地球や命の維持を考えることについて 2
- 2017/01/03
- 18:13
環境の大切さについて、わかりやすく話しているスピーチ動画がありますので紹介します。地球を破壊することが、大人が言うように、ほんとうにしかたがないのか考え、下記の内容を、目の前の現実として捉えることが大切かと思いました。動画https://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx01992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、12歳の少女セヴァン=スズキが行った「伝説のスピーチ」 こんにちは、セヴァン・スズキです。エコ...
環境の大切さについて、わかりやすく話しているスピーチ動画がありますので紹介します。
地球を破壊することが、大人が言うように、ほんとうにしかたがないのか考え、下記の内容を、目の前の現実として捉えることが大切かと思いました。
動画
https://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0
1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、
12歳の少女セヴァン=スズキが行った「伝説のスピーチ」
こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(ECO: Environmental Children's Organization)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、自然環境を守るための活動をしています。あなたがた大人たちに、どうか生き方をかえて頂くよう、お願いするために、自分たちでお金を集めて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日、私たちが話すことは、すべて嘘のない本心の言葉です。なぜって、私たちが環境運動をしているのは、私たち自身の未来のため。私たち子どもが、自分の未来を失うことは、あなたがた大人が選挙で負けたり、株で損したりするのとは次元の違う問題なのです。
私たちがこれから話すことは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちの泣き叫ぶ声は、あなたがた大人の耳には届きません。どこにも行くところがなく、次々と絶滅して行く数え切れないほどの生き物たちのことも同じです。だから、世界中の子どもたちや生き物たちに代わって、私たちが話すのです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。それは、オゾン層に穴があいているから。
呼吸をすることさえこわい。空気にどんな危険な化学物質が混じっているか分からないから。
お父さんと一緒に、よくバンクーバーで魚釣りに行っていました。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまでは。
そして今、毎日のように動物や植物たちが絶滅していくのを、私たちは耳にします。
一度絶滅してしまった生き物は、もう永遠にもどってはこないのです。
私には小さいころからの夢がありました。
それは、いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルや熱帯雨林を見ることでした。でも、私は見ることが出来ても、私の子どもたちは、見ることができるのでしょうか?あなたがた大人は、私ぐらいの年令の時に、今の私と同じように、未来の自分の子どもの心配したことがありますか?
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようにのんびりと構えています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。そして、あなたがた大人も、本当の解決法など持っていないと思います。だから、せめて、「本当の解決法など持っていない」ということだけは、自覚して欲しいのです。
あなたがた大人は、オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって緑の森をよみがえらせるのか知らないでしょう。
だから、大人のみなさん、どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください。
ここに集まっている大人のみなさんは、いろいろな国の政府の代表者や、企業や団体の代表者、そして、報道関係者の人たちです。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばさんです。
そしてあなたがたの誰もが、誰かの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族であり、3千万種類以上の生物からなる大家族です。いろいろな国の政府や国境が、どんなに分け隔てをしようとも、私たち地球で生きるものたちが1つの大家族だということは、変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。わたしは、今のひどい環境を見て、怒りで心が震えていますが、それでも、自分を見失ってはいません。わたしは、今のひどい環境を見て、恐怖で体が震えていますが、それでも、自分の気持ちを世界の人たちに伝える勇気を持ち続けています。
私の国での無駄使いは大変なものです。買っては捨て、また買っては捨てています。そして、そんなにたくさんの物を無駄にしている北の国は、物が不足している南の国と分かち合おうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、少しでも手放すのがこわいのです。 カナダで暮らす私たちは十分な食物と水と住まいを持つ恵まれた生活をしています。食べ物も、水も、お家も、何でも十分にあります。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたらきりがありません。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。一人の子どもが私たちにこう言ったからです。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所をあげるのに。それから、やさしさと愛情もね。」
住むところもなく、今日、食べる物もない一人の子どもさえ、自分のことだけでなく、みんなと分かちあうことを考えているのに、全てを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、どうしてなんでしょうか?
この子ども達は、私と同じぐらいの年齢でした。私は、自分と同じくらいの年齢の子ども達が、こんな生活をしていたことが、とてもショックで頭から離れません。同じ人間なのに、同じ大家族の一員なのに、どこに生れついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。もしかしたら、私がここブラジルのリオの貧民窟に住む子どもの一人だったかもしれないのです。そして、飢えに苦しむソマリアの子どもだったかもしれないし、大人たちの戦争の犠牲になった中東の子どもだったかもしれないし、インドで乞食をしている子どもだったかもしれないのです。
もし世界中の国の大人たちが戦争のために使っているお金を全部平和のために使えば、環境や飢餓の問題のために使えば、この地球がすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもですが、それでもこのことを知っています。
小学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世の中でどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば、
*争いをしないこと
*話しあいで解決すること
*他人を尊重すること
*ちらかしたら自分でかたずけること
*ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
*分かちあうこと
*そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたがた大人は、私たち子どもに「するな」ということを、自分達はしているのですか?
みなさんは、今日、何のためにこの会議に出席しているのか、どうか、そのことだけは忘れないでください。そしてこのような会議をいったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためなのです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めてようとしているのです。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子ども達をなぐさめます。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」と言いますよね。だけど、今の地球の環境を見たら、もうこんな言葉を自分の子どもに向かって言えないと思います。わたしたち子どもの未来のことなんて、みなさんの議題の中にすら入っていないじゃないですか。みなさんは、私たち子どもの未来のことを本当に考えてくれているのですか?
私のお父さんは、いつも、「人間の価値は、何を言ったかではなく、何をしたかで決まる」と言っています。でも、私は、あなたがた大人がこの地球に対していることを見て、泣いています。それでも、あなたがた大人はいつも私たち子どもを愛していると言います。本当なのでしょうか?もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを言葉でなく、行動で示してください。
最後まで私たちの話をきいて下さって、ありがとうございました。
上記スピーチ文ですが、セヴァンさんによるその後の文章もありましたので、「あなたが世界を変える日」2003年4月セヴァン・カリス=スズキ著 から抜粋して示しておきます。(P42以降 一部中略しています)
スピーチが終わったとき、人々は立ちあがって泣いていました。人々の反応の激しさに私は驚くばかりでした。政治家、各国の代表、海上の人々まで目に涙をいっぱいためて、本当に大事なことをおもいださせてくれてありがとう、と私たちに言いました。
私のスピーチのビデオはさっそくサミット会場と国連じゅうで再放映されました。
私はロシアのゴルバチョフ大統領を肇、世界のリーダーや有名人と共に、地球憲章委員会のメンバーとなったのです。
それは、やろうと思えば、あなたにもできるということです。あなたの言いたいことを人々にきいてもらうことはほんとうに可能なのです。自分の自然への愛情が、結局どのような出来事を引き起こしていくかなんて、私だって夢にも思わなかったんですから。
私は、今は大学で生物学を学んでいます。
化学や生物システム論や進化論や生態学などを学ぶうち、科学というものが自然について私がすでに持っていた知識を補ってくれることに気づきました。
光合成について、また水の循環について、科学的に学べば学ほど、私の自然に対する畏敬の念は高まります。そして、学べば学ぶほど、人類がくるわせつつあるこの驚くべき自然界のバランスを回復するために努力しなくてはならないという私の信念は強くなるのです。
地球温暖化などの気候変動ほど、自然のバランスがおかしくなっていることをよく示しているものはたぶんないでしょう。大気汚染で多くの人が病気になり、死んでいます。動植物もすごいペースで絶滅しつつあります。
これらはみな私たち人類の生活の仕方に関係しているのです。私たちの暮らしは多くの点で持続可能ではありません。世界を破滅へ満ち見びくような生き方をつづけるなんてバカげています。
私たちが、このおそろしい流れをくいとめ、ひっくり返さなければなりません。
私たちは快適さを手放す必要はありません。アマゾンで私が体験してきたように、私たちを幸せにするのはモノではありません。より少なく所有すればするほど、私たちの暮らしはよくなります。
私たちはより自由になり、モノにとらわれて、それを追い求めなくてすむ分、働かなくてもよくなり、余暇もできます。そして、人生においてもっと大事なことがらをゆっくり考えるゆとりがでてきます。そのほうがずっと幸せではないでしょうか。
私は社会を変革するための行動はトップ・ダウンで上から起こるものではないと思っています。私たちは自分たちで変化を起こして行かなくてはなりません。私たちこそが「持続可能性(サスティナビリティ:将来の世代に必要なモノを犠牲にすることなく、現在の必要を満たすこと)」についての専門家にならなくてはいけないのです。これはとっても大きい課題ですが、やりがいのあるチャレンジです。
私たちはなにができるでしょうか?まず私たちにできることは「自然から学ぶ」ことです。そとに出ましょう!キャンプをしましょう!公園に散歩に行きましょう!
実は自然こそが「持続可能性」のほんものの専門家なのです。生態系のどの部分をとっても、全てのものが調和の中で動いていることに気づくはずです。システムのなかのすべての要素が持続可能性を維持するように動き、たがいにかかわりあって全体をつくっています。
自然と一体だという感覚を持ち続けることはほんとうに重要なことです。私たちが食べているもので、かつて生き物でなかったものがありますか。私たちは呼吸しないで数分と生きていられないでしょう?そうです。私たちは自然によって生かされているのです!
自分が知りもしないもののためにどうしていっしょうけんめいになれるでしょうか?アイしてもいないもののために、どうやってたたかえるでしょうか?
自然とのふれあいは、いくら主張してもたりないほど大切な権利です。私たちの前に未来がひろがっています。科学や環境運動や社会活動、はたまた芸術、ビジネス、家庭、大工仕事など、私たちはなんでも自分の選んだ分野の専門家になっていくのです。
自分の信念に従って、自分の選んだ分野で、何がいちばん大事かを忘れずに「持続可能性」への道を進むならば、私たちの力はものすごく大きなものとなって世界を変えることになるでしょう。
変化はかならず起こります。地球上の多くの地域では、すでに環境問題への取り組みが最優先の課題となっています。ヨーロッパにはたくさんのよい先例があります。
科学者の予測も厳しいものばかりですから、時には気が重たくなってくじけそうになることもあるかもしれません。でもそんなときには、私の話を思い出してください。環境について学んできたおかげで、最高におもしろい経験をすることができたんですよ!
ゴルバチョフ元大統領や、フリー・ザ・チルドレンのクレイグ・キルバーガーといった、すばらしいインスピレーションあふれる人びとに出会いました。
あなたが今抱いている興味や関心や決意が、どのような未来へと繋がっていくか、はかり知れません。そう、「持続可能性」に向けて活動していくことは、とても大きなチャレンジです。でもそれはこのうえなくやりがいのある仕事です。
あなたもこの大事な仕事に参加して、世界をよりよい場所へと変えていくことができるのです。ね、ワクワクするでしょ!
訳者あとがき 辻信一 中村隆市 より一部抜き書き
わずか6分のスピーチが、確かに、世界を変えることとなりました。あれから10年以上経った今、日本に住んでいるあなたが同じことばに耳をかたむけています。目には見えないくらいに少しずつではあるけれど、世界はたしかに変わってきています。
ひとりじめにしないで分け合うこと、ちらかしたものをかたづけること、うそをつかないこと、生き物を大切にすること、暴力ではなく話し合いで解決すること。
あたりまえのことがわからないでいるのは、おとなたちのほうなのです。今おとなたちの多くが、経済のためには環境問題や戦争が起こるのもしかたがない、と思っています。
切りすぎで森が少なくなり、とりすぎで魚が少なくなり、空気や土や水がいっそう汚れ、地球温暖化が進み、南極や北極の氷がとけて、海面が高くなり、動植物が次々に死に絶え、洪水や日照りや水不足が深刻になって争いがふえ、貧しい人々はもっと貧しくなり、食べものが不足して飢える人がふえる。
それもこれもみんな、経済のためには、豊かさのためには、便利さのためには、お父さんの仕事のためには、家族の生活のためには、だから、子どものためにはしかたのないことだったし、これからもしかたがない。おとなであるということは、そんなあきらめをもつようになること。そしてもうそれ以上、深く考えないようにすること。
「モモ」という物語を知っていますか。灰色の男たちのことばにだまされて、忙しくなり、仕事におわれて、家族も友だちもかえりみなくなります。モモという女の子だけが、灰色の男たちの招待を見抜いて、ぬすまれて時間を取り返すために活躍します。
セヴァンのように、私たちもあなたも、「しかたのないこと」がほんとうにしかたのないことなのかを、ひとつひとつ問いなおしていきましょう。川辺や砂辺がすべてコンクリートでかためられるのはしかがたないことなのか。ゴミがふえづづけ、森がきりり開かれ、虫や動物がすがたをけし、アレルギーがふえ、空気がよごれ、水が飲めなくなるのは、しかたのないことなのか。こどもの遊ぶ時間が少なくなり、おとなが働きすぎて病気になるのは、ほんとうにしかたがないことなのか、と。
豊かな自然の中で、北米や日本の子どもよりいきいきと楽しそうにしているのはいったいなぜだろう、と。川や海で遊び、森や山を歩き、魚つりをし、お弁当を広げ、どろんこ遊びをし、たき火をして歌い踊り、家族や友達とおしゃべりし、くつろぎ、笑う。
自然の中でのキャンプ、山のぼり、魚つり、ハイキング、ボート、カヌー、カヤック、スキー、スノボ、サイクリング、むしろ自分がすきなこと、ホッとすること、楽しいと思うことの中にこそ、世界を今よりもっとよい場所にしていくためのヒントがあると、彼女は感じているのです。
(セヴァンのスピーチについて)どんなにそれがささやかでちっぽけな変化に見えても、世界は、あなたのまごころや、ウラオモテのないことばや、行いによって、たしかに少しずつ良くなっていくのだということを示してくれました。
南米にこんなお話があります。山火事で森が燃えているとき、虫や鳥や動物たちはわれ先にと逃げていきました。しかしハチドリだけがいったりきたり、くちばしで水のしずくを運んでは、日の上に落としています。
大きなけものたちはそれをみて、「そんなことをしていったい何なるんだ」と笑います。ハチドリはこう答えました「私はわたしのできることをしているだけ」
問題の大きさや難しさを前にして気がくじけそうになったときには、セヴァンのことを想い出し、またこの本を手に取ってみてください。
ナマケモノ倶楽部代表 辻信一 中村隆市
本に掲載の 資料1 日本に住む私たちが果たすべき環境への責任 より一部抜粋
(原文:セヴァン・カリス=スズキ イェール大学学生環境連合)
資源の消費を控え、環境への負荷を減らすこと。
A いらないものを買う衝動を抑え、買ったときの環境と社会への影響を考えよう。
B 出すゴミの量を減らそう。
C 水のムダ使いをやめよう。
D リサイクルしよう。また、可能な限りリユース製品を買おう。
E 徒歩で、自転車で、または電車などの公共の乗り物で移動しよう。車に乗るならなるべく乗り合いで、または交代で。
F モノがどこでどんな風に作られているかを学び、人や自然に害のない生産の技術を応援しよう。
G 地域で、環境にやさしい方法で作られた食べ物を選ぼう。
2016年12月15日15時の祈り合わせの際の御言葉も、ここで示しておきます。
人の子らよ 善き流れとは どのようなものか
幾久しく 大切なる命達と共に 歩みゆきたいとゆうその想い
現実のものへと変えゆくためには
惜しみなきその働きが必要となることであろうに
命達と共に歩みゆくことは 人々の生活
根本から変えゆくことにも繋がりゆく
支え合い 守り合い 協力し合い 共に 切磋琢磨し
切り開き続けゆかなければならない
自然との環境の中に於いての人間
自然を重視し 地球を重視し どのように進みゆくか 計画を立て
自然と共に歩みゆく未来を しっかりと切り開きゆかなければならない
人が 忘れることなきように
還りゆく場所 還り来る場所この 星のことを
大地と共にあり続けよ
この星と共にあり続けよ
それが 人々が 生きゆく 生きゆける 大切なる 本(もと)となりゆく
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.Cによる情報紹介記事です。(御言葉含む)
地球を破壊することが、大人が言うように、ほんとうにしかたがないのか考え、下記の内容を、目の前の現実として捉えることが大切かと思いました。
動画
https://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0
1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、
12歳の少女セヴァン=スズキが行った「伝説のスピーチ」
こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。エコというのは、子供環境運動(ECO: Environmental Children's Organization)の略です。カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、自然環境を守るための活動をしています。あなたがた大人たちに、どうか生き方をかえて頂くよう、お願いするために、自分たちでお金を集めて、カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。
今日、私たちが話すことは、すべて嘘のない本心の言葉です。なぜって、私たちが環境運動をしているのは、私たち自身の未来のため。私たち子どもが、自分の未来を失うことは、あなたがた大人が選挙で負けたり、株で損したりするのとは次元の違う問題なのです。
私たちがこれから話すことは、未来に生きる子どもたちのためです。世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちの泣き叫ぶ声は、あなたがた大人の耳には届きません。どこにも行くところがなく、次々と絶滅して行く数え切れないほどの生き物たちのことも同じです。だから、世界中の子どもたちや生き物たちに代わって、私たちが話すのです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。それは、オゾン層に穴があいているから。
呼吸をすることさえこわい。空気にどんな危険な化学物質が混じっているか分からないから。
お父さんと一緒に、よくバンクーバーで魚釣りに行っていました。数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまでは。
そして今、毎日のように動物や植物たちが絶滅していくのを、私たちは耳にします。
一度絶滅してしまった生き物は、もう永遠にもどってはこないのです。
私には小さいころからの夢がありました。
それは、いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルや熱帯雨林を見ることでした。でも、私は見ることが出来ても、私の子どもたちは、見ることができるのでしょうか?あなたがた大人は、私ぐらいの年令の時に、今の私と同じように、未来の自分の子どもの心配したことがありますか?
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようにのんびりと構えています。まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。そして、あなたがた大人も、本当の解決法など持っていないと思います。だから、せめて、「本当の解決法など持っていない」ということだけは、自覚して欲しいのです。
あなたがた大人は、オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか知らないでしょう。死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか知らないでしょう。絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって緑の森をよみがえらせるのか知らないでしょう。
だから、大人のみなさん、どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください。
ここに集まっている大人のみなさんは、いろいろな国の政府の代表者や、企業や団体の代表者、そして、報道関係者の人たちです。でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばさんです。
そしてあなたがたの誰もが、誰かの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです50億以上の人間からなる大家族であり、3千万種類以上の生物からなる大家族です。いろいろな国の政府や国境が、どんなに分け隔てをしようとも、私たち地球で生きるものたちが1つの大家族だということは、変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。わたしは、今のひどい環境を見て、怒りで心が震えていますが、それでも、自分を見失ってはいません。わたしは、今のひどい環境を見て、恐怖で体が震えていますが、それでも、自分の気持ちを世界の人たちに伝える勇気を持ち続けています。
私の国での無駄使いは大変なものです。買っては捨て、また買っては捨てています。そして、そんなにたくさんの物を無駄にしている北の国は、物が不足している南の国と分かち合おうとはしません。物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、少しでも手放すのがこわいのです。 カナダで暮らす私たちは十分な食物と水と住まいを持つ恵まれた生活をしています。食べ物も、水も、お家も、何でも十分にあります。時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたらきりがありません。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。一人の子どもが私たちにこう言ったからです。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所をあげるのに。それから、やさしさと愛情もね。」
住むところもなく、今日、食べる物もない一人の子どもさえ、自分のことだけでなく、みんなと分かちあうことを考えているのに、全てを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、どうしてなんでしょうか?
この子ども達は、私と同じぐらいの年齢でした。私は、自分と同じくらいの年齢の子ども達が、こんな生活をしていたことが、とてもショックで頭から離れません。同じ人間なのに、同じ大家族の一員なのに、どこに生れついたかによって、こんなにも人生が違ってしまう。もしかしたら、私がここブラジルのリオの貧民窟に住む子どもの一人だったかもしれないのです。そして、飢えに苦しむソマリアの子どもだったかもしれないし、大人たちの戦争の犠牲になった中東の子どもだったかもしれないし、インドで乞食をしている子どもだったかもしれないのです。
もし世界中の国の大人たちが戦争のために使っているお金を全部平和のために使えば、環境や飢餓の問題のために使えば、この地球がすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもですが、それでもこのことを知っています。
小学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世の中でどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば、
*争いをしないこと
*話しあいで解決すること
*他人を尊重すること
*ちらかしたら自分でかたずけること
*ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
*分かちあうこと
*そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたがた大人は、私たち子どもに「するな」ということを、自分達はしているのですか?
みなさんは、今日、何のためにこの会議に出席しているのか、どうか、そのことだけは忘れないでください。そしてこのような会議をいったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためなのです。あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めてようとしているのです。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子ども達をなぐさめます。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」と言いますよね。だけど、今の地球の環境を見たら、もうこんな言葉を自分の子どもに向かって言えないと思います。わたしたち子どもの未来のことなんて、みなさんの議題の中にすら入っていないじゃないですか。みなさんは、私たち子どもの未来のことを本当に考えてくれているのですか?
私のお父さんは、いつも、「人間の価値は、何を言ったかではなく、何をしたかで決まる」と言っています。でも、私は、あなたがた大人がこの地球に対していることを見て、泣いています。それでも、あなたがた大人はいつも私たち子どもを愛していると言います。本当なのでしょうか?もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを言葉でなく、行動で示してください。
最後まで私たちの話をきいて下さって、ありがとうございました。
上記スピーチ文ですが、セヴァンさんによるその後の文章もありましたので、「あなたが世界を変える日」2003年4月セヴァン・カリス=スズキ著 から抜粋して示しておきます。(P42以降 一部中略しています)
スピーチが終わったとき、人々は立ちあがって泣いていました。人々の反応の激しさに私は驚くばかりでした。政治家、各国の代表、海上の人々まで目に涙をいっぱいためて、本当に大事なことをおもいださせてくれてありがとう、と私たちに言いました。
私のスピーチのビデオはさっそくサミット会場と国連じゅうで再放映されました。
私はロシアのゴルバチョフ大統領を肇、世界のリーダーや有名人と共に、地球憲章委員会のメンバーとなったのです。
それは、やろうと思えば、あなたにもできるということです。あなたの言いたいことを人々にきいてもらうことはほんとうに可能なのです。自分の自然への愛情が、結局どのような出来事を引き起こしていくかなんて、私だって夢にも思わなかったんですから。
私は、今は大学で生物学を学んでいます。
化学や生物システム論や進化論や生態学などを学ぶうち、科学というものが自然について私がすでに持っていた知識を補ってくれることに気づきました。
光合成について、また水の循環について、科学的に学べば学ほど、私の自然に対する畏敬の念は高まります。そして、学べば学ぶほど、人類がくるわせつつあるこの驚くべき自然界のバランスを回復するために努力しなくてはならないという私の信念は強くなるのです。
地球温暖化などの気候変動ほど、自然のバランスがおかしくなっていることをよく示しているものはたぶんないでしょう。大気汚染で多くの人が病気になり、死んでいます。動植物もすごいペースで絶滅しつつあります。
これらはみな私たち人類の生活の仕方に関係しているのです。私たちの暮らしは多くの点で持続可能ではありません。世界を破滅へ満ち見びくような生き方をつづけるなんてバカげています。
私たちが、このおそろしい流れをくいとめ、ひっくり返さなければなりません。
私たちは快適さを手放す必要はありません。アマゾンで私が体験してきたように、私たちを幸せにするのはモノではありません。より少なく所有すればするほど、私たちの暮らしはよくなります。
私たちはより自由になり、モノにとらわれて、それを追い求めなくてすむ分、働かなくてもよくなり、余暇もできます。そして、人生においてもっと大事なことがらをゆっくり考えるゆとりがでてきます。そのほうがずっと幸せではないでしょうか。
私は社会を変革するための行動はトップ・ダウンで上から起こるものではないと思っています。私たちは自分たちで変化を起こして行かなくてはなりません。私たちこそが「持続可能性(サスティナビリティ:将来の世代に必要なモノを犠牲にすることなく、現在の必要を満たすこと)」についての専門家にならなくてはいけないのです。これはとっても大きい課題ですが、やりがいのあるチャレンジです。
私たちはなにができるでしょうか?まず私たちにできることは「自然から学ぶ」ことです。そとに出ましょう!キャンプをしましょう!公園に散歩に行きましょう!
実は自然こそが「持続可能性」のほんものの専門家なのです。生態系のどの部分をとっても、全てのものが調和の中で動いていることに気づくはずです。システムのなかのすべての要素が持続可能性を維持するように動き、たがいにかかわりあって全体をつくっています。
自然と一体だという感覚を持ち続けることはほんとうに重要なことです。私たちが食べているもので、かつて生き物でなかったものがありますか。私たちは呼吸しないで数分と生きていられないでしょう?そうです。私たちは自然によって生かされているのです!
自分が知りもしないもののためにどうしていっしょうけんめいになれるでしょうか?アイしてもいないもののために、どうやってたたかえるでしょうか?
自然とのふれあいは、いくら主張してもたりないほど大切な権利です。私たちの前に未来がひろがっています。科学や環境運動や社会活動、はたまた芸術、ビジネス、家庭、大工仕事など、私たちはなんでも自分の選んだ分野の専門家になっていくのです。
自分の信念に従って、自分の選んだ分野で、何がいちばん大事かを忘れずに「持続可能性」への道を進むならば、私たちの力はものすごく大きなものとなって世界を変えることになるでしょう。
変化はかならず起こります。地球上の多くの地域では、すでに環境問題への取り組みが最優先の課題となっています。ヨーロッパにはたくさんのよい先例があります。
科学者の予測も厳しいものばかりですから、時には気が重たくなってくじけそうになることもあるかもしれません。でもそんなときには、私の話を思い出してください。環境について学んできたおかげで、最高におもしろい経験をすることができたんですよ!
ゴルバチョフ元大統領や、フリー・ザ・チルドレンのクレイグ・キルバーガーといった、すばらしいインスピレーションあふれる人びとに出会いました。
あなたが今抱いている興味や関心や決意が、どのような未来へと繋がっていくか、はかり知れません。そう、「持続可能性」に向けて活動していくことは、とても大きなチャレンジです。でもそれはこのうえなくやりがいのある仕事です。
あなたもこの大事な仕事に参加して、世界をよりよい場所へと変えていくことができるのです。ね、ワクワクするでしょ!
訳者あとがき 辻信一 中村隆市 より一部抜き書き
わずか6分のスピーチが、確かに、世界を変えることとなりました。あれから10年以上経った今、日本に住んでいるあなたが同じことばに耳をかたむけています。目には見えないくらいに少しずつではあるけれど、世界はたしかに変わってきています。
ひとりじめにしないで分け合うこと、ちらかしたものをかたづけること、うそをつかないこと、生き物を大切にすること、暴力ではなく話し合いで解決すること。
あたりまえのことがわからないでいるのは、おとなたちのほうなのです。今おとなたちの多くが、経済のためには環境問題や戦争が起こるのもしかたがない、と思っています。
切りすぎで森が少なくなり、とりすぎで魚が少なくなり、空気や土や水がいっそう汚れ、地球温暖化が進み、南極や北極の氷がとけて、海面が高くなり、動植物が次々に死に絶え、洪水や日照りや水不足が深刻になって争いがふえ、貧しい人々はもっと貧しくなり、食べものが不足して飢える人がふえる。
それもこれもみんな、経済のためには、豊かさのためには、便利さのためには、お父さんの仕事のためには、家族の生活のためには、だから、子どものためにはしかたのないことだったし、これからもしかたがない。おとなであるということは、そんなあきらめをもつようになること。そしてもうそれ以上、深く考えないようにすること。
「モモ」という物語を知っていますか。灰色の男たちのことばにだまされて、忙しくなり、仕事におわれて、家族も友だちもかえりみなくなります。モモという女の子だけが、灰色の男たちの招待を見抜いて、ぬすまれて時間を取り返すために活躍します。
セヴァンのように、私たちもあなたも、「しかたのないこと」がほんとうにしかたのないことなのかを、ひとつひとつ問いなおしていきましょう。川辺や砂辺がすべてコンクリートでかためられるのはしかがたないことなのか。ゴミがふえづづけ、森がきりり開かれ、虫や動物がすがたをけし、アレルギーがふえ、空気がよごれ、水が飲めなくなるのは、しかたのないことなのか。こどもの遊ぶ時間が少なくなり、おとなが働きすぎて病気になるのは、ほんとうにしかたがないことなのか、と。
豊かな自然の中で、北米や日本の子どもよりいきいきと楽しそうにしているのはいったいなぜだろう、と。川や海で遊び、森や山を歩き、魚つりをし、お弁当を広げ、どろんこ遊びをし、たき火をして歌い踊り、家族や友達とおしゃべりし、くつろぎ、笑う。
自然の中でのキャンプ、山のぼり、魚つり、ハイキング、ボート、カヌー、カヤック、スキー、スノボ、サイクリング、むしろ自分がすきなこと、ホッとすること、楽しいと思うことの中にこそ、世界を今よりもっとよい場所にしていくためのヒントがあると、彼女は感じているのです。
(セヴァンのスピーチについて)どんなにそれがささやかでちっぽけな変化に見えても、世界は、あなたのまごころや、ウラオモテのないことばや、行いによって、たしかに少しずつ良くなっていくのだということを示してくれました。
南米にこんなお話があります。山火事で森が燃えているとき、虫や鳥や動物たちはわれ先にと逃げていきました。しかしハチドリだけがいったりきたり、くちばしで水のしずくを運んでは、日の上に落としています。
大きなけものたちはそれをみて、「そんなことをしていったい何なるんだ」と笑います。ハチドリはこう答えました「私はわたしのできることをしているだけ」
問題の大きさや難しさを前にして気がくじけそうになったときには、セヴァンのことを想い出し、またこの本を手に取ってみてください。
ナマケモノ倶楽部代表 辻信一 中村隆市
本に掲載の 資料1 日本に住む私たちが果たすべき環境への責任 より一部抜粋
(原文:セヴァン・カリス=スズキ イェール大学学生環境連合)
資源の消費を控え、環境への負荷を減らすこと。
A いらないものを買う衝動を抑え、買ったときの環境と社会への影響を考えよう。
B 出すゴミの量を減らそう。
C 水のムダ使いをやめよう。
D リサイクルしよう。また、可能な限りリユース製品を買おう。
E 徒歩で、自転車で、または電車などの公共の乗り物で移動しよう。車に乗るならなるべく乗り合いで、または交代で。
F モノがどこでどんな風に作られているかを学び、人や自然に害のない生産の技術を応援しよう。
G 地域で、環境にやさしい方法で作られた食べ物を選ぼう。
2016年12月15日15時の祈り合わせの際の御言葉も、ここで示しておきます。
人の子らよ 善き流れとは どのようなものか
幾久しく 大切なる命達と共に 歩みゆきたいとゆうその想い
現実のものへと変えゆくためには
惜しみなきその働きが必要となることであろうに
命達と共に歩みゆくことは 人々の生活
根本から変えゆくことにも繋がりゆく
支え合い 守り合い 協力し合い 共に 切磋琢磨し
切り開き続けゆかなければならない
自然との環境の中に於いての人間
自然を重視し 地球を重視し どのように進みゆくか 計画を立て
自然と共に歩みゆく未来を しっかりと切り開きゆかなければならない
人が 忘れることなきように
還りゆく場所 還り来る場所この 星のことを
大地と共にあり続けよ
この星と共にあり続けよ
それが 人々が 生きゆく 生きゆける 大切なる 本(もと)となりゆく
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.Cによる情報紹介記事です。(御言葉含む)
地球や命の維持を考えることについて 1
- 2017/01/03
- 12:39
この年末年始の神々さまからの御言葉などを聞きましても、人間が地球環境なしでは生きられないことをしっかり認識すること。そして地球、命たちとの共存を続けるために、今の人間の環境、人間以外の命、種の存続を考え行動することがとても大切な時期であることが伝えられています。今日のブログのトップ12月30日の御言葉などお読みいただけたらと思います。(この記事の後ろに記載)ほんとうに、環境問題、地球、住環境の破壊、日...
この年末年始の神々さまからの御言葉などを聞きましても、人間が地球環境なしでは生きられないことをしっかり認識すること。
そして地球、命たちとの共存を続けるために、今の人間の環境、人間以外の命、種の存続を考え行動することがとても大切な時期であることが伝えられています。
今日のブログのトップ12月30日の御言葉などお読みいただけたらと思います。(この記事の後ろに記載)
ほんとうに、環境問題、地球、住環境の破壊、日本でも、戦後、その開発とともに、水俣病、光化学スモッグ、洗剤、有害物質による水汚染、洗浄剤などによる汚染、放射能などが問題視されてきましたが、どれほど改善されたのか。
3.11の福島原発の事故以降、原発の問題も多くの国民に意識、認識されました。
稼働中震災に遭えば、あのようにメルトダウンし、放射性物質がまかれ、国土を失いかねないこと、一帯の住民の命、さまざまの命が危険にさらされること。避難区域の指定でも、判断ミスなどが指摘されました。
2011年4月から、福島県では18歳以下の全ての子供を対象とする甲状腺検査を実施しています。それを縮小するしないの議論も昨年ありました。食品についても、台湾では今、輸入に反発する動きがあります。
これらを、あまりテレビで流れないから、と、のど元過ぎればにしていないか。
5年経ったからいいや、でいいのか。そこにはどんな意図があるか。
こんなに各地で大きな地震が頻発する中、反原発公約の鹿児島県知事が誕生しましたが、今、発言は弱まり、川内原発は稼働を続けています。
世界的にも、これから、人口国の経済力も増し、これまで以上に、日本や欧州、中国も率先して提案を行い、環境負荷のない仕組みを作っておかないと、すごい勢いで環境が破壊されていくことは目に見えています。
人口14億の中国、13億のインド、2.5億のインドネシア等の人口国が、経済力をつけ、消費量が増しています。原発もこのままでは増えるそうです。
バングラデシュのダッカなどの空気汚染もひどいそうです。
それらに対して、例えば、世界各地の車の整備、工場の環境負荷低下など、日本が提案できることも多いのではないでしょうか。
大気汚染をする国を非難するよりも、技術提携を提案できないでしょうか。国民の体や国土をむしばむ汚染、各国政府も悩んでいると考えられます。中国では原発も増やします。
公害病、原発事故を経験した国として、各国に真摯に警告し、アドバイスするのはできるのではないでしょうか。
民間やNPOができることもあると思います。それで政府が変わることもあります。
繰り返しますが、日本が持っている環境負荷の少ない技術を普及させ、資金が集まり、インフラ投資ができる仕組みを作ることは、政府や企業がリードし、国民の意識が変われば可能ではないでしょうか。
日本も技術がありますが、ドイツ、オーストラリア、北欧など、環境意識の高い国々もあります。
アメリカ、インドやアラブ、アジアなどはあまり環境意識が高くないようですが、そこに優良な技術や仕組みを広げる取り組みができないでしょうか。そのままではまずいことも伝えながら。
国内でも、エコ減税の拡張、エコ投資優遇等を進める。
啓示でも、株価が持続的に安定し株価による投資メリットが少なくなれば、投資基準が環境保全にシフトするというものもありました。
投資基準の変換も、仕組として環境改善に大きくつながる可能性があります。
(これまでも、フロンガス廃止や再生紙利用、植樹、スチール缶、家電リサイクルなど、関係者の取組により、すっかり定着した取り組みもあります。そういう取り組みを増やし、社会、国が、推進する仕組をつくり広げることは大切と考えます。)
1973年の石油危機時のアメリカの予測では、1987年のエネルギー消費予測について44%少なくなったそうです。
燃費の改善、消費電力の改善などにより予想されていたよりは消費を押さえることもできます。
改善できたところもあるという自覚も持ちながら、それを広げていくことは大切だと思います。
比嘉良丸氏の言葉でも、産業の方向性について参考になる内容がありました。
自然は元に戻ろうとする力がありますから、今から人間が手を貸すことによって新たな自然の仕組みを作ります。もとには戻せなくても、新たな自然の仕組みを作ります。環境破壊が進んであきらめる必要はない。人間の智恵と行動によって、新しい環境を作ることも可能なんですよ。人間にはそれだけの能力があります。地球自体も生きようという力があります。
(「いのちの地球よ 永遠にあれ」比嘉良丸著 P151より)
環境負荷の少ない技術を広げ、計画を立て、持続的に実施する仕組をつくることが本当に必要な時期に入っているのを感じます。
技術と制度を広げることだと思います。
これは、逆に言えば、人間が地球をこれ以上破壊するのなら、人間が淘汰されかねないという意味もあります。
「地球が人間を、未来を託す存在ではなく、命を絶滅に追い込む存在と判断する」そうです。
(「聖書の暗号とスピリットからの啓示」 比嘉良丸著p36より)
戦争や核戦争で地球を破壊した後、人間は感染症などにより淘汰されるという内容もあります。
かつて恐竜は、繁栄を極めましたが、地球の資源を食い尽くしかねなかったため、隕石が落ち、絶滅したという説があります。(少なくとも、メキシコに隕石が落ち、恐竜が絶滅したことは、事実です。)
同じ運命をたどらないためにも、人類ができる技術や取り組みで、命たち、人間、互いが存続することが求められていると考えます。
下記に、30日の御言葉について示しておきます。(このような命との共存を内容とするものが多いです)
年越しと新年の動画についてと日々の祈りに伝えられた御言葉
2017.01.03.10:00 年度末30日の御言葉 括弧はこちらでいれました。
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-2952.html
(人間以外の)命達にとってのこの星もまた楽園
人間以外のもの達にとって ここで生きゆくのが 全てであり
ここで生きゆくこと ここでしか 生きゆくことが出来ないこと
ここが命の本(もと)であり 命のふるさとであり 自分のふるさとであり 自分の家であり 自分の故郷であり 自分が 命を次に託し続けゆくことの出来る 大切なる場所である
それを 人間の身勝手さにより 人間の我儘 人間の勝手さにより 壊してはいけない
いや その行為こそが 人間もまた その 被害を被ることになりゆき 未来を 自らの手で 潰し続けていることも忘れてはいけない
命達と共に歩みゆく未来を 創りゆくことが出来るように
命達が共に住みゆく環境を 創りゆくことが出来るように
しいてはそれが 人間達が生きゆく未来 人間達が住みゆく環境 人間達が生きゆく地球を創りゆくことになる
(人間以外の)命達を忘れてはいけない
いや 自らもまた その命達の仲間であることも 忘れてはいけない
忘れてはいけないことは 数多くある
しかし人間は 忘れ続けてしまう
それならば (人間以外の命達を)忘れないようにしゆくこと 思い出し続けゆくこと 記憶の彼方に させないようにすること
基本となりゆくように 生きゆく術であるように 生活の基本であるように 命の基本であるように
(人間以外の命達を)忘れ続けないように 自らに叩き込み続けゆくことが 大切である
環境を良い方向へ変えていくことの大切さ、今がその大事な時期であることを知ってほしいと思います。
人間なら、しっかり力を発揮すれば、できるということだと思います。
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事です。(啓示の御言葉含む)
そして地球、命たちとの共存を続けるために、今の人間の環境、人間以外の命、種の存続を考え行動することがとても大切な時期であることが伝えられています。
今日のブログのトップ12月30日の御言葉などお読みいただけたらと思います。(この記事の後ろに記載)
ほんとうに、環境問題、地球、住環境の破壊、日本でも、戦後、その開発とともに、水俣病、光化学スモッグ、洗剤、有害物質による水汚染、洗浄剤などによる汚染、放射能などが問題視されてきましたが、どれほど改善されたのか。
3.11の福島原発の事故以降、原発の問題も多くの国民に意識、認識されました。
稼働中震災に遭えば、あのようにメルトダウンし、放射性物質がまかれ、国土を失いかねないこと、一帯の住民の命、さまざまの命が危険にさらされること。避難区域の指定でも、判断ミスなどが指摘されました。
2011年4月から、福島県では18歳以下の全ての子供を対象とする甲状腺検査を実施しています。それを縮小するしないの議論も昨年ありました。食品についても、台湾では今、輸入に反発する動きがあります。
これらを、あまりテレビで流れないから、と、のど元過ぎればにしていないか。
5年経ったからいいや、でいいのか。そこにはどんな意図があるか。
こんなに各地で大きな地震が頻発する中、反原発公約の鹿児島県知事が誕生しましたが、今、発言は弱まり、川内原発は稼働を続けています。
世界的にも、これから、人口国の経済力も増し、これまで以上に、日本や欧州、中国も率先して提案を行い、環境負荷のない仕組みを作っておかないと、すごい勢いで環境が破壊されていくことは目に見えています。
人口14億の中国、13億のインド、2.5億のインドネシア等の人口国が、経済力をつけ、消費量が増しています。原発もこのままでは増えるそうです。
バングラデシュのダッカなどの空気汚染もひどいそうです。
それらに対して、例えば、世界各地の車の整備、工場の環境負荷低下など、日本が提案できることも多いのではないでしょうか。
大気汚染をする国を非難するよりも、技術提携を提案できないでしょうか。国民の体や国土をむしばむ汚染、各国政府も悩んでいると考えられます。中国では原発も増やします。
公害病、原発事故を経験した国として、各国に真摯に警告し、アドバイスするのはできるのではないでしょうか。
民間やNPOができることもあると思います。それで政府が変わることもあります。
繰り返しますが、日本が持っている環境負荷の少ない技術を普及させ、資金が集まり、インフラ投資ができる仕組みを作ることは、政府や企業がリードし、国民の意識が変われば可能ではないでしょうか。
日本も技術がありますが、ドイツ、オーストラリア、北欧など、環境意識の高い国々もあります。
アメリカ、インドやアラブ、アジアなどはあまり環境意識が高くないようですが、そこに優良な技術や仕組みを広げる取り組みができないでしょうか。そのままではまずいことも伝えながら。
国内でも、エコ減税の拡張、エコ投資優遇等を進める。
啓示でも、株価が持続的に安定し株価による投資メリットが少なくなれば、投資基準が環境保全にシフトするというものもありました。
投資基準の変換も、仕組として環境改善に大きくつながる可能性があります。
(これまでも、フロンガス廃止や再生紙利用、植樹、スチール缶、家電リサイクルなど、関係者の取組により、すっかり定着した取り組みもあります。そういう取り組みを増やし、社会、国が、推進する仕組をつくり広げることは大切と考えます。)
1973年の石油危機時のアメリカの予測では、1987年のエネルギー消費予測について44%少なくなったそうです。
燃費の改善、消費電力の改善などにより予想されていたよりは消費を押さえることもできます。
改善できたところもあるという自覚も持ちながら、それを広げていくことは大切だと思います。
比嘉良丸氏の言葉でも、産業の方向性について参考になる内容がありました。
自然は元に戻ろうとする力がありますから、今から人間が手を貸すことによって新たな自然の仕組みを作ります。もとには戻せなくても、新たな自然の仕組みを作ります。環境破壊が進んであきらめる必要はない。人間の智恵と行動によって、新しい環境を作ることも可能なんですよ。人間にはそれだけの能力があります。地球自体も生きようという力があります。
(「いのちの地球よ 永遠にあれ」比嘉良丸著 P151より)
環境負荷の少ない技術を広げ、計画を立て、持続的に実施する仕組をつくることが本当に必要な時期に入っているのを感じます。
技術と制度を広げることだと思います。
これは、逆に言えば、人間が地球をこれ以上破壊するのなら、人間が淘汰されかねないという意味もあります。
「地球が人間を、未来を託す存在ではなく、命を絶滅に追い込む存在と判断する」そうです。
(「聖書の暗号とスピリットからの啓示」 比嘉良丸著p36より)
戦争や核戦争で地球を破壊した後、人間は感染症などにより淘汰されるという内容もあります。
かつて恐竜は、繁栄を極めましたが、地球の資源を食い尽くしかねなかったため、隕石が落ち、絶滅したという説があります。(少なくとも、メキシコに隕石が落ち、恐竜が絶滅したことは、事実です。)
同じ運命をたどらないためにも、人類ができる技術や取り組みで、命たち、人間、互いが存続することが求められていると考えます。
下記に、30日の御言葉について示しておきます。(このような命との共存を内容とするものが多いです)
年越しと新年の動画についてと日々の祈りに伝えられた御言葉
2017.01.03.10:00 年度末30日の御言葉 括弧はこちらでいれました。
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-2952.html
(人間以外の)命達にとってのこの星もまた楽園
人間以外のもの達にとって ここで生きゆくのが 全てであり
ここで生きゆくこと ここでしか 生きゆくことが出来ないこと
ここが命の本(もと)であり 命のふるさとであり 自分のふるさとであり 自分の家であり 自分の故郷であり 自分が 命を次に託し続けゆくことの出来る 大切なる場所である
それを 人間の身勝手さにより 人間の我儘 人間の勝手さにより 壊してはいけない
いや その行為こそが 人間もまた その 被害を被ることになりゆき 未来を 自らの手で 潰し続けていることも忘れてはいけない
命達と共に歩みゆく未来を 創りゆくことが出来るように
命達が共に住みゆく環境を 創りゆくことが出来るように
しいてはそれが 人間達が生きゆく未来 人間達が住みゆく環境 人間達が生きゆく地球を創りゆくことになる
(人間以外の)命達を忘れてはいけない
いや 自らもまた その命達の仲間であることも 忘れてはいけない
忘れてはいけないことは 数多くある
しかし人間は 忘れ続けてしまう
それならば (人間以外の命達を)忘れないようにしゆくこと 思い出し続けゆくこと 記憶の彼方に させないようにすること
基本となりゆくように 生きゆく術であるように 生活の基本であるように 命の基本であるように
(人間以外の命達を)忘れ続けないように 自らに叩き込み続けゆくことが 大切である
環境を良い方向へ変えていくことの大切さ、今がその大事な時期であることを知ってほしいと思います。
人間なら、しっかり力を発揮すれば、できるということだと思います。
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.C記載の記事です。(啓示の御言葉含む)