるイスラム国の本質は、イスラム教ではありません。
その本質は、富める者に対する反逆であり、だからこそイスラム教徒以外の若者にも賛同者が現れるのです。
テロリストを生み出す最大の温床は格差です。宗教や信念は後づけの言い訳に過ぎません。ですから、格差社会の2050年には、世界中のいたる所でテロが起こる可能性が高く、日本も安心してはいられません。(将来超格差社会になるという前提で書いていました)(抜粋以上)
その意味で、各国が協力して、特定の宗教や民族の貧困を解決すべく、支援や情報共有を行うことが大切です。
貧困があり、教育が不十分な社会に、洗脳する軍産組織、傭兵や洗脳、訓練をする組織が入り込むスキが生じます。そこを狙って入ります。
麻薬や武器、石油などの資金源に注目し、その活動力を抑えることも大切と思います。
社会が貧困者を(あえて)放置することから、人間の不満や攻撃心が高まっていくものと考えます。将来への想像力、当事者意識が必要です。
本来、日本が得意としてきた、全国民に広く、衣食住、教育をしっかり普及させる仕組み。
これにより不満、格差、対立をなくし、治安維持のコストを下げることは、全世界的に大事なことだと思います。
しっかりした教育や認識により、人間らしく生きられる面があるからです。知らないために、やりたくもないことに誘導、利用されることも多いからです。
これが国民の暴発を防ぎ、日本の安定を守ってきた面もあると考えます。
ただ、ISの傭兵を追い出すのでなく、むしろ、その手足となってきた、従業員、洗脳される人たちの、貧困、教育の問題を、時間をかけて解決し、生産的な経済活動をする形にしていくこと、それを国家レベルで実施してきた日本モデルは、充分広げる価値があると思います。
■安部川元伸(あべかわ・もとのぶ)氏による記事
フィリピン戒厳令1か月超 アジアで新たな拠点構築進める「イスラム国」 より一部抜粋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00000010-wordleaf-asia&p=3
いまフィリピン南部のミンダナオ島では深刻な事態が発生しています。シリアとイラクで拠点を失いつつあるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が新しい拠点を求めてアジアに進出してきているのです。
インドネシアの次にフィリピンが狙われた理由としては、上述のように、
(1)ISに忠誠を誓っている組織が複数存在すること、
(2)多数派のキリスト教徒に比べイスラム系の住民は概して貧困に苦しめられ、政治面、社会面、宗教面でも不満を抱えている、
(3)国内に分離・独立運動が存在し、常に政情が不安定、などが考えられます。
さらに、フィリピンの特徴として注目すべきことは、同国の地理的特殊性があります。特に南部ミンダナオと同じイスラム圏のマレーシア、インドネシアのとの間の海上国境線が極めて複雑で、麻薬密輸、海賊などの犯罪の巣窟になっているほか、外国人テロリストも武器を携行して自由に国境を行き来できるという点です。
現時点では、政府軍は苦戦を強いられながらも、大統領のプライドを満たすためにも単独での事態収拾を考えているようですが、周辺国に対するISの潜在的な脅威を考えれば、国際社会全体の問題として対処する必要があるでしょう。
(記事からの抜粋以上)
この記事は、政治経済を担当している、A.Cによるものです。
フィリピン、マレー、インドネシアでは、スペインやアメリカなど各国領になった経緯から、キリスト教とイスラム教、華僑などが、民族的に対立していた過去があります。近年民族的対立は比較的沈静化していましたが、今年などから、非常に一気に活発化しています。
啓示でも、この東南アジアテロ拡大の流れ、それが日本へのテロなどにつながり、軍事化の引き金となりかねないというものがありました。すでに現状から、現実面でも、この動きを回避する取組が必要です。
特に東南アジアや中東で、このようなイスラム圏とキリスト教が対立している大きな原因は、長年の貧困問題、民族間の格差の問題といわれます。
ある民族が長年貧困で、違う民族、宗教の集団が裕福で、その間に差別があると、不満が積もり積もるのです。
単にIS集団をやっつけるべきだとして対処すると、不満のある彼らを追い込み、事態がより深刻化します。(すでに拡散しつつあります)それがあるとき紛争に繋がるケースが多いのです。
これについて苫米地英人氏の著作「2050年衝撃の未来予想」という本からも抜粋します。(P145)
現代のテロリストの代表格であるイスラム国の本質は、イスラム教ではありません。
その本質は、富める者に対する反逆であり、だからこそイスラム教徒以外の若者にも賛同者が現れるのです。
テロリストを生み出す最大の温床は格差です。宗教や信念は後づけの言い訳に過ぎません。ですから、格差社会の2050年には、世界中のいたる所でテロが起こる可能性が高く、日本も安心してはいられません。(将来超格差社会になるという前提で書いていました)(抜粋以上)
その意味で、各国が協力して、特定の宗教や民族の貧困を解決すべく、支援や情報共有を行うことが大切です。
貧困があり、教育が不十分な社会に、洗脳する軍産組織、傭兵や洗脳、訓練をする組織が入り込むスキが生じます。そこを狙って入ります。
麻薬や武器、石油などの資金源に注目し、その活動力を抑えることも大切と思います。
社会が貧困者を(あえて)放置することから、人間の不満や攻撃心が高まっていくものと考えます。将来への想像力、当事者意識が必要です。
本来、日本が得意としてきた、全国民に広く、衣食住、教育をしっかり普及させる仕組み。
これにより不満、格差、対立をなくし、治安維持のコストを下げることは、全世界的に大事なことだと思います。
しっかりした教育や認識により、人間らしく生きられる面があるからです。知らないために、やりたくもないことに誘導、利用されることも多いからです。
これが国民の暴発を防ぎ、日本の安定を守ってきた面もあると考えます。
ただ、ISの傭兵を追い出すのでなく、むしろ、その手足となってきた、従業員、洗脳される人たちの、貧困、教育の問題を、時間をかけて解決し、生産的な経済活動をする形にしていくこと、それを国家レベルで実施してきた日本モデルは、充分広げる価値があると思います。
■安部川元伸(あべかわ・もとのぶ)氏による記事
フィリピン戒厳令1か月超 アジアで新たな拠点構築進める「イスラム国」 より一部抜粋
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00000010-wordleaf-asia&p=3
いまフィリピン南部のミンダナオ島では深刻な事態が発生しています。シリアとイラクで拠点を失いつつあるイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)が新しい拠点を求めてアジアに進出してきているのです。
インドネシアの次にフィリピンが狙われた理由としては、上述のように、
(1)ISに忠誠を誓っている組織が複数存在すること、
(2)多数派のキリスト教徒に比べイスラム系の住民は概して貧困に苦しめられ、政治面、社会面、宗教面でも不満を抱えている、
(3)国内に分離・独立運動が存在し、常に政情が不安定、などが考えられます。
さらに、フィリピンの特徴として注目すべきことは、同国の地理的特殊性があります。特に南部ミンダナオと同じイスラム圏のマレーシア、インドネシアのとの間の海上国境線が極めて複雑で、麻薬密輸、海賊などの犯罪の巣窟になっているほか、外国人テロリストも武器を携行して自由に国境を行き来できるという点です。
現時点では、政府軍は苦戦を強いられながらも、大統領のプライドを満たすためにも単独での事態収拾を考えているようですが、周辺国に対するISの潜在的な脅威を考えれば、国際社会全体の問題として対処する必要があるでしょう。
(記事からの抜粋以上)
この記事は、政治経済を担当している、A.Cによるものです。