南沙、西沙諸島(南シナ海)の問題について
- 2017/02/13
- 10:47
最近、南シナ海での緊張化、中国の動きに対して、ASEANが足並みが整わない事情、それに向けて行ってきている中国の戦略について、報道がありますので、その一部を示したいと思います。
本当は、ASEANが分裂せず、一つになり、国際司法裁判所の判決や、 2002年11月の中国とASEAN間の「南シナ海の行動宣言」を、ASEAN関係国が協力し、宣言、主張を継続することなどが大切だと考えます。
1対1でなく、1対ASEANなどで、客観性を持った形で訴えることより、国際的に認められる形で、関係国を味方につけることができます。
情報収集を含め、そういうことを粘り強く、協力して続けていくことが今、とても求められています。
中国といろいろバランスを考え、距離を置いたり、対話したりしているフィリピンなどの動きがキーになってくる可能性もあります。
危機を認識し、フィリピンはじめ、ASEANが一つになり、緊張回避に向けて動いてほしいと思います。
啓示でも、2020年頃の中東での戦争を起こす前に、先だって南シナで戦争を起こす動きもあるということですので。
戦争を起こそうとする者達が、どの国を取り込み、混乱、緊張をつくろうとしているか含め、ASEAN各国、日本、台湾、韓国などが、真剣に情報共有に努め、緊張の抑止、回避のために協力して動いていくことが大切な時代に入っています。
現状の、裏で起こりつつあることと、対応策のヒントも、過去の啓示で示されていたので再掲します。(下記)
サハリン:コルサコフにて伝えられた御言葉 2016.07.13 記事より
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-2770.html
これについての解説記事
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-71.html
・アジアでの中国との戦争を止める事が出来るのかという事について
もたもたしているまに 既成事実を作られてゆくぞ
何を隠そうとしているのかを 突き止める事は 要にもなろう
もとより中国は戦争をじさない覚悟ではあるが 戦争せずとも 上手く使ってくるであろう
理由を色々とつけ いいように扱おうとしてくるが
そこを他の国々が 何をどう受け止め 何をどう訴えてゆくのか 社会 世界に
正攻法でいっても難しい 上手く立ち回ってゆかなければいけない
小さな国々が 小さな実情を伝え合う事によって
その情報公開がなされてゆき 世界への訴えにもなりゆく
自分がなんでも出来ると思い 高をくくると痛い目にあう
今こそ 低姿勢になり 各国の共同体 取り組み 結びを作り
アジアとして まとまる時でもある
支配下と取るのか 仲間と取るのか この対応いかんによって
日本の品格が計られる
これも踏まえ、最近のASEAN分断も視野に入れた支援についての記事を示しておきます。
カンボジアはインドシナ半島の真ん中に位置し、ベトナム、ラオスなどを包囲する形にも位置することから、羊腸地になります。しかも報道の通り、カンボジアのGDPの5%もの額の支援を行っているそうです。中国への支援なしでは回らなくなってくるかと思われます。その意味でも、投資をかなり戦略的に行っていることが分かります。
これまで、中国は、ASEANを分断していくと思われる支援、政策を行ってきました。
最後の参考リンクより
下記記事より抜粋などします。
中国がカンボジアに国家予算の5%もの「爆援助」 週刊ポストセブン2017.02.05 16:00 より http://www.news-postseven.com/archives/20170205_490315.html
南シナ海を自らの版図に組み込むべく、中国人民解放軍は人工島増設を進めている。国際秩序をかき乱す暴挙に他ならない。一方で、東南アジア諸国(ASEAN)が一枚岩で抗議できないのは、中国が彼らの急所を握っているからでもある。このたびジャーナリストの安田峰俊氏が訪れたカンボジアは、 まさにいま中国に喰われようとしている。
ここはカンボジアの首都、プノンペンだ。かつて泥沼の内戦に苦しんだ同国だが、近年は目覚ましい勢いで復興が進み、毎年7%以上のGDP成長率を誇る「東南アジア最後のフロンティア」として注目を集めている。1990年代初頭、明石康氏を代表とするUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)が国内の混乱を収拾し、その過程で邦人2人が殉職するなど日本との縁も深い。
2010年は、中国の対カンボジア年間援助額が、従来最大の援助国・日本の額を上回った年だ。以前はODAを受け取る側だった中国だが、ここ10年ほどで開発途上国を対象に「爆援助」を展開。中国の対カ年間援助額はその後も伸び続け、2014年度には日本の約2.7倍に達した。
大部分が無償援助である日本に対し、中国の援助は9割が有償借款(つまり借金)となっている。現在のカンボジアはそんな中国のカネに「国家予算の約5%」(JICA関係者談)を頼る状況である。
カンボジアは中国の意のままに動いている 内畠嗣雅【一筆多論】
産経新聞 2016.9.17 07:18更新
http://www.sankei.com/column/news/160917/clm1609170007-n1.html
南シナ海での中国の主張を全面的に退けた7月の仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の裁定について、勝訴したフィリピンなど沿岸国を含む、肝心の東南アジア諸国連合(ASEAN)は、支持を打ち出すことができなかった。
外相会議の段階で、フィリピンなどが「裁定を歓迎」と明記するよう主張したが、カンボジアがかたくなに反対したという。
仲裁裁判所の判断は、中国の強引な海洋進出に歯止めをかける手立てとなり、日本や米国は裁定の尊重を訴えている。南シナ海は世界経済の大動脈であり、日米が安定に関与するのは当然だ。だが、ASEANが黙っているのだから、裁定を「紙くず」とする中国はほくそ笑んでいるだろう。
それにしても、近年のカンボジアは、中国寄りの姿勢が際立つ。議長を務めた4年前のASEAN外相会議は、南シナ海の領有権問題を取り上げることをカンボジアがいやがり、共同声明を出せないという失態を演じた。単に「親中国」というより、中国の意のままに動いているかのようだ。
ASEANは全会一致を大原則としている。一国でも反対すれば、意思決定に反映されない。中国の外交攻勢はASEAN各国に及ぶが、絶対に味方となる一国があれば、不利な決定は防げるのだ。
その一国としてカンボジアは格好の存在だろう。千年の中国支配を受けたベトナムや、同国を含め南シナ海で領有権を争う国々とは異なり、中国への警戒感が薄い。中国に過度に依存し、援助や資本、労働力が国内にあふれても、さほど心配にならない。(中略)
ASEANでは、ミャンマーが民政復帰を果たしたが、軍の影響力を温存した憲法を抱えなお不安定だ。隣国タイは軍政であり、ベトナム、ラオスは中国と同じ、一党独裁である。(以下略)
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.Cの情報紹介などです。
本当は、ASEANが分裂せず、一つになり、国際司法裁判所の判決や、 2002年11月の中国とASEAN間の「南シナ海の行動宣言」を、ASEAN関係国が協力し、宣言、主張を継続することなどが大切だと考えます。
1対1でなく、1対ASEANなどで、客観性を持った形で訴えることより、国際的に認められる形で、関係国を味方につけることができます。
情報収集を含め、そういうことを粘り強く、協力して続けていくことが今、とても求められています。
中国といろいろバランスを考え、距離を置いたり、対話したりしているフィリピンなどの動きがキーになってくる可能性もあります。
危機を認識し、フィリピンはじめ、ASEANが一つになり、緊張回避に向けて動いてほしいと思います。
啓示でも、2020年頃の中東での戦争を起こす前に、先だって南シナで戦争を起こす動きもあるということですので。
戦争を起こそうとする者達が、どの国を取り込み、混乱、緊張をつくろうとしているか含め、ASEAN各国、日本、台湾、韓国などが、真剣に情報共有に努め、緊張の抑止、回避のために協力して動いていくことが大切な時代に入っています。
現状の、裏で起こりつつあることと、対応策のヒントも、過去の啓示で示されていたので再掲します。(下記)
サハリン:コルサコフにて伝えられた御言葉 2016.07.13 記事より
http://mirokumusubi.blog115.fc2.com/blog-entry-2770.html
これについての解説記事
http://inorinowa2.blog.fc2.com/blog-entry-71.html
・アジアでの中国との戦争を止める事が出来るのかという事について
もたもたしているまに 既成事実を作られてゆくぞ
何を隠そうとしているのかを 突き止める事は 要にもなろう
もとより中国は戦争をじさない覚悟ではあるが 戦争せずとも 上手く使ってくるであろう
理由を色々とつけ いいように扱おうとしてくるが
そこを他の国々が 何をどう受け止め 何をどう訴えてゆくのか 社会 世界に
正攻法でいっても難しい 上手く立ち回ってゆかなければいけない
小さな国々が 小さな実情を伝え合う事によって
その情報公開がなされてゆき 世界への訴えにもなりゆく
自分がなんでも出来ると思い 高をくくると痛い目にあう
今こそ 低姿勢になり 各国の共同体 取り組み 結びを作り
アジアとして まとまる時でもある
支配下と取るのか 仲間と取るのか この対応いかんによって
日本の品格が計られる
これも踏まえ、最近のASEAN分断も視野に入れた支援についての記事を示しておきます。
カンボジアはインドシナ半島の真ん中に位置し、ベトナム、ラオスなどを包囲する形にも位置することから、羊腸地になります。しかも報道の通り、カンボジアのGDPの5%もの額の支援を行っているそうです。中国への支援なしでは回らなくなってくるかと思われます。その意味でも、投資をかなり戦略的に行っていることが分かります。
これまで、中国は、ASEANを分断していくと思われる支援、政策を行ってきました。
最後の参考リンクより
下記記事より抜粋などします。
中国がカンボジアに国家予算の5%もの「爆援助」 週刊ポストセブン2017.02.05 16:00 より http://www.news-postseven.com/archives/20170205_490315.html
南シナ海を自らの版図に組み込むべく、中国人民解放軍は人工島増設を進めている。国際秩序をかき乱す暴挙に他ならない。一方で、東南アジア諸国(ASEAN)が一枚岩で抗議できないのは、中国が彼らの急所を握っているからでもある。このたびジャーナリストの安田峰俊氏が訪れたカンボジアは、 まさにいま中国に喰われようとしている。
ここはカンボジアの首都、プノンペンだ。かつて泥沼の内戦に苦しんだ同国だが、近年は目覚ましい勢いで復興が進み、毎年7%以上のGDP成長率を誇る「東南アジア最後のフロンティア」として注目を集めている。1990年代初頭、明石康氏を代表とするUNTAC(国連カンボジア暫定統治機構)が国内の混乱を収拾し、その過程で邦人2人が殉職するなど日本との縁も深い。
2010年は、中国の対カンボジア年間援助額が、従来最大の援助国・日本の額を上回った年だ。以前はODAを受け取る側だった中国だが、ここ10年ほどで開発途上国を対象に「爆援助」を展開。中国の対カ年間援助額はその後も伸び続け、2014年度には日本の約2.7倍に達した。
大部分が無償援助である日本に対し、中国の援助は9割が有償借款(つまり借金)となっている。現在のカンボジアはそんな中国のカネに「国家予算の約5%」(JICA関係者談)を頼る状況である。
カンボジアは中国の意のままに動いている 内畠嗣雅【一筆多論】
産経新聞 2016.9.17 07:18更新
http://www.sankei.com/column/news/160917/clm1609170007-n1.html
南シナ海での中国の主張を全面的に退けた7月の仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)の裁定について、勝訴したフィリピンなど沿岸国を含む、肝心の東南アジア諸国連合(ASEAN)は、支持を打ち出すことができなかった。
外相会議の段階で、フィリピンなどが「裁定を歓迎」と明記するよう主張したが、カンボジアがかたくなに反対したという。
仲裁裁判所の判断は、中国の強引な海洋進出に歯止めをかける手立てとなり、日本や米国は裁定の尊重を訴えている。南シナ海は世界経済の大動脈であり、日米が安定に関与するのは当然だ。だが、ASEANが黙っているのだから、裁定を「紙くず」とする中国はほくそ笑んでいるだろう。
それにしても、近年のカンボジアは、中国寄りの姿勢が際立つ。議長を務めた4年前のASEAN外相会議は、南シナ海の領有権問題を取り上げることをカンボジアがいやがり、共同声明を出せないという失態を演じた。単に「親中国」というより、中国の意のままに動いているかのようだ。
ASEANは全会一致を大原則としている。一国でも反対すれば、意思決定に反映されない。中国の外交攻勢はASEAN各国に及ぶが、絶対に味方となる一国があれば、不利な決定は防げるのだ。
その一国としてカンボジアは格好の存在だろう。千年の中国支配を受けたベトナムや、同国を含め南シナ海で領有権を争う国々とは異なり、中国への警戒感が薄い。中国に過度に依存し、援助や資本、労働力が国内にあふれても、さほど心配にならない。(中略)
ASEANでは、ミャンマーが民政復帰を果たしたが、軍の影響力を温存した憲法を抱えなお不安定だ。隣国タイは軍政であり、ベトナム、ラオスは中国と同じ、一党独裁である。(以下略)
上記はミロク会・政治経済記事を担当しているA.Cの情報紹介などです。