SDGsについて その3
- 2019/10/28
- 18:12
続けて、「3環境に関すること」に関連する目標について説明します。「目標7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」・・・世界では、12億人を超える人が電気を使えない暮らしをしている。そうした地域は、料理などで薪や炭を燃やすため、室内の空気が汚れ、人々の健康がひどく損なわれている。毎年、400万人の女性や子どもが、調理による煙や有毒ガスで命を落としている。(大変なことだと思います。)これらを解決するには...
続けて、「3環境に関すること」に関連する目標について説明します。
「目標7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」・・・世界では、12億人を超える人が電気を使えない暮らしをしている。
そうした地域は、料理などで薪や炭を燃やすため、室内の空気が汚れ、人々の健康がひどく損なわれている。毎年、400万人の女性や子どもが、調理による煙や有毒ガスで命を落としている。(大変なことだと思います。)
これらを解決するには、つくったエネルギーをより効率的に使うこと、再生可能エネルギーを増やすことが必要。
取組事例として、アフリカの薪に代わってバイオマスを利用した「アフリカン・クリーンエネルギー社」の高効率のコンロ などがある。
http://www.ntv.co.jp/pmtv/channel/sp/contents/c223.html
再生可能エネルギーの例として、
景観を損ねない太陽パネル テスラ社「ソーラールーフ・タイル」
https://www.tesla.com/jp/solarroof などの取組があります。
「目標、12つくる責任、つかう責任」・・・国や自治体、企業や消費者が生産と消費を変えていく必要がある。
具体的には、食品のロスを減らし、廃棄物の削減とリサイクルを推進すること。資源とエネルギーの効率的な活用が挙げられます。
これを推進する取り組みとして、持続可能につながる商品ラベル「サステナブル・ラベル」、オーガニックコットンや、フェアトレード、レインフォレストアライアンス、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)などがあります。
https://www.jsl.life/
「目標13、気候変動に具体的な対策を」・・・化石燃料の使用をやめること、気候変動に対応しようとすること
「トランジション・タウン」市民がお金を出し合って再生可能な発電所を作ったり、空き地で農作物をつくったりする取組。
https://greenz.jp/2013/04/11/transitionfujino_school/
気候変動を促すような事業に投資している銀行から貯金を付け替える「ダイベストメント」という取り組みが広がっています。
ダイベストメント(インベストメント(投資)の反意語)
350.org.japan https://world.350.org/ja/press-release/1000divestment/
「14、海の豊かさを守ろう」・・・人間の出す大量のゴミが海を汚し、海の生き物を苦しめている。また、漁業の仕方を改善しないと、魚が取れなくなる。
筏を減らし、自然に負荷をかけないカキ養殖など
南三陸戸倉っこかき
https://www.wwf.or.jp/activities/achievement/790.html
「15、陸の豊かさも守ろう」・・・木を伐ったら植える、野生動物の売買を禁止するなど。
コンサベーション・インターナショナル・ジャパンでは、生物多様性ホットスポットを指定し、その環境保全に優先的に資金と労力をかけている。
ホットスポットについて
https://www.conservation.org/japan/biodiversity-hotspots
以上、3つの分野と関連する目標と取組事例について紹介しましたが、
さらに、上記3分野をとりまとめる、ガバナンス(統治・とりまとめ関連)分野として、
「16、平和と公正をすべての人に」・・・暴力や虐待のない社会、汚職や差別のない社会 誰もが政治に参加できる社会をめざす。
取組例として、コロンビアでは、ゲリラ兵に若いころの写真を探し、母親のメッセージとともに撒き、1万8千人が投降しました。
コロンビアのゲリラを「家に帰す」広告キャンペーンhttps://wired.jp/2015/10/27/jose-sokoloff-colombia/
あなたは私の子どもです 写真
https://www.las2orillas.co/la-super-campana-navidena-para-desmovilizar-guerrilleros/
「17、パートナーシップで目標を達成しよう」・・・取組を一国で行うのでなく、様々な国や立場、企業、投資家、NPOが連携することが社会を変える大きな力となる。
ESG投資など http://www.building.co.jp/news/2902/
これらのように、SDGsには17の目標がありますが、その特徴として、一つの推進項目でも、実現しようとする際に、多くの目標が具体的な行動にかかわってくる、というものがあります。
女性の活躍推進なら、シングルマザーの貧困(目標1)、教育のあり方(目標4)、雇用のあり方(目標8)、男女間の格差や偏見(目標10)、妊婦にやさしいインフラ・交通(目標11)、公共機関や意思決定(目標16)など、達成のためのさまざまな行動を考えることができます。
このことは、一つの問題解決にあたり、総合的に、統合的に、同時的すすめていく方法があることを示しています。
SDGsについては、その理解や普及のために、ファシリテーターが養成され、カードゲームやさまざまの取組が行わわれています。
金沢工業大学には、SDGs推進センター
様々な情報やキットを提供しています。資金や資源のトレードオフなどがわかる カードゲームなどもあります。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/application.html
金沢工業大学HP
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/
その他、関連情報
地方自治体への導入(組織体制や指標の設定)について。
http://www.ibec.or.jp/sdgs/SDGs_guidline_brochure_201803.pdf
以上、SDGsについて少し詳しく説明しましたが、これは、国際的に取り組むべき課題と、その解決方法の編み出しの指標や、考えのツールになりうる大切な取組だと思います。
これらの概念が一般社会に広がり、各人、各国政府や団体が取組みや問題解決の手法を発達させ、広げ、地球や命が存続していける社会になることを切に願います。
祈りの和ブログより 内容的にも、SDGsにも関連すると思いましたので、抜粋します。
地球や命を守ることについて、とても大切なことが書かれていると思います。
地球にある遺伝子、生物多様性には、深い存在意義があるのだろうと思います。
日々の祈りの際に伝えられた御言葉 より
2019.10.11.11:20
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3537.html
*10月8日 日々の祈り*
善き流れとは 多くの生きとし生けるものが その場におり
共に 生きている 未来でもある
命達の多様性は 大変重要であり その多様性があるからこそ 食物連鎖とゆうものがあるからこそ そこには 理に適った法則が 回り続けている
人が 様々なることに 自然の秩序 自然の摂理に 手を貸すことは 不必要なことでもあるが
しかしながら 縮小しているものや 絶滅が危惧されるもの
並びに 守らなければならないもの
そのような物事について また 命達については
人間は 積極的に 守り続けてゆかなければいけない
人が 善き流れへと進みゆくためにも 生命の多様性は 本当に必要である
忘れずにいてほしい
人が行えることは 多種多様にある
いつから始めても 最初の一歩である
踏み出せずにいるのと 踏み出して進むのとでは 後の結果に 大きな差が出てくる
未来を 平和のものと変えゆかば そなた自身がしっかりと 進みゆくべきであろう
日々の祈りの際に伝えられた御言葉
2019.10.17.12:00
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3539.html
*10月10日 日々の祈り*
よいか 人々 命の子らよ
自らの命は 多くの命達により支えられていることを忘れてはならない
動いているものの 命
動かず 食物とゆう名で 捉えている その命
どちらも命である
その命を体内に取り入れ 自らの命を 繋ぎ続けている
多くの命の支えがあり 自らが生きていることを忘れてはならない
だからこそ 争いとゆうものは 不毛であるとゆうのだ(中略)
さてここで人々は 変わらなければならない
命達に生かされていることに感謝をし
そしてそれは 己だけではなく 全てのもの達がそうであるとゆうことに 改めて気付き
戦 争いではない 協力 支え合いの道を 進むことを
今から改めて目指し直し 道を創り続けてゆくことである
大切な道 生命 命達のためにも
戦 争いは 決して起こしてはならないものである
*10月12日 日々の祈り*
命達よ
善き未来を 創りゆくためにも 自らが置かれている状況を よく見つめ直すことである
人々よ よくよく命達を守られよ
己や そして己の大切なもの達
人々のみならず 生きとし生けるもの その命を 守られよ
全ての命達は そなたたち人々と同じように 命の連鎖の中 息づいており 大地の子でもある
子らを慈しみ 守りゆく 母なる地球の想いを 汲み取られよ
人が 争ってはならない
争うことにより 不要に命を 奪い尽くすだけではなく
この地球上とゆう大地に於いても 負の連鎖を 生み出し続けることとなりゆく
お願いである
人々もまた 未来に於いても 生命 命達が この星が 存続しゆくことが出来るように一人ひとりが 心がけ 行いを繋ぎ続け
善き 善き 行いを 繋ぎ続け
人々として そして更に 意識覚醒し 地球と共にある 生命 命達と共にある 地球人として
平和の世である 地球人 更に進化発展し 平和の世である 多くの命達と共に共存しゆく
皆が しっかりと 一つとなり 纏まり この星を守り続け 守り抜く みろく人となりゆくように
人の意識は 進化発展しゆき 変化し続けることが出来る
善き流れへと 変えゆくことが出来るように 己を磨き続けられよ
この記事及び情報紹介は、政治経済記事担当のA.Cによるものです。
「目標7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」・・・世界では、12億人を超える人が電気を使えない暮らしをしている。
そうした地域は、料理などで薪や炭を燃やすため、室内の空気が汚れ、人々の健康がひどく損なわれている。毎年、400万人の女性や子どもが、調理による煙や有毒ガスで命を落としている。(大変なことだと思います。)
これらを解決するには、つくったエネルギーをより効率的に使うこと、再生可能エネルギーを増やすことが必要。
取組事例として、アフリカの薪に代わってバイオマスを利用した「アフリカン・クリーンエネルギー社」の高効率のコンロ などがある。
http://www.ntv.co.jp/pmtv/channel/sp/contents/c223.html
再生可能エネルギーの例として、
景観を損ねない太陽パネル テスラ社「ソーラールーフ・タイル」
https://www.tesla.com/jp/solarroof などの取組があります。
「目標、12つくる責任、つかう責任」・・・国や自治体、企業や消費者が生産と消費を変えていく必要がある。
具体的には、食品のロスを減らし、廃棄物の削減とリサイクルを推進すること。資源とエネルギーの効率的な活用が挙げられます。
これを推進する取り組みとして、持続可能につながる商品ラベル「サステナブル・ラベル」、オーガニックコットンや、フェアトレード、レインフォレストアライアンス、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)などがあります。
https://www.jsl.life/
「目標13、気候変動に具体的な対策を」・・・化石燃料の使用をやめること、気候変動に対応しようとすること
「トランジション・タウン」市民がお金を出し合って再生可能な発電所を作ったり、空き地で農作物をつくったりする取組。
https://greenz.jp/2013/04/11/transitionfujino_school/
気候変動を促すような事業に投資している銀行から貯金を付け替える「ダイベストメント」という取り組みが広がっています。
ダイベストメント(インベストメント(投資)の反意語)
350.org.japan https://world.350.org/ja/press-release/1000divestment/
「14、海の豊かさを守ろう」・・・人間の出す大量のゴミが海を汚し、海の生き物を苦しめている。また、漁業の仕方を改善しないと、魚が取れなくなる。
筏を減らし、自然に負荷をかけないカキ養殖など
南三陸戸倉っこかき
https://www.wwf.or.jp/activities/achievement/790.html
「15、陸の豊かさも守ろう」・・・木を伐ったら植える、野生動物の売買を禁止するなど。
コンサベーション・インターナショナル・ジャパンでは、生物多様性ホットスポットを指定し、その環境保全に優先的に資金と労力をかけている。
ホットスポットについて
https://www.conservation.org/japan/biodiversity-hotspots
以上、3つの分野と関連する目標と取組事例について紹介しましたが、
さらに、上記3分野をとりまとめる、ガバナンス(統治・とりまとめ関連)分野として、
「16、平和と公正をすべての人に」・・・暴力や虐待のない社会、汚職や差別のない社会 誰もが政治に参加できる社会をめざす。
取組例として、コロンビアでは、ゲリラ兵に若いころの写真を探し、母親のメッセージとともに撒き、1万8千人が投降しました。
コロンビアのゲリラを「家に帰す」広告キャンペーンhttps://wired.jp/2015/10/27/jose-sokoloff-colombia/
あなたは私の子どもです 写真
https://www.las2orillas.co/la-super-campana-navidena-para-desmovilizar-guerrilleros/
「17、パートナーシップで目標を達成しよう」・・・取組を一国で行うのでなく、様々な国や立場、企業、投資家、NPOが連携することが社会を変える大きな力となる。
ESG投資など http://www.building.co.jp/news/2902/
これらのように、SDGsには17の目標がありますが、その特徴として、一つの推進項目でも、実現しようとする際に、多くの目標が具体的な行動にかかわってくる、というものがあります。
女性の活躍推進なら、シングルマザーの貧困(目標1)、教育のあり方(目標4)、雇用のあり方(目標8)、男女間の格差や偏見(目標10)、妊婦にやさしいインフラ・交通(目標11)、公共機関や意思決定(目標16)など、達成のためのさまざまな行動を考えることができます。
このことは、一つの問題解決にあたり、総合的に、統合的に、同時的すすめていく方法があることを示しています。
SDGsについては、その理解や普及のために、ファシリテーターが養成され、カードゲームやさまざまの取組が行わわれています。
金沢工業大学には、SDGs推進センター
様々な情報やキットを提供しています。資金や資源のトレードオフなどがわかる カードゲームなどもあります。
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/application.html
金沢工業大学HP
https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/
その他、関連情報
地方自治体への導入(組織体制や指標の設定)について。
http://www.ibec.or.jp/sdgs/SDGs_guidline_brochure_201803.pdf
以上、SDGsについて少し詳しく説明しましたが、これは、国際的に取り組むべき課題と、その解決方法の編み出しの指標や、考えのツールになりうる大切な取組だと思います。
これらの概念が一般社会に広がり、各人、各国政府や団体が取組みや問題解決の手法を発達させ、広げ、地球や命が存続していける社会になることを切に願います。
祈りの和ブログより 内容的にも、SDGsにも関連すると思いましたので、抜粋します。
地球や命を守ることについて、とても大切なことが書かれていると思います。
地球にある遺伝子、生物多様性には、深い存在意義があるのだろうと思います。
日々の祈りの際に伝えられた御言葉 より
2019.10.11.11:20
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3537.html
*10月8日 日々の祈り*
善き流れとは 多くの生きとし生けるものが その場におり
共に 生きている 未来でもある
命達の多様性は 大変重要であり その多様性があるからこそ 食物連鎖とゆうものがあるからこそ そこには 理に適った法則が 回り続けている
人が 様々なることに 自然の秩序 自然の摂理に 手を貸すことは 不必要なことでもあるが
しかしながら 縮小しているものや 絶滅が危惧されるもの
並びに 守らなければならないもの
そのような物事について また 命達については
人間は 積極的に 守り続けてゆかなければいけない
人が 善き流れへと進みゆくためにも 生命の多様性は 本当に必要である
忘れずにいてほしい
人が行えることは 多種多様にある
いつから始めても 最初の一歩である
踏み出せずにいるのと 踏み出して進むのとでは 後の結果に 大きな差が出てくる
未来を 平和のものと変えゆかば そなた自身がしっかりと 進みゆくべきであろう
日々の祈りの際に伝えられた御言葉
2019.10.17.12:00
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-3539.html
*10月10日 日々の祈り*
よいか 人々 命の子らよ
自らの命は 多くの命達により支えられていることを忘れてはならない
動いているものの 命
動かず 食物とゆう名で 捉えている その命
どちらも命である
その命を体内に取り入れ 自らの命を 繋ぎ続けている
多くの命の支えがあり 自らが生きていることを忘れてはならない
だからこそ 争いとゆうものは 不毛であるとゆうのだ(中略)
さてここで人々は 変わらなければならない
命達に生かされていることに感謝をし
そしてそれは 己だけではなく 全てのもの達がそうであるとゆうことに 改めて気付き
戦 争いではない 協力 支え合いの道を 進むことを
今から改めて目指し直し 道を創り続けてゆくことである
大切な道 生命 命達のためにも
戦 争いは 決して起こしてはならないものである
*10月12日 日々の祈り*
命達よ
善き未来を 創りゆくためにも 自らが置かれている状況を よく見つめ直すことである
人々よ よくよく命達を守られよ
己や そして己の大切なもの達
人々のみならず 生きとし生けるもの その命を 守られよ
全ての命達は そなたたち人々と同じように 命の連鎖の中 息づいており 大地の子でもある
子らを慈しみ 守りゆく 母なる地球の想いを 汲み取られよ
人が 争ってはならない
争うことにより 不要に命を 奪い尽くすだけではなく
この地球上とゆう大地に於いても 負の連鎖を 生み出し続けることとなりゆく
お願いである
人々もまた 未来に於いても 生命 命達が この星が 存続しゆくことが出来るように一人ひとりが 心がけ 行いを繋ぎ続け
善き 善き 行いを 繋ぎ続け
人々として そして更に 意識覚醒し 地球と共にある 生命 命達と共にある 地球人として
平和の世である 地球人 更に進化発展し 平和の世である 多くの命達と共に共存しゆく
皆が しっかりと 一つとなり 纏まり この星を守り続け 守り抜く みろく人となりゆくように
人の意識は 進化発展しゆき 変化し続けることが出来る
善き流れへと 変えゆくことが出来るように 己を磨き続けられよ
この記事及び情報紹介は、政治経済記事担当のA.Cによるものです。
SDGsについて その2
- 2019/10/28
- 17:45
SDGsについて、どのようなものか説明したいと思います。その前に、一つ説明したいことがありまして、SDGs関連で、よく批判的に言われるもので「SDGsウオッシュ」というものがあります。(「○○ウオッシュ」という言葉で、「○○にいいようにみせて、取り繕う」のような意味)「実態が伴っていないのに、上辺だけSDGsへ対応しているように見せかけている」ことを指すことばです。これについて、私としては、例えそういう企業があると...
SDGsについて、どのようなものか説明したいと思います。
その前に、一つ説明したいことがありまして、SDGs関連で、よく批判的に言われるもので「SDGsウオッシュ」というものがあります。(「○○ウオッシュ」という言葉で、「○○にいいようにみせて、取り繕う」のような意味)「実態が伴っていないのに、上辺だけSDGsへ対応しているように見せかけている」ことを指すことばです。
これについて、私としては、例えそういう企業があるとしても、世界的にさまざまな人がSDGsに取り組み、その効果が検証されていく以上、「優良事例」や「教訓」として生かされることを考えれば、ウオッシュを批判するよりは、できる企業体や団体で、効果も含めできることに取り組んでいくことが大切だと考えます。(たしかに、SDGsの指標には石鹸会社の意向をふまえたものもあり、企業利益のためのものもあります。ただ、それらにより衛生環境が良くなり、企業発案でよいアイディアが実現できればそれでよいと思います。役に立つ技術には、資金が集まり、新しい産業をつくりうるからです。)
その意味では、政府や関係機関による優良事例の収集、公表、世界的な精査がとても大切になると思います。(測ることで、取組を比較し、競争心もかきたてることも、SDGsの狙いの一つです)
次に、SDGsについて、どういう中身か説明したいと思います。
目標やその中身について
「未来を変える目標 SDGsアイディアブック」より
SDGsとは、2030年の世界の姿を表した目標ですが、大きく3つの種類にわけられます。
「1つ目は、経済に関すること」
今後、どうやって経済を成長させるか、産業や技術をどのように革新してけばよいか、仕事の仕方はどうすればいいか、がここに含まれます。17の目標のうち、これに含まれるものとして、
「目標8、生きがい、経済成長」・・・過労死や、働く人の安全、教育、報酬がないがしろにされていないか。
「目標9、産業と技術革新のインフラをつくろう」・・・道路、電力、水道などのインフラがしなやかで持続可能となること。 資源消費型でない技術革新推進など があります。
「2つ目は、社会に関すること」
貧しい人や飢餓に苦しんでいる人をなくし、健康な人を増やしていく。教育がいきわたり、生活しやすいまちや都市をつくっていく。差別や格差をなくしていく。という社会に関する目標の枠組みです。
これに含まれるものとして、
「目標1、貧困をなくそう」・・・1日1.9ドル未満で生活している人をなくす。健康に生きるための水や食べ物、医療を受ける。教育を受ける。女性の立場の改善。
「目標2、飢餓をなくそう」・・・飢餓に苦しむ人は地球上におよそ8億人おり、アジアやアフリカには満足に食べられず栄養が偏り命を落とす子どもや大人がたくさんいる。生態系を守り、土地がやせないように注意して、アジア・アフリカの小さな農家の生産性を上げる取組も必要。また、人口増加や紛争によって飢餓を広げない努力が必要。
「目標3、すべての人に健康を福祉を」・・・特に途上国では医療や健康に関する知識がいきわたらず、肺炎や下痢、マラリアで多くの命が失われている。途上国では、出産時の女性や子の死亡率、エイズや結核などの感染症が健康を脅かしている。
また、先進国含め、たばこ、酒、薬物乱用、交通事故、環境汚染で健康を害する状況を変えていかなければならない。
「目標11、住み続けられる街づくりを」・・・現在、年に暮らす人は世界の半分以上を占める。
そこでは、人口集中による住宅不足、老朽化した建物による危険、大気汚染やゴミ問題、格差の拡大、犯罪などの解決が求められており、人が住み続けられる街をつくるには、住民参加の都市計画や管理に参加できることも欠かせない。
「4、質の高い教育をみんなに」・・・読み書きができない15歳以上の人は、世界に7億人もいる。そのおよそ3分の2が女性。女の子が学校に行かせてもらえない地域が多い。性別や経済力、年齢にかかわらず教育を受けられるようにするのがこの目標。
アフリカの「みんなの学校プロジェクト」は、教員や親の不信感、距離感をなくすべく、教員、親、地域が協働し、年に数回、教育現場の解決策を議論するなどの取組を行い、補習の実施、教室やトイレの整備につながっているとのことです。span>
JICA みんなの学校プロジェクト https://www.jica.go.jp/60th/africa/niger_01.html
https://www.jica.go.jp/aboutoda/ikegami/05/index.html
https://www.jica.go.jp/aboutoda/ikegami/05/p3.html
(話は少しずれますが、私は、人権を教えることが、教育で最も大事なことだと思います。例えば、本人を守る人権行使や、いじめを許さない環境など、大人も含めた社会全体の人権擁護につながるからです。日本人の日米地位協定などの外交や国際的人権意識にもつながると思います。)
「5、ジェンダー平等を実現しよう」・・・世界では、女の子だというだけで学校に行かせてもらえなかったり、大人になる前に結婚させられ、出産や家事の切り盛りが当たり前という国がたくさんあります。人身売買の対象になったり、日常的に暴力を振るわれたりする女の子も少なくありません。
また、途上国、先進国問わず、雇用や給与、家事分担、財産、社会の意思決定など多くの場面で女性差別はずっと行われてきています。
女性が自分の人生を自分で決め、能力を発揮することができるように制度や慣行を変えていこうというのが、この目標5なのです。
この目標5の中の169の指標には、「差別撤廃を促進するための法律的枠組みが制定されているか」などがあります。
3つ目は、環境に関することです。
環境は、私たちのエネルギーの使い方や、日ごろから口にする食べ物や水といった資源の作り方や処理の仕方が大きくかかわってきます。
「目標6、安全な水とトイレを世界中に」・・・世界には、きちんと管理された安全な水をすぐに入手できない人が21億人以上いる。
また、人や家畜の糞便、工場排水土壌汚染された地下水を飲んで下痢になり、命を落とす子こどもが年間150万人にのぼる。今後水がさらに汚染されれば、水はさらに高額になり、貧しい人はますます水不足に苦しむ。
途上国での上下水処理や再利用の仕組みを整えること、きれいな水をつくる自然環境を保護、回復していくことが必要。
取組例:水を湖水に流さず、ドラム缶に入れ、微生物で分解するなど
ウォーターエイド・ジャパン「ハンディポッド」
https://www.wateraid.org/jp/blogs/the-handypod-chronicles
この記事は、政治経済担当のA.Cによるものです。
その前に、一つ説明したいことがありまして、SDGs関連で、よく批判的に言われるもので「SDGsウオッシュ」というものがあります。(「○○ウオッシュ」という言葉で、「○○にいいようにみせて、取り繕う」のような意味)「実態が伴っていないのに、上辺だけSDGsへ対応しているように見せかけている」ことを指すことばです。
これについて、私としては、例えそういう企業があるとしても、世界的にさまざまな人がSDGsに取り組み、その効果が検証されていく以上、「優良事例」や「教訓」として生かされることを考えれば、ウオッシュを批判するよりは、できる企業体や団体で、効果も含めできることに取り組んでいくことが大切だと考えます。(たしかに、SDGsの指標には石鹸会社の意向をふまえたものもあり、企業利益のためのものもあります。ただ、それらにより衛生環境が良くなり、企業発案でよいアイディアが実現できればそれでよいと思います。役に立つ技術には、資金が集まり、新しい産業をつくりうるからです。)
その意味では、政府や関係機関による優良事例の収集、公表、世界的な精査がとても大切になると思います。(測ることで、取組を比較し、競争心もかきたてることも、SDGsの狙いの一つです)
次に、SDGsについて、どういう中身か説明したいと思います。
目標やその中身について
「未来を変える目標 SDGsアイディアブック」より
SDGsとは、2030年の世界の姿を表した目標ですが、大きく3つの種類にわけられます。
「1つ目は、経済に関すること」
今後、どうやって経済を成長させるか、産業や技術をどのように革新してけばよいか、仕事の仕方はどうすればいいか、がここに含まれます。17の目標のうち、これに含まれるものとして、
「目標8、生きがい、経済成長」・・・過労死や、働く人の安全、教育、報酬がないがしろにされていないか。
「目標9、産業と技術革新のインフラをつくろう」・・・道路、電力、水道などのインフラがしなやかで持続可能となること。 資源消費型でない技術革新推進など があります。
「2つ目は、社会に関すること」
貧しい人や飢餓に苦しんでいる人をなくし、健康な人を増やしていく。教育がいきわたり、生活しやすいまちや都市をつくっていく。差別や格差をなくしていく。という社会に関する目標の枠組みです。
これに含まれるものとして、
「目標1、貧困をなくそう」・・・1日1.9ドル未満で生活している人をなくす。健康に生きるための水や食べ物、医療を受ける。教育を受ける。女性の立場の改善。
「目標2、飢餓をなくそう」・・・飢餓に苦しむ人は地球上におよそ8億人おり、アジアやアフリカには満足に食べられず栄養が偏り命を落とす子どもや大人がたくさんいる。生態系を守り、土地がやせないように注意して、アジア・アフリカの小さな農家の生産性を上げる取組も必要。また、人口増加や紛争によって飢餓を広げない努力が必要。
「目標3、すべての人に健康を福祉を」・・・特に途上国では医療や健康に関する知識がいきわたらず、肺炎や下痢、マラリアで多くの命が失われている。途上国では、出産時の女性や子の死亡率、エイズや結核などの感染症が健康を脅かしている。
また、先進国含め、たばこ、酒、薬物乱用、交通事故、環境汚染で健康を害する状況を変えていかなければならない。
「目標11、住み続けられる街づくりを」・・・現在、年に暮らす人は世界の半分以上を占める。
そこでは、人口集中による住宅不足、老朽化した建物による危険、大気汚染やゴミ問題、格差の拡大、犯罪などの解決が求められており、人が住み続けられる街をつくるには、住民参加の都市計画や管理に参加できることも欠かせない。
「4、質の高い教育をみんなに」・・・読み書きができない15歳以上の人は、世界に7億人もいる。そのおよそ3分の2が女性。女の子が学校に行かせてもらえない地域が多い。性別や経済力、年齢にかかわらず教育を受けられるようにするのがこの目標。
アフリカの「みんなの学校プロジェクト」は、教員や親の不信感、距離感をなくすべく、教員、親、地域が協働し、年に数回、教育現場の解決策を議論するなどの取組を行い、補習の実施、教室やトイレの整備につながっているとのことです。span>
JICA みんなの学校プロジェクト https://www.jica.go.jp/60th/africa/niger_01.html
https://www.jica.go.jp/aboutoda/ikegami/05/index.html
https://www.jica.go.jp/aboutoda/ikegami/05/p3.html
(話は少しずれますが、私は、人権を教えることが、教育で最も大事なことだと思います。例えば、本人を守る人権行使や、いじめを許さない環境など、大人も含めた社会全体の人権擁護につながるからです。日本人の日米地位協定などの外交や国際的人権意識にもつながると思います。)
「5、ジェンダー平等を実現しよう」・・・世界では、女の子だというだけで学校に行かせてもらえなかったり、大人になる前に結婚させられ、出産や家事の切り盛りが当たり前という国がたくさんあります。人身売買の対象になったり、日常的に暴力を振るわれたりする女の子も少なくありません。
また、途上国、先進国問わず、雇用や給与、家事分担、財産、社会の意思決定など多くの場面で女性差別はずっと行われてきています。
女性が自分の人生を自分で決め、能力を発揮することができるように制度や慣行を変えていこうというのが、この目標5なのです。
この目標5の中の169の指標には、「差別撤廃を促進するための法律的枠組みが制定されているか」などがあります。
3つ目は、環境に関することです。
環境は、私たちのエネルギーの使い方や、日ごろから口にする食べ物や水といった資源の作り方や処理の仕方が大きくかかわってきます。
「目標6、安全な水とトイレを世界中に」・・・世界には、きちんと管理された安全な水をすぐに入手できない人が21億人以上いる。
また、人や家畜の糞便、工場排水土壌汚染された地下水を飲んで下痢になり、命を落とす子こどもが年間150万人にのぼる。今後水がさらに汚染されれば、水はさらに高額になり、貧しい人はますます水不足に苦しむ。
途上国での上下水処理や再利用の仕組みを整えること、きれいな水をつくる自然環境を保護、回復していくことが必要。
取組例:水を湖水に流さず、ドラム缶に入れ、微生物で分解するなど
ウォーターエイド・ジャパン「ハンディポッド」
https://www.wateraid.org/jp/blogs/the-handypod-chronicles
この記事は、政治経済担当のA.Cによるものです。