日本が世界の平和や格差是正、教育に貢献すべきことについて その2
- 2018/04/22
- 15:35
下記は、「世界の人々に聞いた 100通りの平和」という本からですが、各国の人々が思う、平和や治安などの捉え方について抜粋します。先のその1の記事と併せてお読みいただけたらと思います。海外の人にもこのように思われている日本人、もっと海外に出向いて自分の思いを主張し、価値を共有してもいいのではないでしょうか。人が出向くことだと思います。戦前、戦後のように、思い上がらずに。近年、中国が、経済的、軍事的に強く...
下記は、「世界の人々に聞いた 100通りの平和」という本からですが、各国の人々が思う、平和や治安などの捉え方について抜粋します。先のその1の記事と併せてお読みいただけたらと思います。
海外の人にもこのように思われている日本人、もっと海外に出向いて自分の思いを主張し、価値を共有してもいいのではないでしょうか。人が出向くことだと思います。戦前、戦後のように、思い上がらずに。
近年、中国が、経済的、軍事的に強くなっており、影響を受ける各国が注意しながらバランスを維持していくことも必要と考えます。
下記などのように、近年、パキスタン、バングラデシュなどで(目立たないようにという戦略を持ちながら)港湾整備を進めており、(南太平洋バヌアツも検討中)、東南アジアでも今後港湾整備などにより周辺国と緊張化しないように、軍事化を避けさせるように、各国が情報を共有し、対応を考え、中国とも話し合いの場、緊張緩和、和平のための取り決めを交わしていくことが必要です。インドと中国の国境などでも注意が必要です。
中国軍、より多くの海外基地必要 内部資料で海兵隊専門家
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042231963174.html
伊勢崎賢治「世界の人々に聞いた 100通りの平和 3」ほか同シリーズ(1~4)より
(この本は、読みやすく、各国の平和への考えが理解しやすいのでおすすめです。図書館などにある可能性もあります。)
隣国が困っていることを知り、どう解決したらいいかを考える価値は大きいと考えます。
民族対立、格差がないことの良さを知る日本人なら、間に入れるのではないでしょうか。
下記は、陳ヨウさんという、東京の大学に通う学生のコメント
Q:平和という言葉でどんなことをイメージしますか。
家族団らんで食卓を囲むのが、私にとっての「平和」のイメージです。だれもが家族で食事ができるような支援があれば、世界は平和になると思います。
Q:あなたの国は平和ですか。
お年寄りが道で転んでも誰も手を差し伸べなくなっています。満員の電車やバスにスリがいたり、犯罪が増えているのを見ると、平和ではないと感じます。
Q:どうすれば世界が平和になるでしょう。
まず戦争をしないことが大前提です。そしてなんでも話し合うこと。お互いに助け合い、尊重して、共生していくのです。国内外も世界も、どこも同じであるべきだと私は考えます。
Q:どんなとき平和でないと感じますか。
今中国では金持ちと貧しい人との差がはげしく、いくらがんばっても豊かになれないという絶望にかられ、多くの犯罪が起こっています。憎しみが犯罪に結びつくことも多いのです。
Q:今の日本は平和だと思いますか。
携帯電話と財布を電車に忘れたとき、誰かが拾ってくれて、中身はそのままで戻ってきました。こんな国ないですよ。
その他
(中国の)同級生で集まって平和について話し合ったとき「平和の問題など自分に関係ない」といういっていた。石炭でビジネスをしている人は、「自分には関係ない。大事なのはどう儲けるかだ」と語っていました。中国には「お金が全て」という考え方がはびこっていると思います。
(また、中国では治安やモラル劣化以外に)産業の発展に環境対策が追いつかず、車の排ガスや工場からの廃液で、大気や河川がよごれて環境が悪化するなどの問題があります。
ベトナムのチャン・ティー・ミーさん(日本で日本語教育学を勉強中の方)
「仲間を増やせる国が強い国」
平和を維持するには、「強い国」であることが必要だと思います。それは、仲間が増やせる国です。ベトナムはアジアの仲間を増やしていると思います。インドシナ半島のラオス、カンボジア、ベトナムは隣どうしで一つのまとまりを作っているので、仲良くするのは当然です。中国とはさまざまな問題があってすぐに仲良くするのは難しいですが、かたくなにならずに少しずつでも話し合いを重ねる必要があります。
ベトナムは第2次世界大戦中に日本に攻められましたが、ベトナム人には親日家が多いのですよ。今はビジネスや国際関係協力などで日本人がたくさんベトナムに住んでいて、日本人の真面目さにはよい印象を持っています。日本製の物にも憧れがあります。
「日本の憲法第9条は世界への平和の約束」(表現一部短縮)
日本では、集団的自衛権の行使容認とか、憲法を変えるという動きがありますが、私のような投票権を持たない外国人から見ても残念です。同盟国のためといっても、日本と直接関係のない場所で戦えば、その国や人は日本を敵だと思います。すると、いずれ報復されるかもしれません。
武器を持たず、戦争をしないと決めた日本の憲法9条は素晴らしいです。世界への平和の約束ですから、簡単に変えてはいけないのです。
フランスのジュリア・サンチェス・カリノさん
Q:あなたの国は平和ですか。
とちらかというと平和です。ただ最近、フランスに来た外国人との関係がむずかしいのです。(仕事の取り合いなど)
Q:どうすればあなたの国が平和になるでしょう。
フランス人は友達には優しいけれど、他人、特に外国人労働者にはきびしいのです。日本人のよいところを見習って、みんなに優しくするのがよいと思います。
「憲法9条を変えるのはいや」
日本は平和だと思いますが、今安部首相が行っている集団的自衛権の行使容認の動きが心配です。戦争をするつもりがなければ、憲法9条を変える必要はありません。他の国の戦争に参戦することにならないでしょうか。アメリカが日本を巻き込むために圧力をかけているのではないか、と思います。集団的自衛権を使える法律ができましたが、日本人がなぜこれを認めたのか、私には理解できないのです。
フランスの「歴史と政治背景」に関する解説。
(移民への不満について)フランス人の失業率も高く、移民に仕事をとられたくないという気持ちから移民を追い出そうという声もあります。(中略 イスラム教徒へのベール着用禁止などにより)
こうしたお互いの不満から、過激な考え方に影響される若者が生まれています。テロを根本的に解決するには、貧富の差をなくし、不満の根を絶つことが必要です。
外交についても参考に過去記事から抜粋します。
これから、中国が力を強める中、東南アジア、東アジアで日本が立ち回り、やるべきことは
多いと考えます。
日本がとるべき二国間外交について より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
「外交力を鍛える」より 対中外交のやりかた 抜粋(P211~P268)
・トップが会う表面的関与を卒業し、関係者による普段の、不断の地道な取組を進める。
・エンゲージメントの基本は、日中両政府がさまざまな課題について交渉し、文書であれ口頭であれ、何らかの形で合意に達することである。
・ビジネスから、アカデミアに至るまで多種多様なレベルでの接触窓口をつくる。
・中国を最もよく知る国になる。中国に関するシンクタンクを作り、中国、韓国、アメリカ、欧州などの優秀な研究者を集め、経済、政治、外交、軍事をもテーマとする。民間出資を募り、政府からの独自性を維持する。
企業人や学者の情報を集積するシステムも作る。
・日本市場の開放もインパクトが大きい。製品だけでなく、人材の受け入れ、医療などの専門分野や学問の世界で日本がアジアのハブとなり、人材を集積する。
・社会保障問題に関する実務者協議立ち上げなど(中国は今後高齢化により国家予算の相当分を社会保障に費やす。情勢不安を招かないためにも、日本の失敗含めた事例を共有する価値がある)
・ASEAN+3(日中韓)による協力構築。
・日本なら、韓国、オーストラリア、インドネシア、ASEAN諸国との二国間関係を強化する。
日本人はただお金を撒くなどでなく、上から目線でない、人から信頼される貢献ができたらと思います。
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
上記は、A.Cによる記事です。
海外の人にもこのように思われている日本人、もっと海外に出向いて自分の思いを主張し、価値を共有してもいいのではないでしょうか。人が出向くことだと思います。戦前、戦後のように、思い上がらずに。
近年、中国が、経済的、軍事的に強くなっており、影響を受ける各国が注意しながらバランスを維持していくことも必要と考えます。
下記などのように、近年、パキスタン、バングラデシュなどで(目立たないようにという戦略を持ちながら)港湾整備を進めており、(南太平洋バヌアツも検討中)、東南アジアでも今後港湾整備などにより周辺国と緊張化しないように、軍事化を避けさせるように、各国が情報を共有し、対応を考え、中国とも話し合いの場、緊張緩和、和平のための取り決めを交わしていくことが必要です。インドと中国の国境などでも注意が必要です。
中国軍、より多くの海外基地必要 内部資料で海兵隊専門家
https://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/CO2018042231963174.html
伊勢崎賢治「世界の人々に聞いた 100通りの平和 3」ほか同シリーズ(1~4)より
(この本は、読みやすく、各国の平和への考えが理解しやすいのでおすすめです。図書館などにある可能性もあります。)
隣国が困っていることを知り、どう解決したらいいかを考える価値は大きいと考えます。
民族対立、格差がないことの良さを知る日本人なら、間に入れるのではないでしょうか。
下記は、陳ヨウさんという、東京の大学に通う学生のコメント
Q:平和という言葉でどんなことをイメージしますか。
家族団らんで食卓を囲むのが、私にとっての「平和」のイメージです。だれもが家族で食事ができるような支援があれば、世界は平和になると思います。
Q:あなたの国は平和ですか。
お年寄りが道で転んでも誰も手を差し伸べなくなっています。満員の電車やバスにスリがいたり、犯罪が増えているのを見ると、平和ではないと感じます。
Q:どうすれば世界が平和になるでしょう。
まず戦争をしないことが大前提です。そしてなんでも話し合うこと。お互いに助け合い、尊重して、共生していくのです。国内外も世界も、どこも同じであるべきだと私は考えます。
Q:どんなとき平和でないと感じますか。
今中国では金持ちと貧しい人との差がはげしく、いくらがんばっても豊かになれないという絶望にかられ、多くの犯罪が起こっています。憎しみが犯罪に結びつくことも多いのです。
Q:今の日本は平和だと思いますか。
携帯電話と財布を電車に忘れたとき、誰かが拾ってくれて、中身はそのままで戻ってきました。こんな国ないですよ。
その他
(中国の)同級生で集まって平和について話し合ったとき「平和の問題など自分に関係ない」といういっていた。石炭でビジネスをしている人は、「自分には関係ない。大事なのはどう儲けるかだ」と語っていました。中国には「お金が全て」という考え方がはびこっていると思います。
(また、中国では治安やモラル劣化以外に)産業の発展に環境対策が追いつかず、車の排ガスや工場からの廃液で、大気や河川がよごれて環境が悪化するなどの問題があります。
ベトナムのチャン・ティー・ミーさん(日本で日本語教育学を勉強中の方)
「仲間を増やせる国が強い国」
平和を維持するには、「強い国」であることが必要だと思います。それは、仲間が増やせる国です。ベトナムはアジアの仲間を増やしていると思います。インドシナ半島のラオス、カンボジア、ベトナムは隣どうしで一つのまとまりを作っているので、仲良くするのは当然です。中国とはさまざまな問題があってすぐに仲良くするのは難しいですが、かたくなにならずに少しずつでも話し合いを重ねる必要があります。
ベトナムは第2次世界大戦中に日本に攻められましたが、ベトナム人には親日家が多いのですよ。今はビジネスや国際関係協力などで日本人がたくさんベトナムに住んでいて、日本人の真面目さにはよい印象を持っています。日本製の物にも憧れがあります。
「日本の憲法第9条は世界への平和の約束」(表現一部短縮)
日本では、集団的自衛権の行使容認とか、憲法を変えるという動きがありますが、私のような投票権を持たない外国人から見ても残念です。同盟国のためといっても、日本と直接関係のない場所で戦えば、その国や人は日本を敵だと思います。すると、いずれ報復されるかもしれません。
武器を持たず、戦争をしないと決めた日本の憲法9条は素晴らしいです。世界への平和の約束ですから、簡単に変えてはいけないのです。
フランスのジュリア・サンチェス・カリノさん
Q:あなたの国は平和ですか。
とちらかというと平和です。ただ最近、フランスに来た外国人との関係がむずかしいのです。(仕事の取り合いなど)
Q:どうすればあなたの国が平和になるでしょう。
フランス人は友達には優しいけれど、他人、特に外国人労働者にはきびしいのです。日本人のよいところを見習って、みんなに優しくするのがよいと思います。
「憲法9条を変えるのはいや」
日本は平和だと思いますが、今安部首相が行っている集団的自衛権の行使容認の動きが心配です。戦争をするつもりがなければ、憲法9条を変える必要はありません。他の国の戦争に参戦することにならないでしょうか。アメリカが日本を巻き込むために圧力をかけているのではないか、と思います。集団的自衛権を使える法律ができましたが、日本人がなぜこれを認めたのか、私には理解できないのです。
フランスの「歴史と政治背景」に関する解説。
(移民への不満について)フランス人の失業率も高く、移民に仕事をとられたくないという気持ちから移民を追い出そうという声もあります。(中略 イスラム教徒へのベール着用禁止などにより)
こうしたお互いの不満から、過激な考え方に影響される若者が生まれています。テロを根本的に解決するには、貧富の差をなくし、不満の根を絶つことが必要です。
外交についても参考に過去記事から抜粋します。
これから、中国が力を強める中、東南アジア、東アジアで日本が立ち回り、やるべきことは
多いと考えます。
日本がとるべき二国間外交について より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
「外交力を鍛える」より 対中外交のやりかた 抜粋(P211~P268)
・トップが会う表面的関与を卒業し、関係者による普段の、不断の地道な取組を進める。
・エンゲージメントの基本は、日中両政府がさまざまな課題について交渉し、文書であれ口頭であれ、何らかの形で合意に達することである。
・ビジネスから、アカデミアに至るまで多種多様なレベルでの接触窓口をつくる。
・中国を最もよく知る国になる。中国に関するシンクタンクを作り、中国、韓国、アメリカ、欧州などの優秀な研究者を集め、経済、政治、外交、軍事をもテーマとする。民間出資を募り、政府からの独自性を維持する。
企業人や学者の情報を集積するシステムも作る。
・日本市場の開放もインパクトが大きい。製品だけでなく、人材の受け入れ、医療などの専門分野や学問の世界で日本がアジアのハブとなり、人材を集積する。
・社会保障問題に関する実務者協議立ち上げなど(中国は今後高齢化により国家予算の相当分を社会保障に費やす。情勢不安を招かないためにも、日本の失敗含めた事例を共有する価値がある)
・ASEAN+3(日中韓)による協力構築。
・日本なら、韓国、オーストラリア、インドネシア、ASEAN諸国との二国間関係を強化する。
日本人はただお金を撒くなどでなく、上から目線でない、人から信頼される貢献ができたらと思います。
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-171.html
上記は、A.Cによる記事です。
日本が世界の平和や格差是正、教育に貢献すべきことについて その1
- 2018/04/22
- 15:21
こころのかけはしメインのブログでも、国内、国際政治で、世界を 大きくまとめる世界のリーダーシップを取れる国に発展するようにという話がありましたが、特に、世界がこうあるべきという価値観、それを進める大切さについて、考えてみたいと思います。世界の戦争、宗教、民族紛争、近年では、イスラム国(IS)や民族独立の動き、それに伴う、ヨーロッパ、中東、東南アジアなどでの、テロなどの混乱、ISが東南アジアなど各地...
こころのかけはしメインのブログでも、国内、国際政治で、世界を 大きくまとめる世界のリーダーシップを取れる国に発展するようにという話がありましたが、特に、世界がこうあるべきという価値観、それを進める大切さについて、考えてみたいと思います。
世界の戦争、宗教、民族紛争、近年では、イスラム国(IS)や民族独立の動き、それに伴う、ヨーロッパ、中東、東南アジアなどでの、テロなどの混乱、ISが東南アジアなど各地域の反政府的団体と連携する動きも見られますが、このようなテロや民族紛争の根本原因、不満の原因は、「生活や貧富による格差」です。
格差は、中国などでも国内で顕在化していますが、富裕層、支配層に対する不満、自分たちへの扱い、衣食住などへの不満や争いが、戦争や対立の大きな原因となっています。
例えば植民地支配以降もある、支配する民族と支配される民族の対立、それにともなう、仕事の奪い合いや、不満が強まれば、民族の対立、紛争が起こります。さまざまな地域の紛争、戦争のの引き金にもなっています。
現在でも、アフリカなどからヨーロッパへの移民が増えていますし、そのような貧困層の子供たちを幼少期から教育し、傭兵化し、
殺人マシーンに仕立てることもあります。それにより被害を被った人たち、国、地域にも、恨みや報復の連鎖が起こります。
「貧富、生活水準の差(不満)」があり、「(自他の人権や命の大切さなどの)教育がされないこと」が、人々の対立、戦争の根本原因となっています。
日本人はそこまで意識していないと思うのですが、今、日本が、「100通りの平和」などにある、各国の平和や治安を守りたいという人々の気持ちを知り、日本が得意とする、かつて「一億総中流」ともいわれた格差が比較的ない社会、識字率に表れるような、全体の教育水準が高い社会の仕組を広げていけば、世界の安定、共生のために、大きく貢献できると考えます。富裕層の英才教育というより、一般の民度が上がるような、通信教育などのシステムも発達しています。
繰り返しますが、日本が戦後成し遂げた、「一億総中流」ともいわれた社会、今のような消費税でなく、累進課税による、富裕層が貧困層を助ける仕組み、相互扶助の考え方で、国民がおしなべて生活水準を維持でき、発展できる社会。
人命優先で、特に一般層の医療費の負担が抑えられている医療、福祉、教育。
安全な水がどこでも飲める上下水道などのインフラ、悪臭や汚染が少ない衛生、道路、交通を維持している社会。
以前の日本がもっていた失業や疲弊の少ない社会。集中力を維持し、技術が行われ、引き継がれている社会。職人や専門家がしっかり機能している社会。
技術者や職人、働く人が大事にされ、誇りを持ち、少しの価格差などでその技術が潰されない社会。(この30年間、外資の圧力があったにせよ、日本はむしろそれを潰してきたのではないでしょうか。国内企業、中小企業をしっかり守る、動きやすくすることが必要です。)
近年報道されるように、東芝の粉飾決算、三菱・神戸製鋼のデータ改竄など、失われた30年で、技術的・モラル的に劣化してきている状況、そして、日本の屋台骨を支えてきた企業が軒並み潰されかねない状況もあると考えます。
(フォルクス・ワーゲンの賠償問題のように、他国産業、企業潰しのための訴訟も増えるのではないでしょうか。)
一方で、日本はかつてのものづくりで優位性をアピールできなくなっていますが、ナノテクノロジーは世界のトップクラス、環境技術開発、万能細胞などのバイオ・医療技術、AI革命、ロボットなどは伸びしろがあるといわれます。
観光も、気候や自然や文化や食で、日本は特色があると言われます。
ネットやスマホをつかったサービス消費が増加するデータ活用社会になるとも言われます。
政府は、IoT(さまざまな物、端末から情報を集めたり、反映したりする、モノのインターネット),健康関連での遠隔診療、AI、ゲノム情報活用による医療、ロボットの介護活用などを「未来投資戦略2017」などで定めています。
外資や特に製薬、保険、医療業界などとのつながりもあると思いますが、高齢化社会と医療は今後の世界市場を考える上でも、伸ばすべき分野であると考えます。
これらが、戦後の反省を元に、武器や軍備によらず発展してきたことを再評価し、今、日本自身が、技術や日本社会がもっていた仕組を失わず、困っている国々に、日本の平等、廉価な民生向上の仕組みを広げ、環境含めた技術支援をしていくことで、日本は世界の人々に貢献でき、国境を越えた環境の保全や浄化に役立つのではないでしょうか。
単なる資金援助ではなく、仕組みや技術の普及で人々の生活に貢献できるのではないでしょうか。
水や空気の汚染、廃棄物の無害化、ゴミを極力出さない仕組み、節約、リサイクル、環境や資源についても、もっと伸びしろがあると思います。(その2に続きます)
これはA.Cによる記事です。
世界の戦争、宗教、民族紛争、近年では、イスラム国(IS)や民族独立の動き、それに伴う、ヨーロッパ、中東、東南アジアなどでの、テロなどの混乱、ISが東南アジアなど各地域の反政府的団体と連携する動きも見られますが、このようなテロや民族紛争の根本原因、不満の原因は、「生活や貧富による格差」です。
格差は、中国などでも国内で顕在化していますが、富裕層、支配層に対する不満、自分たちへの扱い、衣食住などへの不満や争いが、戦争や対立の大きな原因となっています。
例えば植民地支配以降もある、支配する民族と支配される民族の対立、それにともなう、仕事の奪い合いや、不満が強まれば、民族の対立、紛争が起こります。さまざまな地域の紛争、戦争のの引き金にもなっています。
現在でも、アフリカなどからヨーロッパへの移民が増えていますし、そのような貧困層の子供たちを幼少期から教育し、傭兵化し、
殺人マシーンに仕立てることもあります。それにより被害を被った人たち、国、地域にも、恨みや報復の連鎖が起こります。
「貧富、生活水準の差(不満)」があり、「(自他の人権や命の大切さなどの)教育がされないこと」が、人々の対立、戦争の根本原因となっています。
日本人はそこまで意識していないと思うのですが、今、日本が、「100通りの平和」などにある、各国の平和や治安を守りたいという人々の気持ちを知り、日本が得意とする、かつて「一億総中流」ともいわれた格差が比較的ない社会、識字率に表れるような、全体の教育水準が高い社会の仕組を広げていけば、世界の安定、共生のために、大きく貢献できると考えます。富裕層の英才教育というより、一般の民度が上がるような、通信教育などのシステムも発達しています。
繰り返しますが、日本が戦後成し遂げた、「一億総中流」ともいわれた社会、今のような消費税でなく、累進課税による、富裕層が貧困層を助ける仕組み、相互扶助の考え方で、国民がおしなべて生活水準を維持でき、発展できる社会。
人命優先で、特に一般層の医療費の負担が抑えられている医療、福祉、教育。
安全な水がどこでも飲める上下水道などのインフラ、悪臭や汚染が少ない衛生、道路、交通を維持している社会。
以前の日本がもっていた失業や疲弊の少ない社会。集中力を維持し、技術が行われ、引き継がれている社会。職人や専門家がしっかり機能している社会。
技術者や職人、働く人が大事にされ、誇りを持ち、少しの価格差などでその技術が潰されない社会。(この30年間、外資の圧力があったにせよ、日本はむしろそれを潰してきたのではないでしょうか。国内企業、中小企業をしっかり守る、動きやすくすることが必要です。)
近年報道されるように、東芝の粉飾決算、三菱・神戸製鋼のデータ改竄など、失われた30年で、技術的・モラル的に劣化してきている状況、そして、日本の屋台骨を支えてきた企業が軒並み潰されかねない状況もあると考えます。
(フォルクス・ワーゲンの賠償問題のように、他国産業、企業潰しのための訴訟も増えるのではないでしょうか。)
一方で、日本はかつてのものづくりで優位性をアピールできなくなっていますが、ナノテクノロジーは世界のトップクラス、環境技術開発、万能細胞などのバイオ・医療技術、AI革命、ロボットなどは伸びしろがあるといわれます。
観光も、気候や自然や文化や食で、日本は特色があると言われます。
ネットやスマホをつかったサービス消費が増加するデータ活用社会になるとも言われます。
政府は、IoT(さまざまな物、端末から情報を集めたり、反映したりする、モノのインターネット),健康関連での遠隔診療、AI、ゲノム情報活用による医療、ロボットの介護活用などを「未来投資戦略2017」などで定めています。
外資や特に製薬、保険、医療業界などとのつながりもあると思いますが、高齢化社会と医療は今後の世界市場を考える上でも、伸ばすべき分野であると考えます。
これらが、戦後の反省を元に、武器や軍備によらず発展してきたことを再評価し、今、日本自身が、技術や日本社会がもっていた仕組を失わず、困っている国々に、日本の平等、廉価な民生向上の仕組みを広げ、環境含めた技術支援をしていくことで、日本は世界の人々に貢献でき、国境を越えた環境の保全や浄化に役立つのではないでしょうか。
単なる資金援助ではなく、仕組みや技術の普及で人々の生活に貢献できるのではないでしょうか。
水や空気の汚染、廃棄物の無害化、ゴミを極力出さない仕組み、節約、リサイクル、環境や資源についても、もっと伸びしろがあると思います。(その2に続きます)
これはA.Cによる記事です。