ロシアとヨーロッパ諸国の武力衝突の危険性について その2
- 2020/10/07
- 17:57
ヨーロッパ(NATO)とロシアが戦争になれば、ロシアは現在核兵器を6000発以上保有してると言われており、例えば、総力戦になればヨーロッパ主要国に100発ずつ撃つことも考えられます。(破滅を回避するには、こういう戦争が本当に起こりうるということを想像できるかが大事だと思います。)加えて、ロシアは、サタン2(サルマト)というミサイルを開発し、40メガトンの破壊力、1発でフランス全土、日本2つ分を破壊するというも...
ヨーロッパ(NATO)とロシアが戦争になれば、ロシアは現在核兵器を6000発以上保有してると言われており、例えば、総力戦になればヨーロッパ主要国に100発ずつ撃つことも考えられます。
(破滅を回避するには、こういう戦争が本当に起こりうるということを想像できるかが大事だと思います。)
加えて、ロシアは、サタン2(サルマト)というミサイルを開発し、40メガトンの破壊力、1発でフランス全土、日本2つ分を破壊するというものを開発したとしています。加えて、マッハ20で飛び、アメリカ西海岸まで12分で到達するとされます。
スピードが速く、日米のミサイルシステムでも撃ち落とせないといわれています。
サタン2 https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52229316/
そして、ロシアは、高高度からミサイルを発射できるミグ31戦闘機、ブラックジャック(Tu-160M2)という超音速爆撃機ももっています。
ロシアには、総力戦・核兵器使用も辞さないというメッセージをこの数年出しており、周辺同盟国を侵すことはロシアにとって致命的で総力戦になりかねないということをヨーロッパの人は知る必要があります。
また、ヨーロッパ諸国はEUもばらばらで、米軍が来ようとロシアに対して決して優位ではないという現状を理解すべきです。米国の戦略に任せ、ロシア包囲網をヨーロッパに作るのは危険ということを、欧米、東欧のリーダーたちは真剣に考えてほしいです。
ドイツ、フランスなどが、エネルギーなどで連携し、反ロシア一辺倒にならないことも大切だと思います。ロシアと話し合い、東欧の不安をとりのぞくことも必要だと思います。
核戦争の一歩手前までいき、世界中が生きた心地がしなかったキューバ危機、その後の冷戦期ゴルバチョフ時代、核シェルターが米ソや周辺国の民間宅にも作られ、世界中が核戦争の恐怖におびえていた時代がありました。
その時代の、特にヨーロッパ市民、基地を抱える国々が抱いていた核戦争への危機感、軍事衝突の危険をリアルに思い出すべきです。
そして、ゴルバチョフ氏から危機感を共有し、レーガン氏も外交努力し、1987年にINF(中距離核戦力)を全廃した外交努力の意識、流れををもう一度各国のリーダーが思い出し、つくるべきです。
リーダーたちがデタント(緊張緩和・雪解け)に向けて一歩踏み出すことが大切だと思います。
今後、地球では、地震や震災も増えることが予想されます。核兵器、化学兵器、生物兵器が配備されたままのでは、それが誤発射されたり漏れ出したら、それが人類の存続を脅かすことにもなりかねません。人類の存続のために、協力して核兵器などをなくしていくべきです。
中国も協力に巻き込んで、核軍縮に持っていく必要があります。米ロが努力すれば可能ではないでしょうか。
米「条件付きで新START延長可能」 核軍縮めぐり 2020/8/19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62787140Z10C20A8I00000/
米、中国の核軍縮参加に固執 新START延長に難色 2019/12/11
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53223750R11C19A2FF1000/
「核戦争に勝者はいない」とはゴルバチョフ氏は言っています。
ゴルバチョフ氏は、最近の著書で、核兵器は、「〈兵器の一種〉でも、〈戦争遂行の手段〉でもない。これはジェノサイド(集団的大虐殺)の兵器だ。私にとってこれは自明の理だ」と述べています。
「ミハイル・ゴルバチョフ 変わりゆく世界の中で」 2020年7月 同氏著
現在89歳の同氏も当時の経験から、IMF全廃条約が失効し、日本やヨーロッパに中距離核ミサイルが配備されようとする、今の危機を強く感じているのだと思います。
これには、大国のリーダーたちの一国主義のおごり、競争、猜疑心、当事者意識の欠如があると思います。
中国も、覇権のために核弾頭を多く持つ必要があると考えているかもしれません。
しかし、世界が経験したのは、誤発射、誤発射命令、誤爆、東日本やチェルノブイリのような震災による放射能被害です。
(沖縄では誤って発射、那覇の海に落ちましたが幸い爆発をまぬかれました。)
軍人には必ず好戦的な者もおり、配備することそれ自体が、その国に危険をもたらすということを、中国などの国、国民、周辺国の人々は知るべきです。(ロシアにとってのカザフスタンのように、辺境に近いところに核兵器が置かれる傾向があります。)
人間のミスや災害はまた起こります。
下記は報道で出ている沖縄の例ですが、他の基地でも似た事故はあった可能性があります。
キューバ危機の際は、ケネディ大統領は、カーチス・ルメイなどの軍人に、先制攻撃を強く進言されていました。
核ミサイル、沖縄で1959年誤発射 「爆発なら那覇は吹き飛んでいた」 2017年9月12日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/140986
1962年のキューバ危機、核攻撃命令を疑った米沖縄部隊
一触即発、現場判断で発射回避、元米軍技師らの証言で明らかに 2015年3月15日
https://sandiegoyuyu.com/index.php/news-2/us-news/11509-1962%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%80%81%E6%A0%B8%E6%94%BB%E6%92%83%E5%91%BD%E4%BB%A4%E3%82%92%E7%96%91%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B1%B3%E6%B2%96%E7%B8%84%E9%83%A8%E9%9A%8A-150401-4
勲一等、「親授」せず 編集委員 上別府 保慶 2018/5/17 カーチス・ルメイ
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/416947/
キューバ危機を経験したケネディの言葉 「軍の連中を信用するな。それが次の大統領へのアドバイスだ」
今世界にいるのは、戦後生まれの今のリーダーたちですが、単なる優位性、覇権意識、甘い認識で核兵器を保有し、
何かで引き金を引けば取り返しのつかないことになります。
欧米は、核戦争の危険を回避すべく、ロシアを侮らず、東欧を煽らず、
ロシア周辺国も、資金、武器提供、混乱に振り回されないようにし、
早くミサイル配備をしない方向に、リーダーたちが話し合い、協力してもっていくべきです。
各国が現状を放置せず、核廃止に向けて一歩踏み出すことです。
少し話はそれますが、日本も、ロシアと技術連携して、現在、油田「サハリン1、2」「ヤマルLNG」により、ロシアの天然ガスを供給しています。今後もこれを太くし、平和条約締結を目指し、ロシアと友好関係を作っていく方が、中国対策や日本の自立にも役立ちます。
北方領土への米軍配備の圧力があるからとあきらめず、どうすれば圧力を回避できるか、米国が呑むかをを不断に考え、米国、ロシアと交渉すべきです。
石油から再エネまで、あまり知らないロシアと日本のエネルギー協力
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/russia.html
そして、9月28日のこころのかけはしメイン記事における提言にもありましたが、北方領土については、10年かけて、北方領土の人々、特に若い人々を日本で産業教育し、島を支える人材とし、日本に対する印象をよくしてもらうことも、とてもよい方法だと思います。今の日本らしく、外国の人の真心、良心を伸ばす方法をとって頂きたいです。
2020.09.28.08:30
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3584.html
日本の印象を変えてもらうための地ならしの政策を、経産省や鈴木宗男のような政治家や後継者も一緒になって、ロシアや諸外国、島しょふくめて、人材交流、技術連携などを実施してほしいです。
現状を放置しロシアを追い込めば、ロシアは中国と連携し、欧米に対抗し、ブロック化が進む可能性があります。
ヨーロッパVSロシア
日、米、台湾 VS 中国・周辺国 のようになってしまいます。
これが固まれば、第三次世界大戦にもなりかねない構図になってしまいます。
かつての世界大戦前夜のようなシフトはやめるべきです。
そのためにも、ヨーロッパのリーダーは米軍配備を回避、ロシアとの融和に努め、日本も中国寄りのカンボジア、ラオス、ミャンマーなどとも戦略的に留学生受け入れ、人材交流をしてくべきです。
去る10月5日にも、アジア太平洋連携といって、日本、オーストラリア、インドが、米国の主導でアジア太平洋構想に入り、下記写真を見ても無理やり立たされているような状況ですが、そのままだと、日本、オーストラリアはミサイル配備されてしまいます。
日本は、自国の主張、交流、人材育成含め、どうやれば他国、他地域を味方にできるかを考え、大々的に実施すべきです。
世界のブロック化を乗り越えるべく、むしろ相手陣営の国々との交流を行うべきだと思います。
日米豪印、アジア太平洋戦略で連携 ポンペオ氏が中国批判 2020年10月06日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600688&g=pol
この記事は、政治経済を担当している、知念敦によるものです。
(破滅を回避するには、こういう戦争が本当に起こりうるということを想像できるかが大事だと思います。)
加えて、ロシアは、サタン2(サルマト)というミサイルを開発し、40メガトンの破壊力、1発でフランス全土、日本2つ分を破壊するというものを開発したとしています。加えて、マッハ20で飛び、アメリカ西海岸まで12分で到達するとされます。
スピードが速く、日米のミサイルシステムでも撃ち落とせないといわれています。
サタン2 https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52229316/
そして、ロシアは、高高度からミサイルを発射できるミグ31戦闘機、ブラックジャック(Tu-160M2)という超音速爆撃機ももっています。
ロシアには、総力戦・核兵器使用も辞さないというメッセージをこの数年出しており、周辺同盟国を侵すことはロシアにとって致命的で総力戦になりかねないということをヨーロッパの人は知る必要があります。
また、ヨーロッパ諸国はEUもばらばらで、米軍が来ようとロシアに対して決して優位ではないという現状を理解すべきです。米国の戦略に任せ、ロシア包囲網をヨーロッパに作るのは危険ということを、欧米、東欧のリーダーたちは真剣に考えてほしいです。
ドイツ、フランスなどが、エネルギーなどで連携し、反ロシア一辺倒にならないことも大切だと思います。ロシアと話し合い、東欧の不安をとりのぞくことも必要だと思います。
核戦争の一歩手前までいき、世界中が生きた心地がしなかったキューバ危機、その後の冷戦期ゴルバチョフ時代、核シェルターが米ソや周辺国の民間宅にも作られ、世界中が核戦争の恐怖におびえていた時代がありました。
その時代の、特にヨーロッパ市民、基地を抱える国々が抱いていた核戦争への危機感、軍事衝突の危険をリアルに思い出すべきです。
そして、ゴルバチョフ氏から危機感を共有し、レーガン氏も外交努力し、1987年にINF(中距離核戦力)を全廃した外交努力の意識、流れををもう一度各国のリーダーが思い出し、つくるべきです。
リーダーたちがデタント(緊張緩和・雪解け)に向けて一歩踏み出すことが大切だと思います。
今後、地球では、地震や震災も増えることが予想されます。核兵器、化学兵器、生物兵器が配備されたままのでは、それが誤発射されたり漏れ出したら、それが人類の存続を脅かすことにもなりかねません。人類の存続のために、協力して核兵器などをなくしていくべきです。
中国も協力に巻き込んで、核軍縮に持っていく必要があります。米ロが努力すれば可能ではないでしょうか。
米「条件付きで新START延長可能」 核軍縮めぐり 2020/8/19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62787140Z10C20A8I00000/
米、中国の核軍縮参加に固執 新START延長に難色 2019/12/11
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53223750R11C19A2FF1000/
「核戦争に勝者はいない」とはゴルバチョフ氏は言っています。
ゴルバチョフ氏は、最近の著書で、核兵器は、「〈兵器の一種〉でも、〈戦争遂行の手段〉でもない。これはジェノサイド(集団的大虐殺)の兵器だ。私にとってこれは自明の理だ」と述べています。
「ミハイル・ゴルバチョフ 変わりゆく世界の中で」 2020年7月 同氏著
現在89歳の同氏も当時の経験から、IMF全廃条約が失効し、日本やヨーロッパに中距離核ミサイルが配備されようとする、今の危機を強く感じているのだと思います。
これには、大国のリーダーたちの一国主義のおごり、競争、猜疑心、当事者意識の欠如があると思います。
中国も、覇権のために核弾頭を多く持つ必要があると考えているかもしれません。
しかし、世界が経験したのは、誤発射、誤発射命令、誤爆、東日本やチェルノブイリのような震災による放射能被害です。
(沖縄では誤って発射、那覇の海に落ちましたが幸い爆発をまぬかれました。)
軍人には必ず好戦的な者もおり、配備することそれ自体が、その国に危険をもたらすということを、中国などの国、国民、周辺国の人々は知るべきです。(ロシアにとってのカザフスタンのように、辺境に近いところに核兵器が置かれる傾向があります。)
人間のミスや災害はまた起こります。
下記は報道で出ている沖縄の例ですが、他の基地でも似た事故はあった可能性があります。
キューバ危機の際は、ケネディ大統領は、カーチス・ルメイなどの軍人に、先制攻撃を強く進言されていました。
核ミサイル、沖縄で1959年誤発射 「爆発なら那覇は吹き飛んでいた」 2017年9月12日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/140986
1962年のキューバ危機、核攻撃命令を疑った米沖縄部隊
一触即発、現場判断で発射回避、元米軍技師らの証言で明らかに 2015年3月15日
https://sandiegoyuyu.com/index.php/news-2/us-news/11509-1962%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%90%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%80%81%E6%A0%B8%E6%94%BB%E6%92%83%E5%91%BD%E4%BB%A4%E3%82%92%E7%96%91%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%B1%B3%E6%B2%96%E7%B8%84%E9%83%A8%E9%9A%8A-150401-4
勲一等、「親授」せず 編集委員 上別府 保慶 2018/5/17 カーチス・ルメイ
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/416947/
キューバ危機を経験したケネディの言葉 「軍の連中を信用するな。それが次の大統領へのアドバイスだ」
今世界にいるのは、戦後生まれの今のリーダーたちですが、単なる優位性、覇権意識、甘い認識で核兵器を保有し、
何かで引き金を引けば取り返しのつかないことになります。
欧米は、核戦争の危険を回避すべく、ロシアを侮らず、東欧を煽らず、
ロシア周辺国も、資金、武器提供、混乱に振り回されないようにし、
早くミサイル配備をしない方向に、リーダーたちが話し合い、協力してもっていくべきです。
各国が現状を放置せず、核廃止に向けて一歩踏み出すことです。
少し話はそれますが、日本も、ロシアと技術連携して、現在、油田「サハリン1、2」「ヤマルLNG」により、ロシアの天然ガスを供給しています。今後もこれを太くし、平和条約締結を目指し、ロシアと友好関係を作っていく方が、中国対策や日本の自立にも役立ちます。
北方領土への米軍配備の圧力があるからとあきらめず、どうすれば圧力を回避できるか、米国が呑むかをを不断に考え、米国、ロシアと交渉すべきです。
石油から再エネまで、あまり知らないロシアと日本のエネルギー協力
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/russia.html
そして、9月28日のこころのかけはしメイン記事における提言にもありましたが、北方領土については、10年かけて、北方領土の人々、特に若い人々を日本で産業教育し、島を支える人材とし、日本に対する印象をよくしてもらうことも、とてもよい方法だと思います。今の日本らしく、外国の人の真心、良心を伸ばす方法をとって頂きたいです。
2020.09.28.08:30
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3584.html
日本の印象を変えてもらうための地ならしの政策を、経産省や鈴木宗男のような政治家や後継者も一緒になって、ロシアや諸外国、島しょふくめて、人材交流、技術連携などを実施してほしいです。
現状を放置しロシアを追い込めば、ロシアは中国と連携し、欧米に対抗し、ブロック化が進む可能性があります。
ヨーロッパVSロシア
日、米、台湾 VS 中国・周辺国 のようになってしまいます。
これが固まれば、第三次世界大戦にもなりかねない構図になってしまいます。
かつての世界大戦前夜のようなシフトはやめるべきです。
そのためにも、ヨーロッパのリーダーは米軍配備を回避、ロシアとの融和に努め、日本も中国寄りのカンボジア、ラオス、ミャンマーなどとも戦略的に留学生受け入れ、人材交流をしてくべきです。
去る10月5日にも、アジア太平洋連携といって、日本、オーストラリア、インドが、米国の主導でアジア太平洋構想に入り、下記写真を見ても無理やり立たされているような状況ですが、そのままだと、日本、オーストラリアはミサイル配備されてしまいます。
日本は、自国の主張、交流、人材育成含め、どうやれば他国、他地域を味方にできるかを考え、大々的に実施すべきです。
世界のブロック化を乗り越えるべく、むしろ相手陣営の国々との交流を行うべきだと思います。
日米豪印、アジア太平洋戦略で連携 ポンペオ氏が中国批判 2020年10月06日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100600688&g=pol
この記事は、政治経済を担当している、知念敦によるものです。
ロシアとヨーロッパ諸国の武力衝突の危険性について その1
- 2020/10/07
- 15:48
現在、ヨーロッパ(とその後ろのアメリカ)とロシアの対立が深刻化しつつあります。ロシア周辺国で包囲網がつくられ、ロシアを刺激し、核戦争に至りかねない状況があります。アメリカは、1979年のソ連のアフガン侵攻、そして21世紀以降も、核大国であるロシアを潰そうと、ロシア周辺国に様々な紛争工作を仕掛けてきました。(1979年のアフガン侵攻では、アメリカは、親米のパキスタン経由でアフガンにスティンガーミサイルなどの武...
現在、ヨーロッパ(とその後ろのアメリカ)とロシアの対立が深刻化しつつあります。
ロシア周辺国で包囲網がつくられ、ロシアを刺激し、核戦争に至りかねない状況があります。
アメリカは、1979年のソ連のアフガン侵攻、そして21世紀以降も、核大国であるロシアを潰そうと、ロシア周辺国に様々な紛争工作を仕掛けてきました。
(1979年のアフガン侵攻では、アメリカは、親米のパキスタン経由でアフガンにスティンガーミサイルなどの武器を送り、ソ連は撤退しました。そこから、9.11同時多発テロのオサマ・ビン・ラディンが登場します。
そのアフガン侵攻によるロシア兵の疲弊、麻薬流通から、今のロシアの政情不安が生まれたと言われます。
これはアメリカにとってのベトナムと似ています。ベトナム戦争後、アメリカは退役兵への麻薬を必要とし、メキシコの治安を悪化させる要因となりました。戦勝国でも、戦争の後遺症が今の治安に影響していることは一般に知っていただきたいです。)
アメリカがテロを受けた200年の9.11同時多発テロ事件のあと、米軍は、アフガンに侵攻して長期駐留し、実態としてロシア周辺のバルト3国にドルマネーをまいて、資本主義のいい思いをさせ、ロシア周辺国がNATO側になびくように、工作や運動、紛争を行ってきました。
ロシア周辺国での懐柔策や紛争がその後も続き、(本当に)核戦争手前の状況になっていた、2014年のウクライナ危機、その後のヨーロッパのドイツ米軍のポーランドなどへの米軍移転、欧州などへのミサイル配備が行われています。
そして今、アルメニア・アゼルバイジャン間での軍事衝突、ベラルーシで親ロシア大統領への抗議運動が発生しています。
(ウクライナ危機など、核戦争手前の状況までロシアが追い込まれていたのは思い出していただきたいです。)
今後、これらの国が、NATO寄りの勢力に侵攻されば、ロシアがNATO勢力に囲まれることになり、ロシア対ヨーロッパ勢の戦争を誘発することになりかねません。
アメリカ軍によるヨーロッパ圏内への核弾頭配備が発覚 2019/05/02
https://parstoday.com/ja/news/world-i52965
アルメニア・アゼルバイジャン間の緊張が意味するもの
31.07.2020 ~ 14.09.2020
https://www.trt.net.tr/japanese/puroguramu/2020/07/31/arumeniaazerubaiziyanjian-nojin-zhang-gayi-wei-surumono-1464792
ベラルーシ情勢 ロシアとの関係が焦点に 2020年8月19日 5時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200819/k10012573081000.html
このような、欧米(NATO勢)によるロシア弱体化のための工作は、東ヨーロッパ、ヨーロッパ、ロシア周辺国、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、ウクライナ、中央アジア(ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン)、カフカス地方(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)と、ロシア周辺の国を縫うように、武器や資金を支援したり、紛争を起こすなどの形で行われてきました。
下記地図を見れば、これらの国がロシアを包囲しているのがイメージできると思います。
地図参照 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9197/
それは首都モスクワにミサイルを発射できるところにに反ロシア国をつくることを意味し、ロシアにとっては首都を守る生命線を奪われることになるため、周辺国がとられそうになったときは、核戦争も辞さない姿勢で臨んでいます。
このようにアゼルバイジャンなどで混乱が続く状況下、ロシアは、核を使うことを明言した文書も公開しています。
これは欧米がロシアの同盟国を攻撃すれば、核攻撃も認めるというメッセージです。
(2020年6月、ロシアは、「核抑止の国家政策の基本」という文書を公表。その文書には、通常兵器でも同盟国などへの攻撃に対し、核兵器の使用を認めることが書かれており、アメリカを牽制する意味で公表したと言われる。)
ロシアが核使用の指針を公表、米国をけん制 2020/6/3 4:19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59907600T00C20A6000000/
東ヨーロッパが米軍配備を求める背景として、ロシアに対する恐怖心があります。
東ヨーロッパ諸国が持つ、ロシアへの恐怖は特別なものがあります。
ロシアに近い、バルト3国、オーストリア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、ハンガリー、フィンランドなどは、第二次大戦時、ロシアに攻められており、その恐怖感は非常に大きいです。
そして、ロシアにも、第二次世界大戦で、ナチス・ドイツの侵攻を受けたトラウマがあり、自分寄りの国と国境を接していないと不安でしょうがない。常にウクライナやグルジア(ジョージア)などの緩衝地帯をつくりたいと考えている国です。
かといって、今のままEU諸国に米軍配備をすすめ、周辺国に混乱が起こされ、NATOがロシアに手を出すことがあれば第二次世界大戦のようになりかねません。
核戦争というのは、反撃されないために、総力戦になるものであり、ロシアも、つぶされるくらいなら力があるうちに反撃しようという判断をするからです。
その2に続きます。
ロシア周辺国で包囲網がつくられ、ロシアを刺激し、核戦争に至りかねない状況があります。
アメリカは、1979年のソ連のアフガン侵攻、そして21世紀以降も、核大国であるロシアを潰そうと、ロシア周辺国に様々な紛争工作を仕掛けてきました。
(1979年のアフガン侵攻では、アメリカは、親米のパキスタン経由でアフガンにスティンガーミサイルなどの武器を送り、ソ連は撤退しました。そこから、9.11同時多発テロのオサマ・ビン・ラディンが登場します。
そのアフガン侵攻によるロシア兵の疲弊、麻薬流通から、今のロシアの政情不安が生まれたと言われます。
これはアメリカにとってのベトナムと似ています。ベトナム戦争後、アメリカは退役兵への麻薬を必要とし、メキシコの治安を悪化させる要因となりました。戦勝国でも、戦争の後遺症が今の治安に影響していることは一般に知っていただきたいです。)
アメリカがテロを受けた200年の9.11同時多発テロ事件のあと、米軍は、アフガンに侵攻して長期駐留し、実態としてロシア周辺のバルト3国にドルマネーをまいて、資本主義のいい思いをさせ、ロシア周辺国がNATO側になびくように、工作や運動、紛争を行ってきました。
ロシア周辺国での懐柔策や紛争がその後も続き、(本当に)核戦争手前の状況になっていた、2014年のウクライナ危機、その後のヨーロッパのドイツ米軍のポーランドなどへの米軍移転、欧州などへのミサイル配備が行われています。
そして今、アルメニア・アゼルバイジャン間での軍事衝突、ベラルーシで親ロシア大統領への抗議運動が発生しています。
(ウクライナ危機など、核戦争手前の状況までロシアが追い込まれていたのは思い出していただきたいです。)
今後、これらの国が、NATO寄りの勢力に侵攻されば、ロシアがNATO勢力に囲まれることになり、ロシア対ヨーロッパ勢の戦争を誘発することになりかねません。
アメリカ軍によるヨーロッパ圏内への核弾頭配備が発覚 2019/05/02
https://parstoday.com/ja/news/world-i52965
アルメニア・アゼルバイジャン間の緊張が意味するもの
31.07.2020 ~ 14.09.2020
https://www.trt.net.tr/japanese/puroguramu/2020/07/31/arumeniaazerubaiziyanjian-nojin-zhang-gayi-wei-surumono-1464792
ベラルーシ情勢 ロシアとの関係が焦点に 2020年8月19日 5時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200819/k10012573081000.html
このような、欧米(NATO勢)によるロシア弱体化のための工作は、東ヨーロッパ、ヨーロッパ、ロシア周辺国、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、ウクライナ、中央アジア(ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン)、カフカス地方(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)と、ロシア周辺の国を縫うように、武器や資金を支援したり、紛争を起こすなどの形で行われてきました。
下記地図を見れば、これらの国がロシアを包囲しているのがイメージできると思います。
地図参照 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9197/
それは首都モスクワにミサイルを発射できるところにに反ロシア国をつくることを意味し、ロシアにとっては首都を守る生命線を奪われることになるため、周辺国がとられそうになったときは、核戦争も辞さない姿勢で臨んでいます。
このようにアゼルバイジャンなどで混乱が続く状況下、ロシアは、核を使うことを明言した文書も公開しています。
これは欧米がロシアの同盟国を攻撃すれば、核攻撃も認めるというメッセージです。
(2020年6月、ロシアは、「核抑止の国家政策の基本」という文書を公表。その文書には、通常兵器でも同盟国などへの攻撃に対し、核兵器の使用を認めることが書かれており、アメリカを牽制する意味で公表したと言われる。)
ロシアが核使用の指針を公表、米国をけん制 2020/6/3 4:19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59907600T00C20A6000000/
東ヨーロッパが米軍配備を求める背景として、ロシアに対する恐怖心があります。
東ヨーロッパ諸国が持つ、ロシアへの恐怖は特別なものがあります。
ロシアに近い、バルト3国、オーストリア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、ハンガリー、フィンランドなどは、第二次大戦時、ロシアに攻められており、その恐怖感は非常に大きいです。
そして、ロシアにも、第二次世界大戦で、ナチス・ドイツの侵攻を受けたトラウマがあり、自分寄りの国と国境を接していないと不安でしょうがない。常にウクライナやグルジア(ジョージア)などの緩衝地帯をつくりたいと考えている国です。
かといって、今のままEU諸国に米軍配備をすすめ、周辺国に混乱が起こされ、NATOがロシアに手を出すことがあれば第二次世界大戦のようになりかねません。
核戦争というのは、反撃されないために、総力戦になるものであり、ロシアも、つぶされるくらいなら力があるうちに反撃しようという判断をするからです。
その2に続きます。