北朝鮮の緊張が高まりつつあることについて
- 2017/02/05
- 10:53
報道もされていますが、北朝鮮と米韓の間で、また緊張化が高まりつつある動きがあります。トランプ大統領就任後2週間で海軍大将出身の国防長官(マティス氏)が訪韓するなど、異例の対応がとられています。韓国の政治も混乱する中で、今後のミサイル防衛含めた体制を協議するため、また3月の合同軍事演習を控えての訪韓だと思われますが、忘れてはならないのが、昨年は相当に、米韓、北朝鮮、中国などとの間で互いの示威行為が行わ...
報道もされていますが、北朝鮮と米韓の間で、また緊張化が高まりつつある動きがあります。
トランプ大統領就任後2週間で海軍大将出身の国防長官(マティス氏)が訪韓するなど、異例の対応がとられています。
韓国の政治も混乱する中で、今後のミサイル防衛含めた体制を協議するため、また3月の合同軍事演習を控えての訪韓だと思われますが、忘れてはならないのが、昨年は相当に、米韓、北朝鮮、中国などとの間で互いの示威行為が行われ、緊張化の動きがあったということです。
(2010年のあと、緊張はやや沈静化していましたが、昨年から、北朝鮮、韓国が東アジアの発火点になりかねない状況に戻りつつあります。
さらに、今年は大統領辞任など韓国の政治的混乱があり、金正恩氏も内部統制を強める動きをし、双方不安定化している可能性があることから、今後緊張化に国民が煽られて紛争に行かないよう、日本、韓国の国民は注意が必要と考えます。)
台湾をめぐっても、2016年に蔡英文総統となった後、米中間緊張の動きが続いており、これまで台湾は米国の対中国の軍事上の最重要拠点で、中国も台湾の独立に相当に神経をとがらせてきていたことから、そこを刺激する危険性は各国十分認識してほしいと思います。
トランプ政権の共和党には、昔からチャイナロビー派(反共、台湾独立支援派)があるため、そこが強硬に動かないようにも注意が必要と考えます。
北朝鮮は昨年、5度の核実験を実施し、大気圏外にも飛翔体をはじめて発射、これを受けて、米韓は4年ぶりに、中国が反発する中、黄海で空母ジョージワシントンを展開し、軍事演習を行うなど、互いの軍事示威行為が大々的に行われる事態となっていました。
これも忘れてはいけないのですが、2010年11月には、延坪(ヨンビョン)島では、北朝鮮韓国の間で砲撃が行われ、死者が発生しています。
同2010年3月には、韓国の船舶「天安」が撃沈され46名の死者が出るなど、軍事衝突手前といえる状況もありました。
(この撃沈に関しては、北朝鮮によるものかはっきりしない面があり、ベトナムのトンキン湾事件のような自作自演の可能性も否定できないため、今後、似たような突発事件があった際にも、本当にそうなのか冷静に確認するなど、特に、韓国、日本国民の冷静な対応が必要です。後述しますが、日本の軍事化に繋がる可能性があるからです。)
3月などの訓練中は、海上に軍艦や軍用機、地上にも海兵隊などが展開するため、より危険性が高い状況といえます。
昨年は、海兵隊が難民受け入れの訓練まで行っていました。
(本来なら、難民など、北朝鮮や周辺国が混乱しないための支援の協議、北朝鮮を話し合いに取り込んでいく取り組みが必要と考えます)
上記に関連して、関連する報道などを紹介します。
今年の北朝鮮の動き、米韓日の方針決定は要注視です。
かつて朝鮮戦争があり、戦争は長期化し、朝鮮半島が荒廃するほどの大きな犠牲を出しましたが、今は北朝鮮も核を保有し、互いに近代兵器が発達している現在、東アジア周辺に大きく飛び火すれば、東アジア各国を巻き込む事態となりかねません。
また、日本は、韓国軍とともに、米軍の統一指揮権下にあるので、米国からの指令があれば、自衛隊の派遣、参加も考えられます。後述していますが、それと前後して何らかの事件が起こるかもしれません。
そして、バランスが変わるため、台湾、東シナ、南シナなどに飛び火すれば、考えたくないですが、第三次世界大戦の引き金にもなりかねません。
この懸念を示した情報がありましたので、過去記事リンクを示します。
本当に、日本、韓国含め、パニックに煽られないこともとても大切になってきます。
下記リンク記事も お読みいただけたらと思います。
北朝鮮の緊張に関する参考情報、緊張緩和について 2016/09/10 より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
(「日本に恐ろしい大きな戦争が迫り来る」(2015年3月18日副島隆彦著p137より)
私たちの極東においても火の手が上がる可能性が高い。北朝鮮に弾道ミサイルを1発、日本海の日本領土近くに向かって撃たせさえすれば、日本は即座に準軍事国家になる。安部政権がどんどん作ろうとしている安保法制と呼ばれる自衛隊法やら何やらの改正が一気に進む。日本は、準軍事国家になる。(こちらで追記:日本政府が、緊急事態条項の適用にたびたび言及しているのも気になるところです。)
驚くべき事に北朝鮮の内部に、激しい反中国の民族意識を持っている人たちがいるのである。
その人達は、アメリカ(ヒラリー派)と密かに繋がっている。そういう北朝鮮の高級軍人達がいるのだ。だから日本を含めた東アジアを、極度の緊張状態に持ち込むことはたやすいことだ。そのとき日本は、一瞬のうちに準軍事国家体制に入る、と今のうちから警戒し、用心すべきだ。
そしてそのときに、うろたえない、慌てない、ということが大切だ。一瞬の打撃で恐怖心に囚われて冷静な判断力を日本国民がなくすことが、まさに敵たち(戦争を起こしたい人たち)の思うつぼである。
「いのちの地球よ永遠にあれ」(2011年3月21日 比嘉良丸著 P60より)
韓国にひとつミサイルを落とすと、日本の国内事情はどうなるでしょうか。
尖閣でああいうことが起こった。ロシアが北方領土に因縁をつけてきた。北朝鮮がミサイルを撃って来た。
日本は自分の手で自分の国を守らなければいけない。
防衛だけでは話にならない。自分たちは、軍隊を持たないといけない。
先に攻撃をしなければならない、そういう議論にすぐいきつきます。
アメリカは、自分の国のお荷物である軍艦、特に空母なんかは(日韓に)ぼんぼん売りつけるでしょうね。そういう流れがいっきにきます。それも啓示です。そういう最悪のビジョンをずっと見ています。もし起こったらとんでもない戦争になります。
本当に、上記の動きに、注意が必要な時期となっています。
日本と韓国が冷静になることがとても大切な時期となっています。
本当は、北朝鮮問題が協議で、被害を最小限に解決することができれば、東アジアの和平に大きな展望が開けるのですが。
北朝鮮問題が、もし、がんばってうまく解決できれば、チャンスとなりうるという過去記事も紹介します。
やはり、北朝鮮、韓国、アメリカ、中国、ロシア、日本など、関係国がテーブルについて、話し合うことが大切です。お互いの懸念、認識について話し合い、緊張回避に向けて折り合いをつけることが大切です。
北朝鮮問題を紛争なしで解決できれば、それが東アジアの安定、新たな資源、価値、市場の発見、そして日米安保、米韓安保を変えることにもつながります。こういう考えももとに、知恵を集めるべきと考えます。
本当に、後悔先に立たずですので。
平和理に解決し、将来、本当に普通に北朝鮮の方々と観光や交流でも接することができるようになれば素晴らしいと思います。
あのときがんばったから、今の交流がある、というように。
交渉者、当事者、国民ががんばってそういう未来をつくれたらと思います。下記リンクに具体的に書いています。
北朝鮮関連その1 北朝鮮和平のヒントについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
下記は、最近の北朝鮮関連の報道です。
日米韓がミサイル防衛演習 北朝鮮の挑発警戒
朝日新聞 2017年1月20日12時11分
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3JWXK1NUHBI01V.html
日米韓は20日から3カ国共同のミサイル防衛(MD)演習を始めた。韓国国防省が明らかにした。22日まで、各国海域でイージス艦などが参加して、コンピューターを使ったミサイル探知訓練を行う。3カ国共同のMD演習は昨年6月、11月に次いで3回目。
3カ国は、トランプ次期米大統領が就任する20日前後に、北朝鮮が弾道ミサイル発射などの挑発に出ることを警戒している。この時期の演習には、北朝鮮を牽制(けんせい)する意味もありそうだ。
北朝鮮は1日、金正恩(キムジョンウン)委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に言及。20日付の労働新聞(電子版)も「ICBM試射は、米国の核戦争の脅威に対抗した正当な自衛的措置」と主張するなど、ICBMに対する言及が急速に増えている。(ソウル=牧野愛博)
核兵器使用時は「圧倒的対応」 北朝鮮に強い警告=米国防長官
ソウル聯合ニュース2017/02/03 11:07
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2017/02/03/0300000000AJP20170203003100882.HTML
韓国を訪問しているマティス米国防長官は3日午前、ソウル市内で韓民求(ハン・ミング)国防部長官と会談し、「(北朝鮮の)米国や同盟国への攻撃は必ず撃退する」として、「いかなる核兵器の使用に対しても効果的かつ圧倒的な対応を取る」と述べ、強い警告のメッセージを発した。
マティス氏の発言は先月31日に行った韓氏との電話会談で言及したものよりトーンを強めたとされる。当時、両氏は「有事の際には直ちに効果的かつ圧倒的に対応できる万全の態勢を維持していく」ことで一致していた。
マティス氏が北朝鮮への警告のレベルを強めたのは、核とミサイル能力が韓国や日本だけでなく、米本土を脅かす水準に到達したと認識しているためとみられる。北朝鮮の核とミサイルに対抗し、朝鮮半島に米軍の戦略兵器を常時配備することに前向きな姿勢を示す可能性が高い。
常備配備する戦略兵器には原子力潜水艦や戦略爆撃機B1B、ステルス戦闘機F22、弾道ミサイル迎撃機能を搭載したイージス駆逐艦などが挙げられている。
kimchiboxs@yna.co.kr
金正恩氏近い人物、拷問で死亡 国家保衛相、解任
2017年02月03日 12:00
https://jp.sputniknews.com/asia/201702033303954/
韓国紙、朝鮮日報などは3日、北朝鮮の金元弘国家保衛相が最近解任されたと、北朝鮮消息筋の話として伝えた。金正恩朝鮮労働党委員長が目をかけていた人物が1月、国家保衛省の拷問を受け死亡し、金正恩氏が激怒したためという。
同紙によると、別の消息筋は、治安組織である国家保衛省が力を付けたことで朝鮮労働党組織指導部などのけん制が強まっており「権力闘争の性格が強い」と語った。
金元弘氏は2012年に国家保衛省に改称前の、国家安全保衛部の部長への就任が確認され、13年12月には金正恩氏の叔父、張成沢・元国防副委員長の処刑を主導したとされる。
昨年の報道(今年の注意として)
米韓合同軍事演習が始まる、北朝鮮は「核先制攻撃」を警告 2016年 08月 22日
http://jp.reuters.com/article/southkorea-usa-northkorea-drills-idJPKCN10X0IU
[ソウル 22日 ロイター] - 米軍と韓国軍が22日、朝鮮半島で定例の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を開始した。北朝鮮は反発し、「核先制打撃」を仕掛けると警告している。
先週、ロンドンに駐在する北朝鮮大使館のナンバー2に当たる公使が家族とともに韓国に亡命したこともあり、南北間の緊張がさらに高まる中での演習開始となった。
今回の合同演習は米軍から約2万5000人が参加し9月2日まで行われる。米韓連合軍司令部は、国連軍司令部軍事休戦委員会を通じて北朝鮮軍に、演習が「挑発を目的としたものではない」旨を通知した。
(中略)北朝鮮は今年1月の4回目の核実験に続き、2月7日には事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。国連はこれを受けて対北朝鮮への経済制裁を強化したが、その後も北朝鮮はミサイルの発射実験を重ね、国際社会からの孤立を深めている。
「史上最大」の米韓軍事演習、7日から 北朝鮮に圧力
朝日新聞 2016年3月5日 http://www.asahi.com/articles/ASJ3462PWJ34UHBI02B.html
米韓合同軍事演習が7日から韓国各地で始まる。核・ミサイル開発を続けて脅威を増す北朝鮮に対し、米韓は想定をゲリラ戦主体の戦闘に変化させた「史上最大、史上最先端」の演習で圧力をかける。北朝鮮は毎年この演習に神経をとがらせており、米韓の積極姿勢に強く反発している。
毎年春の米韓合同軍事演習は、米軍の増援演習「キー・リゾルブ」と野外実動演習「フォール・イーグル」を同時に行う。米軍の増援の手順と様々な作戦の戦術を確認する総合演習だ。夏の合同演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」で、有事対応の計画を総合的に検討・確認する。
今回は7日から、北部・京畿道(キョンギド)の演習場や南東部・浦項(ポハン)の海岸などで行い、韓国軍約29万人、米軍約1万5千人が参加する。規模は韓国側が例年の1・5倍、米側が同2倍となる。米軍から原子力空母や原子力潜水艦、空中給油機なども参加する。
米韓両軍は昨年、ゲリラ戦の要素を多く盛り込んだ新たな計画「5015」を策定した。軍事関係筋によれば、攻撃では空爆や特殊部隊を中心とした局地戦、防衛では北朝鮮軍のゲリラ攻撃への備えが柱になる。様々な訓練を通じ、新計画が実施可能かどうかを検証していくことになる。
米韓は従来、朝鮮戦争のような全面的な地上戦を想定した計画「5027」を持つ。米軍の増援規模を69万人とした時期もあったが、米軍の規模縮小で方針転換。イラク戦争などの教訓から、敵の重要施設を破壊して戦争を早期終結させる戦略を重視している。
破壊対象となる重要施設には、北朝鮮の軍事基地や金正恩(キムジョンウン)第1書記の居所も含まれるとみられる。演習には在韓米軍にローテーション配備されている米特殊部隊も参加する。韓国の専門家は「特殊部隊のほか、トマホーク巡航ミサイルなど、攻撃の主体は米軍になる」と語る。(以下略)
米韓海兵隊、初の北朝鮮避難民受け入れ訓練を実施
デイリーNK 2016年11月04日
http://dailynk.jp/archives/76925
米海兵隊と韓国海軍は、韓国の慶尚北道(キョンサンブクト)浦項(ポハン)一帯で行われている「2016年護国合同上陸訓練」(10月29日〜11月6日)において、有事の際に韓国側に流入されることが予想される北朝鮮避難民の受け入れと支援する訓練を初めて実施した。
訓練には、アフガニスタンからの難民受け入れと支援を行った経験を持つ軍人など130人余りの米軍要員も参加。韓国軍当局者によると、避難民の受け入れや管理、医療支援などを担当する民軍作戦部隊を初めて編成・運用したという。
海兵隊の関係者は今回の訓練について、「有事の際に、米韓両軍の民軍作戦力を実戦的に共有し、点検する契機になった」と述べた。
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事等です
トランプ大統領就任後2週間で海軍大将出身の国防長官(マティス氏)が訪韓するなど、異例の対応がとられています。
韓国の政治も混乱する中で、今後のミサイル防衛含めた体制を協議するため、また3月の合同軍事演習を控えての訪韓だと思われますが、忘れてはならないのが、昨年は相当に、米韓、北朝鮮、中国などとの間で互いの示威行為が行われ、緊張化の動きがあったということです。
(2010年のあと、緊張はやや沈静化していましたが、昨年から、北朝鮮、韓国が東アジアの発火点になりかねない状況に戻りつつあります。
さらに、今年は大統領辞任など韓国の政治的混乱があり、金正恩氏も内部統制を強める動きをし、双方不安定化している可能性があることから、今後緊張化に国民が煽られて紛争に行かないよう、日本、韓国の国民は注意が必要と考えます。)
台湾をめぐっても、2016年に蔡英文総統となった後、米中間緊張の動きが続いており、これまで台湾は米国の対中国の軍事上の最重要拠点で、中国も台湾の独立に相当に神経をとがらせてきていたことから、そこを刺激する危険性は各国十分認識してほしいと思います。
トランプ政権の共和党には、昔からチャイナロビー派(反共、台湾独立支援派)があるため、そこが強硬に動かないようにも注意が必要と考えます。
北朝鮮は昨年、5度の核実験を実施し、大気圏外にも飛翔体をはじめて発射、これを受けて、米韓は4年ぶりに、中国が反発する中、黄海で空母ジョージワシントンを展開し、軍事演習を行うなど、互いの軍事示威行為が大々的に行われる事態となっていました。
これも忘れてはいけないのですが、2010年11月には、延坪(ヨンビョン)島では、北朝鮮韓国の間で砲撃が行われ、死者が発生しています。
同2010年3月には、韓国の船舶「天安」が撃沈され46名の死者が出るなど、軍事衝突手前といえる状況もありました。
(この撃沈に関しては、北朝鮮によるものかはっきりしない面があり、ベトナムのトンキン湾事件のような自作自演の可能性も否定できないため、今後、似たような突発事件があった際にも、本当にそうなのか冷静に確認するなど、特に、韓国、日本国民の冷静な対応が必要です。後述しますが、日本の軍事化に繋がる可能性があるからです。)
3月などの訓練中は、海上に軍艦や軍用機、地上にも海兵隊などが展開するため、より危険性が高い状況といえます。
昨年は、海兵隊が難民受け入れの訓練まで行っていました。
(本来なら、難民など、北朝鮮や周辺国が混乱しないための支援の協議、北朝鮮を話し合いに取り込んでいく取り組みが必要と考えます)
上記に関連して、関連する報道などを紹介します。
今年の北朝鮮の動き、米韓日の方針決定は要注視です。
かつて朝鮮戦争があり、戦争は長期化し、朝鮮半島が荒廃するほどの大きな犠牲を出しましたが、今は北朝鮮も核を保有し、互いに近代兵器が発達している現在、東アジア周辺に大きく飛び火すれば、東アジア各国を巻き込む事態となりかねません。
また、日本は、韓国軍とともに、米軍の統一指揮権下にあるので、米国からの指令があれば、自衛隊の派遣、参加も考えられます。後述していますが、それと前後して何らかの事件が起こるかもしれません。
そして、バランスが変わるため、台湾、東シナ、南シナなどに飛び火すれば、考えたくないですが、第三次世界大戦の引き金にもなりかねません。
この懸念を示した情報がありましたので、過去記事リンクを示します。
本当に、日本、韓国含め、パニックに煽られないこともとても大切になってきます。
下記リンク記事も お読みいただけたらと思います。
北朝鮮の緊張に関する参考情報、緊張緩和について 2016/09/10 より一部抜粋
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-81.html
(「日本に恐ろしい大きな戦争が迫り来る」(2015年3月18日副島隆彦著p137より)
私たちの極東においても火の手が上がる可能性が高い。北朝鮮に弾道ミサイルを1発、日本海の日本領土近くに向かって撃たせさえすれば、日本は即座に準軍事国家になる。安部政権がどんどん作ろうとしている安保法制と呼ばれる自衛隊法やら何やらの改正が一気に進む。日本は、準軍事国家になる。(こちらで追記:日本政府が、緊急事態条項の適用にたびたび言及しているのも気になるところです。)
驚くべき事に北朝鮮の内部に、激しい反中国の民族意識を持っている人たちがいるのである。
その人達は、アメリカ(ヒラリー派)と密かに繋がっている。そういう北朝鮮の高級軍人達がいるのだ。だから日本を含めた東アジアを、極度の緊張状態に持ち込むことはたやすいことだ。そのとき日本は、一瞬のうちに準軍事国家体制に入る、と今のうちから警戒し、用心すべきだ。
そしてそのときに、うろたえない、慌てない、ということが大切だ。一瞬の打撃で恐怖心に囚われて冷静な判断力を日本国民がなくすことが、まさに敵たち(戦争を起こしたい人たち)の思うつぼである。
「いのちの地球よ永遠にあれ」(2011年3月21日 比嘉良丸著 P60より)
韓国にひとつミサイルを落とすと、日本の国内事情はどうなるでしょうか。
尖閣でああいうことが起こった。ロシアが北方領土に因縁をつけてきた。北朝鮮がミサイルを撃って来た。
日本は自分の手で自分の国を守らなければいけない。
防衛だけでは話にならない。自分たちは、軍隊を持たないといけない。
先に攻撃をしなければならない、そういう議論にすぐいきつきます。
アメリカは、自分の国のお荷物である軍艦、特に空母なんかは(日韓に)ぼんぼん売りつけるでしょうね。そういう流れがいっきにきます。それも啓示です。そういう最悪のビジョンをずっと見ています。もし起こったらとんでもない戦争になります。
本当に、上記の動きに、注意が必要な時期となっています。
日本と韓国が冷静になることがとても大切な時期となっています。
本当は、北朝鮮問題が協議で、被害を最小限に解決することができれば、東アジアの和平に大きな展望が開けるのですが。
北朝鮮問題が、もし、がんばってうまく解決できれば、チャンスとなりうるという過去記事も紹介します。
やはり、北朝鮮、韓国、アメリカ、中国、ロシア、日本など、関係国がテーブルについて、話し合うことが大切です。お互いの懸念、認識について話し合い、緊張回避に向けて折り合いをつけることが大切です。
北朝鮮問題を紛争なしで解決できれば、それが東アジアの安定、新たな資源、価値、市場の発見、そして日米安保、米韓安保を変えることにもつながります。こういう考えももとに、知恵を集めるべきと考えます。
本当に、後悔先に立たずですので。
平和理に解決し、将来、本当に普通に北朝鮮の方々と観光や交流でも接することができるようになれば素晴らしいと思います。
あのときがんばったから、今の交流がある、というように。
交渉者、当事者、国民ががんばってそういう未来をつくれたらと思います。下記リンクに具体的に書いています。
北朝鮮関連その1 北朝鮮和平のヒントについて
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
下記は、最近の北朝鮮関連の報道です。
日米韓がミサイル防衛演習 北朝鮮の挑発警戒
朝日新聞 2017年1月20日12時11分
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3JWXK1NUHBI01V.html
日米韓は20日から3カ国共同のミサイル防衛(MD)演習を始めた。韓国国防省が明らかにした。22日まで、各国海域でイージス艦などが参加して、コンピューターを使ったミサイル探知訓練を行う。3カ国共同のMD演習は昨年6月、11月に次いで3回目。
3カ国は、トランプ次期米大統領が就任する20日前後に、北朝鮮が弾道ミサイル発射などの挑発に出ることを警戒している。この時期の演習には、北朝鮮を牽制(けんせい)する意味もありそうだ。
北朝鮮は1日、金正恩(キムジョンウン)委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に言及。20日付の労働新聞(電子版)も「ICBM試射は、米国の核戦争の脅威に対抗した正当な自衛的措置」と主張するなど、ICBMに対する言及が急速に増えている。(ソウル=牧野愛博)
核兵器使用時は「圧倒的対応」 北朝鮮に強い警告=米国防長官
ソウル聯合ニュース2017/02/03 11:07
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2017/02/03/0300000000AJP20170203003100882.HTML
韓国を訪問しているマティス米国防長官は3日午前、ソウル市内で韓民求(ハン・ミング)国防部長官と会談し、「(北朝鮮の)米国や同盟国への攻撃は必ず撃退する」として、「いかなる核兵器の使用に対しても効果的かつ圧倒的な対応を取る」と述べ、強い警告のメッセージを発した。
マティス氏の発言は先月31日に行った韓氏との電話会談で言及したものよりトーンを強めたとされる。当時、両氏は「有事の際には直ちに効果的かつ圧倒的に対応できる万全の態勢を維持していく」ことで一致していた。
マティス氏が北朝鮮への警告のレベルを強めたのは、核とミサイル能力が韓国や日本だけでなく、米本土を脅かす水準に到達したと認識しているためとみられる。北朝鮮の核とミサイルに対抗し、朝鮮半島に米軍の戦略兵器を常時配備することに前向きな姿勢を示す可能性が高い。
常備配備する戦略兵器には原子力潜水艦や戦略爆撃機B1B、ステルス戦闘機F22、弾道ミサイル迎撃機能を搭載したイージス駆逐艦などが挙げられている。
kimchiboxs@yna.co.kr
金正恩氏近い人物、拷問で死亡 国家保衛相、解任
2017年02月03日 12:00
https://jp.sputniknews.com/asia/201702033303954/
韓国紙、朝鮮日報などは3日、北朝鮮の金元弘国家保衛相が最近解任されたと、北朝鮮消息筋の話として伝えた。金正恩朝鮮労働党委員長が目をかけていた人物が1月、国家保衛省の拷問を受け死亡し、金正恩氏が激怒したためという。
同紙によると、別の消息筋は、治安組織である国家保衛省が力を付けたことで朝鮮労働党組織指導部などのけん制が強まっており「権力闘争の性格が強い」と語った。
金元弘氏は2012年に国家保衛省に改称前の、国家安全保衛部の部長への就任が確認され、13年12月には金正恩氏の叔父、張成沢・元国防副委員長の処刑を主導したとされる。
昨年の報道(今年の注意として)
米韓合同軍事演習が始まる、北朝鮮は「核先制攻撃」を警告 2016年 08月 22日
http://jp.reuters.com/article/southkorea-usa-northkorea-drills-idJPKCN10X0IU
[ソウル 22日 ロイター] - 米軍と韓国軍が22日、朝鮮半島で定例の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を開始した。北朝鮮は反発し、「核先制打撃」を仕掛けると警告している。
先週、ロンドンに駐在する北朝鮮大使館のナンバー2に当たる公使が家族とともに韓国に亡命したこともあり、南北間の緊張がさらに高まる中での演習開始となった。
今回の合同演習は米軍から約2万5000人が参加し9月2日まで行われる。米韓連合軍司令部は、国連軍司令部軍事休戦委員会を通じて北朝鮮軍に、演習が「挑発を目的としたものではない」旨を通知した。
(中略)北朝鮮は今年1月の4回目の核実験に続き、2月7日には事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。国連はこれを受けて対北朝鮮への経済制裁を強化したが、その後も北朝鮮はミサイルの発射実験を重ね、国際社会からの孤立を深めている。
「史上最大」の米韓軍事演習、7日から 北朝鮮に圧力
朝日新聞 2016年3月5日 http://www.asahi.com/articles/ASJ3462PWJ34UHBI02B.html
米韓合同軍事演習が7日から韓国各地で始まる。核・ミサイル開発を続けて脅威を増す北朝鮮に対し、米韓は想定をゲリラ戦主体の戦闘に変化させた「史上最大、史上最先端」の演習で圧力をかける。北朝鮮は毎年この演習に神経をとがらせており、米韓の積極姿勢に強く反発している。
毎年春の米韓合同軍事演習は、米軍の増援演習「キー・リゾルブ」と野外実動演習「フォール・イーグル」を同時に行う。米軍の増援の手順と様々な作戦の戦術を確認する総合演習だ。夏の合同演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」で、有事対応の計画を総合的に検討・確認する。
今回は7日から、北部・京畿道(キョンギド)の演習場や南東部・浦項(ポハン)の海岸などで行い、韓国軍約29万人、米軍約1万5千人が参加する。規模は韓国側が例年の1・5倍、米側が同2倍となる。米軍から原子力空母や原子力潜水艦、空中給油機なども参加する。
米韓両軍は昨年、ゲリラ戦の要素を多く盛り込んだ新たな計画「5015」を策定した。軍事関係筋によれば、攻撃では空爆や特殊部隊を中心とした局地戦、防衛では北朝鮮軍のゲリラ攻撃への備えが柱になる。様々な訓練を通じ、新計画が実施可能かどうかを検証していくことになる。
米韓は従来、朝鮮戦争のような全面的な地上戦を想定した計画「5027」を持つ。米軍の増援規模を69万人とした時期もあったが、米軍の規模縮小で方針転換。イラク戦争などの教訓から、敵の重要施設を破壊して戦争を早期終結させる戦略を重視している。
破壊対象となる重要施設には、北朝鮮の軍事基地や金正恩(キムジョンウン)第1書記の居所も含まれるとみられる。演習には在韓米軍にローテーション配備されている米特殊部隊も参加する。韓国の専門家は「特殊部隊のほか、トマホーク巡航ミサイルなど、攻撃の主体は米軍になる」と語る。(以下略)
米韓海兵隊、初の北朝鮮避難民受け入れ訓練を実施
デイリーNK 2016年11月04日
http://dailynk.jp/archives/76925
米海兵隊と韓国海軍は、韓国の慶尚北道(キョンサンブクト)浦項(ポハン)一帯で行われている「2016年護国合同上陸訓練」(10月29日〜11月6日)において、有事の際に韓国側に流入されることが予想される北朝鮮避難民の受け入れと支援する訓練を初めて実施した。
訓練には、アフガニスタンからの難民受け入れと支援を行った経験を持つ軍人など130人余りの米軍要員も参加。韓国軍当局者によると、避難民の受け入れや管理、医療支援などを担当する民軍作戦部隊を初めて編成・運用したという。
海兵隊の関係者は今回の訓練について、「有事の際に、米韓両軍の民軍作戦力を実戦的に共有し、点検する契機になった」と述べた。
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事等です